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2021-04-08

メソポタミアとインダスの間2

一応、こんな本も出ていますね。
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メソポタミアとインダスのあいだ:
知られざる海洋の古代文明 (筑摩選書)
後藤 健
(著)
筑摩書房 (2015

<メソポタミアとインダス両文明は農耕で栄えた。
だが二つの文明誕生の影には知られざる非農耕文明が存在した。
物流と技術力で繁栄した「交易文明」の正体に迫る>

<大河の恵みを受け、メソポタミアには人類最古の文明が誕生した。
そこは農産物こそ豊富だったが、木材、石材、金属などの必要物資はほとんどなく、
すべて遠隔地からの輸入に頼っていた。
輸送を担ったのはアラビア湾の海洋民たちである。
彼らは湾内に拠点を構え、遠くメソポタミアからイラン、インダス河流域まで出張して取引し、巨富を得ていた。
一大交易ネットワークを築き上げた湾岸文明の実態がいま明かされる。
考古学の新しい成果に文献史学の知見を援用し、
農耕文明を中心とする従来の古代文明論に挑戦する大胆な書。 >
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480016324/

こちらにも紹介されています。
メソポタミアとインダスの間、知られざる「湾岸文明」の話
https://55096962.at.webry.info/201602/article_16.html
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2021-02-07

川田順造氏の眼差し 2

川田先生、江戸まで手を延ばしておられるんですか!
下町のお生まれだったんですね。
面白そう!

川田順造 『江戸=東京の下町から 生きられた記憶への旅』
(岩波書店, 2011年)

人類学を専門とする著者は、東京の下町・深川の生まれ。幼少時からの体験、地域に生きる人々への聞き書き、衣食住の伝承から町人文化への考察、パリとの比較など、長年にわたり熱意を持って調査・研究を続けた結果、個人史と普遍的な人類学的視点が交錯する、画期的な東京=下町文化論が誕生した。東京の歴史と未来を考えるための必読の書。

目次

あたしの「川向う」―集合的記憶の場としての「地域」
第1部 江戸=東京が記憶するもの(立ちのぼる声たち;運ぶ川、結ぶ橋 ほか)
第2部 江戸=東京下町はどのように描かれたか(川と橋のある街;『助六』をめぐって ほか)
第3部 川に生きる―連続と断絶(川に生きる―パリとの対比で;海辺の都市、江戸=東京 ほか)
第4部 江戸=東京の生きられた自然(自然とのつきあい方―江戸=東京人の場合;江戸=東京人の季節感と「行動文化」 ほか)
第5部 災害のなかの江戸=東京下町(荒ぶる自然に、心を託す;「荒ぶる自然」と「みやびな自然」再考 ほか)
「地域」から「国家」を眺める

https://www.iwanami.co.jp/book/b264070.html
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784000222860

2021-01-28

気になる本のメモ-感染症

こういう時だから、どうしても気になってしまうジャンル

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『WHOをゆく』: 感染症との闘いを超えて
尾身 茂
医学書院 2011

<著者の尾身茂氏は、WHOアジア西太平洋地域における小児麻痺(ポリオ)根絶の立役者。また21世紀最初の公衆衛生の危機となったSARS対策でも陣頭指揮をとり、日本に戻ってからは新型インフルエンザ対策で活躍した。『公衆衛生』誌の連載をもとにした本書であるが、3.11後の医療・社会について加筆されている。本書は、まさに感染症と闘い続けた尾身氏の奮闘記。志とは? 覚悟とは? 己との格闘とは?>
https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/81931

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感染症の日本史
磯田道史
(文春新書)2020

<歴史上、最も多くの命を奪ってきた脅威、パンデミック。
一級の歴史家が、平安の史書、江戸の随筆、百年前の政治家や文豪の日記などから、
日本人がいかにパンデミックと対峙してきたか...>

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病が語る日本史
酒井 シヅ
(講談社学術文庫) – 2008/8/7

<古来、日本人はいかに病気と闘ってきたか。
人骨や糞石には古代の人々が病んだ痕が遺されている。
結核・痘瘡・マラリアなどの蔓延に戦いた平安時代の人々は、それを怨霊や物の怪の祟りと考え、その調伏を祈った。
贅沢病といえる糖尿病で苦しんだ道長、
胃ガンで悶え死にした信玄や家康。
歴史上の人物の死因など盛り沢山の逸話を交え綴る病気の文化史。 >

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人類と感染症の歴史
加藤 茂孝
丸善出版 (2013)

<有史以来,人類は感染症に怯え,死と闘ってきた。
今日,人は病原性微生物,得体の知れないものへの怯えから解放されたと錯覚する。
本書は,人類の歴史における悲惨な感染症の今日的視点・影響と科学・医学の進歩によって
それを減少化・克服してきた歴史,現在から将来への課題を鋭く提言する。
また微生物の歴史での著名人の通説を今日的視点で問い直し,
本当にそうであったのか,また作られた伝記を当時交資料と証言により解き明かし,
歴史物語に終らぬ,現在も続くわが国のワクチン行政の課題を浮き彫りにする。>

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感染症の世界史
石 弘之
(角川ソフィア文庫) – 2018

<地上最強の地位に上り詰めた人類にとって、感染症の原因である微生物は、ほぼ唯一の天敵だ。
医学や公衆衛生の発達した現代においても、
日本では毎冬インフルエンザが大流行し、
世界ではエボラ出血熱やデング熱が人間の生命を脅かしている。
人が病気と必死に闘うように、彼らもまた薬剤に対する耐性を獲得し、強い毒性を持つなど進化を遂げてきたのだ。
40億年の地球環境史の視点から、人類と対峙し続ける感染症の正体を探る。>
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疫病と世界史 上下
ウィリアム・H. マクニール ),
(中公文庫 マ 10-1/10-2) – 2007
Plagues and Peoples, (Anchor Press, 1976).  William H. McNeill
<アステカ帝国を一夜にして消滅させた天然痘など、
突発的な疫病の流行は、歴史の流れを急変させ、文明の興亡に重大な影響を与えてきた。
紀元前五〇〇年から紀元一二〇〇年まで、人類の歴史を大きく動かした感染症の流行を見る。
従来の歴史家が顧みなかった流行病に焦点をあてて世界の歴史を描き出した名著。
「中国における疫病」を付す。詳細な註、索引付き。 >

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感染症の中国史 公衆衛生と東アジア
飯島渉
著 (中公新書) 2009

<一九世紀末、列強に領土を蚕食されるなか、
中国では劣悪な栄養・衛生状態、海外との交流拡大によって、感染症が猛威を振るう。
雲南の地方病であったペストは、香港や満洲に拡大し、世界中に広がることになる。
中国は公衆衛生の確立を迫られ、モデルを帝国日本に求める。
本書は、ペスト、コレラ、マラリアなどの感染症被害の実態、
その対応に追われる「東亜病夫」と称された中国の苦悩とその克服に挑む姿を描く。

日清戦争の頃に主に香港で流行したペストは、北米やアフリカなど、世界中で流行していたが、
この蔓延は汽船交通ルートの整備が進んだことで人の移動が増えたことが大きな要因だった。
コレラはもとはインドで流行していた感染症だったが、
清とイギリスの間に勃発したアヘン戦争が中国への感染ルートだった。
イギリス軍兵士の多くが当時イギリス領だったインドから召集された兵士だった>

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身体の植民地化――19世紀インドの国家医療と流行病
デイヴィッド・アーノルド
(著), 見市 雅俊 (翻訳)
みすず書房 (2019
COLONIZING THE BODY  David Arnold
<19世紀から20世紀初頭にかけて、つぎつぎに襲来する天然痘、コレラ、ペスト。
大英帝国の支配下、インドで展開する医療政策の分析をとおして、
植民地権力と在地社会との関係性を明らかにする。 >

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飢饉・疫病・植民地統治―開発の中の英領インド―
脇村 孝平
名古屋大学出版会| 2002/2/25

<英領期における飢饉と疫病被害の深刻な様相は、なにゆえに生じたのか?
灌漑用水路や鉄道の発達、都市化などの開発がもたらした疾病環境の悪化を、
社会経済的変動に即して描き出すとともに、
植民地政府の対応をも詳細に叙述、英領期インド社会への新たな視野を開いた力作。>

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疾病・開発・帝国医療
-アジアにおける病気と医療の歴史学
見市 雅俊 編,斎藤 修 編,脇村 孝平 編

2001年08月27日
東京大学出版会(2001/08発売)

2020-12-08 アジアにおける病気と医療の歴史学

2021-01-27

地図で見るシリーズ

いつの間にか、色々でていました~。
面白そうです~。
こういうのはだいたいフランスが元ネタなんですよね。
フランス地味にすごい。

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地図で見る中東ハンドブック
ピエール・ブラン , ジャン=ポール・シャニョロー
原書房 2020
Atlas du Moyen-Orient : Aux racines de la violence
Pierre Blanc
Jean-Paul Chagnollaud
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地図で見るアラブ世界ハンドブック
マテュー ギデール
原書房 2016
Atlas des pays arabes: Un monde en effervescence
Mathieu Guidere
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地図で見るイスラエルハンドブック
フレデリック・アンセル 原書房 2020
Atlas géopolitique d'Israël
Frédéric Encel

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地図で見るバルカン半島ハンドブック
アマエル・カッタルッツァ (著), ピエール・サンテス 2017
Atlas géopolitique des Balkans : Un autre visage de l'Europe
Amaël Cattaruzza
Pierre Sintès

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地図で見る東南アジアハンドブック
ユーグ・テルトレ 2018
Atlas de l'Asie du Sud-Est
Tertrais Hugues
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地図で見るインドハンドブック
イザベル・サン=メザール 2018
Atlas de l'Inde : Une nouvelle puissance mondiale
Isabelle Saint-Mézard

原書房
http://www.harashobo.co.jp/book/b497439.html
http://www.harashobo.co.jp/book/b369188.html

2021-01-02

気になる本のメモ~コロンブス以前

『史上最悪のインフルエンザ』の記事を探していたら、またこ面白そうな本を見つけてしまった。

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1491―先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
チャールズ・C・マン,
【著】〈Mann,Charles C.〉/布施 由紀子【訳】
NHK出版(2007/07発売)

<1492年にコロンブスが到達した新世界については、誰もが知っている。
わずかな狩猟採集民族が暮らす動植物の楽園で、文明など存在しなかったのだ、と。
実際は、いくつもの都市が築かれ、ヨーロッパより大きな人口を擁し、
さまざまな言語と文化が入り乱れていた。
ただひとつ、新世界に欠けていたもの―それは旧世界の病気に対する免疫力だったのだ。
最新の発掘と研究で明らかにされる、アメリカ大陸文明の全貌。>

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1493――世界を変えた大陸間の「交換」
チャールズ・C・マン
(著), Charles C. Mann (原著), 布施 由紀子 (翻訳)
紀伊國屋書店 (2016/2/25)

< 銀、病原菌、タバコ、じゃがいも、ミミズ、ゴムノキ、そして人間―
コロンブスのアメリカ大陸到達後、これらが世界を行き交いはじめた。
敏腕ジャーナリストが、厖大な文献と綿密な取材をもとに、
激動の世界をいきいきと描き出した圧巻のノンフィクション。前作『1491』に引き続き全米ベストセラー!

【著者】チャールズ・C・マン (Charles C. Mann)
ジャーナリスト、サイエンスライター。
「アトランティック・マンスリー」誌、「サイエンス」誌などに特集記事を寄稿。
米国物理学会、アルフレッド・P. スローン財団などの機関から数々の賞を受賞している。
前作『1491――先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見』(NHK出版、2007年)は全米の話題をさらい、
米国科学アカデミー・コミュニケーション賞を受賞。
続編となる本書『1493』もベストセラーとなり、「タイム」誌の2011年度ベスト・ノンフィクション部門で第1位を獲得した。>

<南北アメリカ大陸と、ユーラシア大陸とが大きく繋がった、
クリストファー・コロンブス(作中ではコロンと表記)の
1492年の新世界到達。それ以降、新旧両世界では動植物に
始まり、人類・病原体・貴金属・武器などが奔流のように
行き来するようになる―いわゆるコロンブス交換。
本書はそのコロンブス交換を詳述した大著>

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ヨーロッパの帝国主義: 生態学的視点から歴史を見る
アルフレッド・W. クロスビー
(著), Alfred W. Crosby (原著), 佐々木 昭夫 (翻訳)
(ちくま学芸文庫) 筑摩書房 (2017/4/6)
Ecological Imperialism: the Biological Expansion of Europe, 900-1900
<ヨーロッパ世界による南北アメリカ,オーストラリア等への進出は,
現地の生態系にとって何を意味したか.
家畜や鳥,あるいは穀物や樹木は,
白人の侵入によってどのような変化を強いられ,天然痘などの感染症はどう広がったか.
ヨーロッパの「成功」を可能にした重要な要因としてのエコロジーに光をあてつつ10世紀以後の世界史を描きなおす.

<15世紀末の新大陸発見以降、ヨーロッパ人はなぜ次々と植民地を獲得できたのか。
病気や動植物に着目して帝国主義の謎を解き明かす。解説 川北稔

南北アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドといった温帯には、ヨーロッパに由来する住民が多い。
これらの地域へのヨーロッパ人の進出―帝国主義は、なぜ成功したのか。
その謎は生物学的・生態学的考察を抜きにしては解き明かせない。
本書は、「雑草」「野生化した家畜」「ヒトと結びついた微生物」の三つが、
軍事力以上にヨーロッパ人の席捲を後押ししたことを巧みな叙述で実証する。
10世紀以降の世界史を壮大な視野から描きなおした歴史学者クロスビーの代表的名著。
文庫化にあたっては、原著第2版の序文を新たに訳出した。>

クロスビー,アルフレッド・W.
1931年、アメリカ合衆国・ボストンに生まれる。1961年、ボストン大学にて博士号取得。
ワシントン州立大学、テキサス大学をはじめ、多くの大学で教鞭を執りつつ、研究を行う。
現在、テキサス大学オースティン校名誉教授。専門はアメリカ史、地政学、生態学的歴史学

佐々木/昭夫
1933‐2009年。東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒、同大学院比較文学比較文化博士課程中退。
東北大学名誉教授。専攻は比較文学・比較文化学
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史上最悪のインフルエンザーー忘れられたパンデミック【新装版】
アルフレッド・W・クロスビー
(著), 西村 秀一 (翻訳)
みすず書房; 新装版 (2009/1/7)
America's Forgotten Pandemic: the Influenza of 1918,
<1918年の感染爆発と社会構造の相関を描くパンデミック問題の基本書。
訳者解説を更新した新装版。
少なく見積もっても2500万人以上の死者を出したといわれる、1918-1919年のインフルエンザ(通称「スペインかぜ」)。
本書は社会・政治・医学史にまたがるこの史上最大規模の疫禍の全貌を明らかにした感染症学・疫病史研究の必読書。
この新装版には訳者による最新の解説「パンデミック・インフルエンザ研究の進歩と新たな憂い」が付され、
発生が近いといわれる新型インフルエンザ、
およびそのパンデミック(汎世界的流行)対策の現状に引きつけた史実の読解が促されている。

著者クロスビーは本書で、世界情勢と流行拡大の関連のようなマクロな事象から一兵卒の病床の様子まで、
1918年のパンデミックの記録を丹念に掘り起こしている。
特に大都市での流行が「グランギニョール的カオス」に至る様は、読者のこの病への畏怖を新たにさせずにはいられない。

しかしインフルエンザの真の恐ろしさは、
罹患者数の莫大さによって実はけっして少なくない死者数が覆い隠され、
「みんなが罹り誰も死なない」病として軽んじられることにあると著者は警告する。
大震災と同じく歴史上数十年の間隔を置いて繰り返しているパンデミックに備え、
改めて史上最悪のインフルエンザの記憶をたどり、
社会あるいは個人レベルの危機管理の問題点を洗い直すうえで必備の一冊。>
プロフィール

アシーン

Author:アシーン
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