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2023-11-16

海賊と呼ばれた男

これも山崎貴監督作品で、前からすごく気になっていたんですが,なかなか観るタイミングがなくて、第二弾。
勢いに乗って続けて観ちゃいました~
面白かったです~!

「あのお金はお前に貸したんじゃない。あげたんだよ」
「良い夫婦になるには、旦那の苦労を一緒に背負ってくれる人を見つけることだな。旦那も妻の苦労を一緒に背負う覚悟を持たなくてはならん。」
「落ちてるものはいつでも拾える。でもお前はもっと大きなものを見ているんじゃろ?」
近藤正臣さん最高です~!
皆さん、ものすごく濃厚な演技で、特撮や映像も迫力で魅入りました。
MnCalledPirate2016.jpg

監督:山崎貴 2016年
出演:岡田准一 吉岡秀隆 染谷将太 綾瀬はるか 堤 真一 近藤正臣 國村 隼 小林 薫 鈴木亮平 野間口徹

「出光興産創業者の出光佐三氏をモデルにしたといわれる主人公・国岡鐵造を岡田が演じ、吉岡秀隆、染谷将太、綾瀬はるか、堤真一ら豪華キャストが共演する。主要燃料が石炭だった当時から、石油の将来性を見抜いていた国岡鐡造は、北九州の門司で石油業に乗り出すが、国内の販売業者や欧米の石油メジャーなど、様々な壁が立ちふさがる。それでもあきらめない鐡造は、型破りな発想と行動で自らの進む道を切り開いていく。やがて石油メジャーに敵視された鐡造は、石油輸入ルートを封じられてしまうが、唯一保有する巨大タンカー「日承丸」を秘密裏にイランに派遣するという大胆な行動に出る。それは当時のイランを牛耳るイギリスを敵に回す行為だったが……。」https://eiga.com/movie/83442/
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2023-10-30

『どうする家康』38-41

足利義昭がかっこよかったです~
何より、秀吉の変化が凄味がありました。ムロさん本当に素晴らしかったです!
そして三成の頑なさ…残念でなりません。
要所要所で正信の活かし方が面白い

第38回「唐入り」 1008

「日ノ本の大名をひとつにするには、大きな夢を見させねばならぬ」
「狐に取り憑かれている…」

「父上様だと思って…お慕いしてもようございますか?」
「…殿下に取り憑いた狐がいると噂を耳にいたしました。我が殿にも取り憑いてはなりませぬゆえ…」
「狐を見つけたら退治しようと」

「目を覚ませ。惨めぞ、猿!」

「将軍だった頃はな…この世の一番高い山の天辺に立っているようでな。
下々の者がよく見えた。何もかもわかっておった!…そう、思い込んでおった」
「だが…実のところはまったく逆でな、霞がかって何も見えておらん。「てっぺんはひとりぼっちだ。」
「信用する者を間違えてはならんのう」

「あれにな~んも与えてやれんかったでよ。あれはもう、自分でもわからんようになっとるんだわ…
自分が本当は何が欲しかったんだか…」

第39話「太閤、くたばる」  1015

「世の安寧…など、知ったことか。天下なんぞどうでもええ。
秀頼が幸せ…なら、無事に暮らしていけるならそれでええ」
「どんな形でもええ…ひでえことだけはのう、しねえでやってくれ、のう、頼む…」
「ああ…天下はどうせおめえに取られるんだろう」

こんなめちゃくちゃにして放り出すのか!!」
「ああ、そうじゃ。なーんもかんも放り投げてわしはくたばる。
あとはおめえがどうにかせえ!」

「わしは…おめえさんが好きだったに…」

「天下を引き継いだのはそなたである」「まことに…見事であった」
「すまんのう…」
「うまくやりなされや」

何もかも欲しがるまま手に入れ、何が欲しかったかも分からなくなってしまった男が、その果てに、ぐちゃぐちゃになった天下ごと(愛息でなく)家康に全責任放り投げ死んでいく、ある種の勝ち逃げ。

40 「天下人家康」1022

「…あの子も真っ直ぐすぎる。世の中は歪んでおるものなのに」
「あの人がわやくちゃにして逝ってまったのがいかんのだわ。
最後までやりたい放題、勝手な人だったわ…」

第41話「逆襲の三成」1029

「…狸はつらいのう」
「気張れや、狸、ポンポコポーン」

ウィリアム・アダムス登場
「直江状」

「治部は損得では動かん。己の信念によって生きている。負けるとわかっていても立つかも知れん」

「うつして治る病なら…私にうつせ!!」

「わしは逆臣に仕立てられたか…」

2023-09-30

『どうする家康』

印象に残っているシーンがいっぱい…
登場人物の造型・演出が本当に面白いです

第26話「ぶらり富士遊覧」 0709
勝頼
「行きたい者は何処へでもいくがよい。止めはせん」
「わしは武田信玄が全てを注いだ至高の逸材」
「たとえ、一人になろうとも五万の敵を打ち破ってみせようぞ」
穴山梅雪
「…無論、武田家と甲斐の領民を守るため拙者は…!
拙者に出来る役目を…果たして見せまする」

茶屋四郎次郎
「商いますます繁盛、この茶屋四郎次郎に用意できぬものはございません!
万事、お任せくださりませ」

於愛
「そのようなこと言うでない。
殿がどんなお気持ちで上様をもてなしておられるか そなたらにわかるのか?」

信長
「あれは変わったな。肚のうちを見せなくなった」「化けおったな」

27話 安土城の決闘 0716
父・信秀
「誰よりも強く!賢くなれ!お主の周りは全て敵ぞ!
誰もがこの、首を狙っておる!身内も家臣も誰も信じるな!信じられるのは、己、ひとり!
それがお主の道じゃ!!」
「身内も家臣も誰も信じるな。信じられるのは己一人!それがお主の道じゃ!」
「どうしても耐え難ければ、心を許すのは、1人だけにしておけ」
「一人だけ…」
「こいつになら殺されても悔いはないと思う友を、一人だけ」

信長
「戦なき世の政は乱世より遥かに困難じゃ。やらねばならぬことが多すぎる。恨め。憎んでもいい。俺を支えろ」
「ならやればいい。本当にお前が俺の代わりをやる覚悟があるなら、俺を討て。
待っててやるさ。やってみろ」

秀吉
「そろそろおらんくなってはくれんか」
「引き返す用意しとけ」

28話 本能寺の変 0723


「兄を、恨んでおいででしょう?」でも、あなた様は安泰」「兄は決して貴方様には手を出しませぬ」
「あなた様は兄のたった一人の友ですもの」

信長
「なんだおまえか」「お前に俺の代わりがやれんのか」

第29話「伊賀を越えろ!」0730

多羅尾さんは純粋に親切だった
百地のキャラがまたすごい
「わしに明智を討たせよ。わしに恩を売れ。恐らくそれがお主にとって最も利となることじゃ」
百地「その口車に乗った!」「お主にかける」

主君を裏切って得た平穏は虚しいと言っていた穴山梅雪、地味にかっこよかった

30話「新たなる覇者」0806

「私は誇り高き織田家の娘じゃ。男のように乱世を駆け巡るのが、我が夢であった。
最後にほんの少し、その真似事ができた。このいくさの総大将はこの市であると心得ておる!!」
「敗軍の将はその責を負うもの。一片の悔いもない。
…織田家は死なぬ。その血と誇りは我が娘達がしかと残していくであろう」
スッと跪く勝家がかっこいい

「徳川殿は嘘つき」「茶々はあの方を怨みます」
「母上の無念は茶々が晴らします」「茶々が天下を取ります」

「私に任せたらいけません」「それもそうじゃな」
お葉と於愛の掛け合いがいい

第32回 「小牧長久手の激闘」0820
「信長様のせいだわ。とんでもねえ軍勢に育ててまった」

第33話「裏切り者」0827

数正
「みっともない訛をわざと使い、無様な猿を演じる…人の懐に飛び込んで人心を操る。
欲しいものを手に入れるためには手立てを選ばぬ、関白までも手に入れた。あれは…化け物じゃ」
「殿。決してお忘れあるな。私はどこまでも殿と一緒でござる」

「…殿にとって私とのことは無用の出来事だったかもしれません。
されど、いずれきっと、この子が殿のお役に立つ日がくると信じて、
今日まで育てて参りました。
この世に無用なことなど、ひとつもございません」

34.話「豊臣の花嫁」0903
旭を演じた山田真歩さん、地味に素敵でした。

於愛「私には難しいことはわかりません。
なれどお方様が目指した世は殿が成さなければならぬものなのでございますか?」
「他の人がいくさなき世を作るならそれでもよいのでは?」

35話 「欲望の怪物」0917

「ありゃ何者じゃ。わしゃ何を産んだんじゃ。とんでもねえ化け物を産んでまったみたいで、おっかねえ」

36話 「於愛日記」0924
しみじみ於愛がよかったです。千代も、なかなか興味深かったです。
稲姫
「私が真田に入り込んで真田を操ればようございます」
彦殿が寝首をかかれたら、私が真田親子の寝首をかきます
「夫婦をなすも、またおなごの戦いと思いりしました 真田家、我が戦場として申し分なし」

千代
「非道なことをさんざんしてきた私の言葉に信用などありますまい…」

2023-09-29

『らんまん』

大変面白かったです~!
オタク要素が満載で、楽しかったです~!
無駄なセリフがない秀逸な脚本、効果的な演出

天衣無縫な「名教館」の学頭・池田蘭光(寺脇康文)(伊藤 蘭林がモデル)
博物館の野田基善( 田辺誠一)と里中芳生(いとうせいこう)
いつも眠そうな田辺さんとサボテン愛のいとうせいこうさんが素敵

自由民権運動家の早川逸馬(宮野真守)や、アメリカを知る中濱万次郎(宇崎竜童)
自由を熱く語る宮野さんは旋風のようで、
「帰ってこん方がよかった」という万次郎の苦悩を表現する宇崎竜童さんが素晴らしくて
万太郎も「本当は、鎖を引きちぎって、野山に行きたい。」と本音を漏らす
「人の一生は短い。後悔はせんように」と言われる

祖母「おまんは捨てたがじゃ ほんなら振り返りな 代わりになにをするかじゃろ
人は全てを持つことらぁできん。何かを選ぶことは何かを捨てることじゃ」

万能の守役・竹雄(志尊淳)の活躍ぶりもかっこよかった

そして東大の教授・田邊彰久(要潤)との出会いのシーンも興味深い
万太郎の英語を聞いて、植物の目録を見て、万太郎を理解するところがすごい。
「君が欲しい、君を歓迎する」「I want you
でもその後の決裂に至る過程は本当にハラハラドキドでした

「私のものになりなさい」
「何を期待してたんだか…」
田邊教授の全てが詰まった言葉。
脚本すごい。

万太郎のむちゃぶり、天然ぶり、人たらしぶりが暴走していて面白い
田辺教授の闇が深そう
と思っていたら…、
万太郎がひどい…田辺教授がかわいそうという展開になってきた
万太郎の傲慢、無神経、わがままが暴走
そりゃあ田辺教授が怒るよ
「土足で入ってきた泥棒」と言われても仕方がない
田邊教授「指導?どうして?うちの学生でもないのに?」
「私はもう持たざるものは数えない」
そして最後に
『槙野に会うことがあったら、私の蔵書は槙野に譲る。私の植物学は終わった――この先は、Mr.Makinoに…』

「逆らってはいけませんよ」と忠告する野宮さんも孤高の姿が尊いし、後に
「生命の神秘は最初からここにある。俺はただそれを見たってだけですよ」
「君が見たいと願うものを、俺も見てみたかった。それだけだったんだよ」
「ここまで連れてきてくれて、ありがとう」

最初は反対していた徳永政市( 田中哲司)も、万葉集の歌で仲良くなって、味方になるし
後に助手として雇ってくれるし、何かとかばってくれるし、世話も焼いてくれるし、最高でした。

自ら石版印刷の技術を習得しようとする執念も興味深かった
元火消で、気風の良い江戸っ子「印刷所」の工場主( 奥田瑛二)
元は浮世絵版画の彫師で絵師( 河井克夫)

植物採集の仕方、新種の認定の仕方の過程も興味深かった

八犬伝オタクの寿恵子も面白い
石版印刷を買っちゃうなんて、予想の斜め上
「だったら、あんたも一緒に駆け上がってみなさいよ」というみえ叔母さん(宮澤エマ)にけてしかけられて、
商売はじめるし、練馬の土地も買っちゃうし

分家の人にも泣かされた
「無理じゃ。こんなでっかいクジラが沈んでいくゆうに、わしみたいな小船、助けに出たところで、諸共沈むき。せめてわしが、もうちっとマシな船ならよかったけんど。ただでさえ、底が抜けちゅうき」

2023-09-27

『VIVANT』

大変面白かったです~!
モンゴルの風景もむちゃくちゃ壮大で
ゲルの内装も素敵で、民族衣装も素敵
千住明さんの音楽も素敵でした~
毎週、ワクワクしながら観てました~
展開の読めない意外性、テンポのよい演出、迫真の演技、脇役たちの際立つ個性
綿密に練られた物語の背景と人物の造型
福澤克雄さん、すごいです。

それでいながら、二重人格にならなくては生きられなかった主人公の壮絶な過去、絶望と悲哀が淡々と語られ
妻子を奪われた父親のやはり凄惨な過去、悲哀と憎しみ、ノコルの存在がベキの救いになったこと
義理の息子の複雑な感情、急に現れた兄への嫉妬、哀しい愛情と絶望もさらりと語られ
それを緩急自在に演じる堺雅人さん、 役所広司さん、林遣都さん、二宮和也さんが本当に素晴らしい

必殺お助けマン・阿部寛さんもむちゃくちゃかっこいいし
手ごわい敵と思っていたバルサーさんが、後半、すごく頼もしい味方になるし、
ドラムのようなかわいい有能キャラ、反則でしょう?

坂東彌十郎さん、かっこいいし
小日向文世さん、思わせぶりがすごい
林泰文(バトラカ)さん、吉原光夫(ピヨ)さんも素敵
河内大和(ワニズ)さんの悪役ぶりもよかった

岡幸二郎(バルカ共和国の検事総長)さん、 大場泰正(バルカ共和国の法務大臣)さんも貫祿たっぷりで
橋爪功さんがお父さんの元上司?
管制官、パイロットの声が、 田中秀幸さん、銀河万丈さん?
贅沢すぎる~!

乃木「こんな幼い子を一人置いていくなんて…あなたに出来るんですか!?」
後になってみると、切実なセリフだったことがわかる。

「スネイプ社といえばスネイプ先生。乃木はオレのハリポタ好きを知っている。…………偉大な先生!」

チンギス「私もその中の一人です、不思議な縁です…テントに支えられていたとは知りませんでしたが…今の警察は、テントの孤児院出身者が殆どです…」

ノコル「お前はなんにも分かってないんだな」の涙のシーンと抱擁シーン、
「寂しいことだよ――憎しみは喜びで消えるほど簡単なことではなかった」
ベキの「この憎悪は消えない」
ベキ「息子に命を奪われるなら本望だ」

「あなたは鵜群の一鶴、眼光紙背に徹す」
「皇天親無く惟徳を是輔く」

無駄なセリフがひとつもない。
(回収されていない伏線は色々ありそうだけど)

宗教描写も興味深かった
・天照大御神、・イスラム教・ドラムのマニ車
・神田明神に毎日行く乃木、・公安の神棚と十字切る鈴木
・4勢力の内戦地域、バルカ、・ベキの八百万の神トーク
それぞれの神がいて尊重しあうことの大切さ

でも一番、印象に残ったのは、フローライトの利益をすべての国民に、というベキの理想。
昨今のアフリカの資源収奪の歴史を見ていると、目の覚めるような一瞬でした。
ノコル、頑張れ!
プロフィール

アシーン

Author:アシーン
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