fc2ブログ

2023-11-11

アフリカン・クイーンズ

これですね。netflixのドラマ
それからアンゴラの映画。面白そう。
でもこちらはポルトガルでDVDが出たらしいけど、入手は難しそう。
africanqueennjinga2023.jpg

アフリカン・クイーンズ: ンジンガ African Queens Njinga
公開年: 2023

ジェイダ・ピンケット=スミスが製作総指揮と語りを務めたドキュメンタリーシリーズ。専門家のインタビューと再現ドラマを交えて、アンゴラ女王にして戦士でもあったンジンガの半生を描く。

出演:ジェイダ・ピンケット=スミス、アデスワ・オニ、フィリップス・ノーティ
https://www.netflix.com/jp/title/81650731
アフリカン・クイーンズ(TVシリーズ)
https://en.wikipedia.org/wiki/African_Queens_(TV_series)

Njinga_QueenAngola2013.jpg

ンジンガ:アンゴラの女王 2013
Njinga: Queen of Angola
「『ンジンガ: アンゴラの女王』 (ポルトガル語: Njinga: Rainha de Angola ) は、セルジオ・グラシアーノ監督による2013 年のアンゴラの歴史大作映画。この映画では、レスリアナ・ペレイラがアンゴラ解放のために戦うニンガ・ムバンディ女王を演じている。

この映画は 17 世紀のアンゴラを舞台に、ンジンガ ムバンディ女王の実話を描いている。
父親が王である間、彼女は軍事戦略の訓練を受けている。彼女の父、兄、甥はそれぞれ交代で民を率いていたが、全員が謎の死を遂げた。その後、ニンガは女王となり、ポルトガルとの戦争を指揮し、オランダの侵略に抵抗した。

アンゴラの映画製作会社センバ・コムニカソンがポルトガル映画の俳優らの協力を得て製作
プロデューサーたちが映画製作のための資金を集めるのに6年かかった。
脚本家のイシルダ・ハーストは、女王と彼女の物語の歴史的背景を調査するのに 2 年半を費やしました。
スタジオは映画のリサーチ中に歴史家に相談しました。撮影はアンゴラのキッサマ国立公園で9週間にわたって行われた

この映画は 2014 年のモントリオール世界映画祭で上映されました。
その後、英国では2014年11月6日にロンドンのフィルム・アフリカ映画祭で初上映され、前売り券はすぐに完売したため、映画はより大きな会場に変更されなければならなかった。
ワシントンDCで開催されたアフリカン・ディアスポラ国際映画祭の期間中に再び上映された。

この映画は、2015 年のアフリカ映画アカデミー賞でレスリアナ・ペレイラの主演女優賞とメイクアップ賞の 2 つの賞を受賞

2013 年11 月 8 日にアンゴラの映画館で公開。ブラジルでは2014 年3 月 12 日に上映、ポルトガルでは2014 年7 月 10 日に上映」
https://en.wikipedia.org/wiki/Njinga:_Queen_of_Angola
https://de.wikipedia.org/wiki/Njinga_Rainha_de_Angola
https://pt.wikipedia.org/wiki/Njinga,_Rainha_de_Angola

セルジオ・グラシアーノ Sérgio Graciano 1975-
ポルトガルの映画監督兼映画製作者
彼はアンゴラに 2 年間滞在し、センバ コムニカソンでフィクションを担当し、アンゴラ映画史上最も視聴された『ンジンガ - ア・ライニャ・デ・アンゴラ』"Njinga - A Rainha de Angola"(2013 年)を監督。この映画はアフリカ映画アカデミーで 2 つの賞を受賞
https://www.imdb.com/name/nm2120491/bio/?ref_=nm_ov_bio_sm
スポンサーサイト



2023-11-09

『ラブ&モンスターズ』

まだまだ知らない映画がある~
しかも最近は配信で観られるんですね~

ブルキナファソ=アフリカ映画の拠点
「ブルキナファソの首都ワガドゥグはアフリカ人の映画のノウハウを集約する拠点として1960年代から活動を開始した。
また、FESPACOは1969年から隔年でここ数年のアフリカ映画のトレンドを集める見本市として機能するようになった。
そして、全アフリカ映画センター(CIPROFILM)、全アフリカ映画社(CINAFRIC)、アフリカ映画教育学院(INAFEC)が設立され、アフリカの映画業界を支えることとなった。

そんなブルキナファソで開催されるFESPACOだが、アフリカ映画を追っている人は要チェックである。
実はこの映画祭のコンペ経験者が、後に大出世することがあるのだ。
直近の例で言えば、第93回アカデミー賞視覚効果賞にノミネートされたNetflix配信作品『ラブ&モンスターズ』。この監督であるマイケル・マシューズは、南アフリカ版西部劇『ファイブ・ウォリアーズ(Five Fingers for Marseilles,2017)』が第26回FESPACOの長編映画部門に選出されている。
グランプリ作品を確認すると、「死ぬまでに観たい映画1001本」掲載作品である『アリ・ザウラ(Ali Zaoua,2000)』や日本でも一般公開された『テザ 慟哭の大地(Teza,2008)』、『わたしは、幸福(フェリシテ)(Félicité,2017)』などが受賞している。
今回の審査員長は『禁じられた歌声(Timbuktu,2014)』のアブデラマン・シサコでメンバーには『アトランティックス(Atlantique,2019)』のマティ・ディオップがいる。」
https://france-chebunbun.com/2021/09/13/fespaco2021lineup/

LoveMonsters2020.jpg
ラブ&モンスターズ(2020)
Love and Monsters
監督:マイケル・マシューズ
出演:ディラン・オブライエン、マイケル・ルーカー、ジェシカ・ヘンウィックエレン・ホルマン、メラニー・ザネッティetc
モンスターと化した生物に世界が支配されてから7年。元恋人との再会を決意した頼りない青年ジョエルは、安全な地下での暮らしを捨て、危険な外の世界を突き進む。
https://france-chebunbun.com/2021/04/17/lovemonsters/
https://www.netflix.com/jp/title/81277430
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%96%26%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA
https://filmarks.com/movies/92829
netflix、アマプラ、Uネクストで配信中
FFMarseilles2017.jpg

『ファイブ・ウォリアーズ』(Five Fingers for Marseilles)2017年
119分/南アフリカ
劇場公開日:2019年3月29日
南アフリカ共和国の西部劇映画。 マイケル・マシューズ監督の長編デビュー作で、出演はヴヨ・ダブラとゼテュ・ドゥロモなど。
生まれ故郷の町を支配するならず者たちと闘う男とその少年時代の仲間たちを描いている。
アパルトヘイト体制下の南アフリカ、暴力的な白人警官が支配する街マルセイユ。
暴力が激しさを増し、住民から希望が失われつつある中、街を守るべく戦っていたのは“ファイブ・フィンガーズ”と呼ばれ、正義感を燃やす5人の少年・少女たちだった。
第14回アフリカ映画アカデミー賞において10部門にノミネートされ、作品賞をはじめ、計5部門で受賞した。
2017年9月に開催された第42回トロント国際映画祭で初上映された。 日本では2019年1月から5月にかけて開催された「未体験ゾーンの映画たち2019」で上映された。
ワガドゥグ映画祭コンペティション作品
https://filmarks.com/movies/82254/reviews/68804637
https://eiga.com/movie/90420/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BA
https://filmarks.com/movies/82254
アマプラ、Uネクストで配信中

マイケル・マシューズ
南アフリカの作家、プロデューサー、監督。
2017 年に監督した『ファイブ フィンガーズ フォー マルセイユ』は、第 14 回アフリカ映画アカデミー賞の最優秀映画部門を受賞
https://en.wikipedia.org/wiki/Michael_Matthews_(director)
AliZaoua2000.jpg

アリ・ザウア(2000年)
Ali Zaoua, prince de la rue
製作国:モロッコチュニジアフランスベルギーアメリカ
北アフリカの港町で孤児たちの1人が死んでしまい、友達同士でお金を集めて葬式を挙げようとする話
路上で暮らす子供たちのグループがギャングから脱退し、ギャングのリーダーから報復を受ける。子どもの一人が亡くなると、残りの子どもたちは友人に適切な埋葬をするための資金を捻出しようとします。
『Ali Zaoua: Prince of the Streets』は2000 年のモロッコの犯罪ドラマ映画で、カサブランカに住むホームレスの少年数人の物語を描いています。2000 年のストックホルム映画祭、モントリオール世界映画祭、および 2000 年のアミアン国際映画祭で受賞しました。
https://filmarks.com/movies/54885
https://note.com/knightofodessa/n/ned410278d12a
https://en.wikipedia.org/wiki/Ali_Zaoua
https://fr.wikipedia.org/wiki/Ali_Zaoua_prince_de_la_rue
https://www.imdb.com/title/tt0260688/
DVD(フランス語・アラビア語)
Teza2008.jpg

『テザ 慟哭の大地(Teza,2008)』
エチオピア・ドイツ・フランス合作
劇場公開日:2011年6月18日
1970年代に医者を志し故郷エチオピアを離れてドイツに留学していたアンベルブルは、外国での人種差別や皇帝から取って代わった故国の軍事独裁政権を憂い、およそ20年ぶりに故郷の村へと帰ってくる。
そこでナゾの女性アザヌと出会ったアンベルブルは、忘れられない過去を思い出す……。
「三千年の収穫」(Harvest: 3,000 Years,1976)などで高い評価を受けるエチオピア人監督ハイレ・ゲリマが、激動の70年代から20年にわたる祖国の光と影を描く。
全編がエチオピアのアムハラ語の映画であるにもかかわらず、この映画は2008年のヴェネチア国際映画祭において金のオゼッラ賞(脚本賞)・審査員特別賞・SIGNIS賞をトリプル受賞し、その後も多くの映画祭で賞を得ました。
https://www.cinematrix.jp/teza/
https://eiga.com/movie/56225/
https://afric-africa.org/japan/books/movie/books033/
https://filmarks.com/movies/32125/reviews/66288042
DVD
felicite2017.jpg

わたしは、幸福(フェリシテ)
Félicité(2017)
129分/G/フランス・ベルギー・セネガル・ドイツ・レバノン合作
劇場公開日:2017年12月16日
監督:アラン・ゴミス
出演:ベロ・チェンダ・ベヤ、
パピ・ムパカ、ガエタン・クラウディアetc
ベルリン国際映画祭審査員グランプリ(銀熊賞)受賞、アカデミー賞外国語映画賞ノミネート候補9本に選ばれているセネガル映画
監督はセネガル系フランス人のアラン・ゴミス。
コンゴの首都キンシャサのバーで歌手をしているフェリシテ。彼女に舞い込んできたのは、息子が交通事故になったという情報。息子は手術が必要で大金が必要。フェリシテは金策に励むが…
フェリシテは資金繰りをする為に、金を貸していた相手から取り立てを行うのだが、金を借りた当の本人は逆ギレを始める。そして闇金ウシジマくんさながら彼女は強硬手段に出る。冒頭、明るく陽気に歌うフェリシテを知っている我々観客は、どんどん彼女がダークサイドに堕ちて行く様子に哀しくなってくる。
後半、フェリシテは息子の手術費用をめぐる騒動で歌を失ってしまう。
そして、歌をやめたフェリシテは現実と空想が入り混じる混沌とした世界の中で自分の傷を癒していく。これがセネガルの民族音楽、オペラ、クラシック、ロックが入り混じり、多重露光、セネガルのスラム街をドロドロに混ぜ合わせることで、苦しみを乗り越える一人の女性の感情を観客に解き放つ。
https://france-chebunbun.com/2017/12/20/post-13772/
https://www.moviola.jp/felicite/
DVD

アトランティックス(2019)
Atlantique
106分/フランス・セネガル・ベルギー合作
劇場公開日:2022年4月23日
監督:マティ・ディオップ
出演:Mame Bineta Sané、Amadou Mbow、Ibrahima Traoré etc
裕福な男性との結婚を控えながら、秘密の恋に身を焦がすエイダを襲った大きな悲しみ。愛しい人にもう一度会いたいと思い続ける彼女の願いは、思わぬ形で現実となる。

マティ・ディオップは『トゥキ・ブゥキ/ハイエナの旅』、『太陽を売った少女』で知られるセネガル映画の巨匠ジブリル・ディオップ・マンベティの姪
恋人を想う少女の切ないラブストーリーだが、その背景には貧困、不法移民、女性蔑視といった社会問題が、人々の生活を痛めつけている現状がくっきりと浮かび上がる。また、一方で亡霊といった超自然現象が物語に食い込んで行き、ホラー的な様相も帯びる。
第72回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞。同映画祭では、グランプリを受賞した初の黒人女性監督
https://france-chebunbun.com/2019/11/30/%e3%80%90netflix%e3%80%91%e3%80%8e%e3%82%a2%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%83%e3%82%af%e3%82%b9%e3%80%8f/
https://www.vogue.co.jp/lifestyle/article/movie-atrantics
https://eiga.com/movie/91135/
https://www.netflix.com/jp/title/81082007
Netflix

2023-11-07

『アシャンティ』(1978)

《アラビアのロレンス》や《風とライオン》のスケールと感動を目論んだというので、ちょっと期待して観てみました。
助っ人の遊牧民マリク役のカビール・ベディがむちゃくちゃかっこよかったです
とても印象的で強い目つき、実質、影の主人公でしたね。
誘拐された奥さん・ビヴァリー・ジョンソンがすごく綺麗。
パンフレットによると、「アシャンティ」といのうは、アフリカの原住民の一部族の名前で
誘拐された奥さんと助っ人の遊牧民がアシャンティ族です。
砂漠の映像は凄かったです。でも。
サハラ砂漠を西アフリカから紅海まで横断するというちょっととんでもない話なのに、砂漠のロケはイスラエルなんですよね…。

ashanti1978.jpg

アシャンティ ASHANTI (1978)
ASHANTI: LAND OF NO MERCY

監督:リチャード・フライシャー
原作者:アルベルト・ヴァスケス=フィゲロア
出演はマイケル・ケイン、ピーター・ユスティノフ、ビヴァリー・ジョンソン、カビール・ベディ、オマー・シャリフ、レックス・ハリソン、ウィリアム・ホールデンなど。
「サハラ砂漠の彼方に奪い去られた妻を追い、男の怒りが舞う!
男は―愛に命を賭けられるか!
友のために死ねるか!

スペインのベストセラー作家、アルベルト・バスケス=フィゲロアの原作。サハラ砂漠を舞台に、今なお存在する人身売買組織によって妻を誘拐された医師の追跡行を描くアクション・ドラマ。
追跡に参加するアラブ人に扮した、当時無名のK・ベディはいい味を出している。」
サハラ砂漠、ケニア、イスラエル、シチリア島でのロケ
<allcinema>
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=809
http://eiga.com/movie/42020/
https://en.wikipedia.org/wiki/Ashanti_(1979_film)
DVDも出ている。U-NEXT でも配信

カビール・ベディ Kabir Bedi OMRI 1946-
インドの俳優。色々と出ているようですが、日本ではあまり紹介されていない感じです。『タージマハール』観てみたい!
「彼のキャリアは 3 大陸にまたがり、映画、テレビ、演劇という 3 つのメディアで、他のヨーロッパ諸国の中でもインド、米国、特にイタリアをカバー。
彼は、 『タージ・マハル:永遠の愛の物語』(2005 )の皇帝シャー・ジャハーン役や、1980 年代の大ヒット作『クーン バリ マアン』の悪役サンジェイ ヴェルマ役で知られています。
彼は、イタリアの人気テレビ ミニシリーズで海賊サンドカンを演じたこと、および 1983 年のジェームズ ボンド映画『オクトパシー』で悪役ゴビンダを演じたことでイタリアとヨーロッパで最もよく知られている。ベディはインドに拠点を置き、ムンバイに住んでいる。」
https://en.wikipedia.org/wiki/Kabir_Bedi

ビバリー・ジョンソン Beverly Johnson 1952-
「ジョンソンは、1966年にドニャール・ルナが黒人モデルとして初めてイギリス版『ヴォーグ』の表紙を飾ったのに続き、1974年8月に彼女がアメリカ版『ヴォーグ』の表紙に登場した初の黒人モデル」
パンフレットによるとヌンチャクの名人とも
https://en.wikipedia.org/wiki/Beverly_Johnson

アルベルト・バスケス=フィゲロア
Alberto Vázquez-Figueroa 1936-
スペインの小説家、発明家、実業家。100冊以上の著作。彼の小説は世界中で 2,500 万部以上売れている。
バスケス=フィゲロアとその家族は、スペイン内戦中にカナリア諸島からアフリカへ逃亡。
彼は幼少期を16歳になるまでモロッコとスペイン領サハラの間で過ごした。
彼は若い頃からサハラ砂漠を訪れ、砂漠地帯の文化を描写
彼はボリビア、チャド、コンゴ、グアテマラ、ギニア、ドミニカ共和国など の戦争と革命を取材した。
アフリカの奴隷貿易を扱った彼の 15 冊目か 16 冊目の小説『エボニー』Ébano で成功を収めた。
この本の出版から 1 年後に映画が作られた。
https://es.wikipedia.org/wiki/Alberto_V%C3%A1zquez-Figueroa
https://es.wikipedia.org/wiki/Alberto_V%C3%A1zquez-Figueroa

2023-11-03

スタンレー探検記 1939

こんな古い映画、観る機会などないと思っていたら、なんとDVDが出たんですね。(2014年)
(以前探した時はVHSは出ていたようだけど、見つからず。諦めていました)
そしてアマゾンプライムで観られるという!
試しに探してみたら、ツタヤにもありました!
で、ツタヤで借りて観ました~

面白かったです~。
テンポもよくて、アフリカの風景がやはり素晴らしいです。
スタンレーとリヴィングストンの造型がよかったです。
脚本、監督素晴らしいです。
stanley1939.jpg

スタンレー探検記 1939
STANLEY AND LIVINGSTONE

監督: ヘンリー・キング
脚本: フィリップ・ダン
出演: スペンサー・トレイシー/ナンシー・ケリー/ウォルター・ブレナン/チャールズ・コバーン

ハル・ロングとサム・ヘルマンが史実を調査して荒筋を書卸し、「スエズ」と同じくフィリップ・ダンとジュリエン・ジョセフスンが協力して脚本を書いて、「世紀の楽園」「シカゴ」のヘンリー・キングが監督に当り、「夜はパリで」「ハリウッド・ホテル」のジョージ・バーンズが撮影した。
https://eiga.com/movie/51779/

スタンレーを演じるのはスペンサー・ トレイシー、リヴィングストンを演じるのはセドリック・ハードウィック。
サファリのシーンはケニア、タンザニア、ウガンダで撮影されました。ワイオミング州を舞台にしたアメリカのシーンはアイダホ州サンバレーで撮影された
https://en.wikipedia.org/wiki/Stanley_and_Livingstone

「ヘンリー・スタンリーの第1回アフリカ探検を映画化したもの
アフリカで行方不明になったリヴィングストン博士を捜すために現地へ向かった新聞記者スタンレーは、
博士と劇的な面会を果たす。
彼の地域への取り組みに感動したスタンレーはその経過を探検記として発表するが、
彼を待ち構えていたのは英国地理学会の誹謗中傷だった。」
https://eiga.com/movie/51779/
https://www.amazon.co.jp/dp/B00KBL1EB2?tag=allcinemaonli-22&linkCode=osi&th=1&psc=1

2023-10-27

『ラフィキ』と『Barkomo(洞窟)』

先の記事の続きに、また面白そうなアフリカ映画を紹介していたので。
『Rafiki』の監督さん、SF短編映画『Pumzi』(2009)を作った人だったんですね!
(以前、「シネマアフリカ」で公開していたけど、観られなくてyoutubeで予告観ました)
ブルギナ・ファソで、こんな映画祭が催されていたんですね。

越境するアフリカ映画 ――新たな連携をめざして(vol.3)
FESPACO2019往訪記
アフリカ最大の映画祭であるワガドゥグ全アフリカ映画祭(FESPACO)
(Festival panafricain du cinéma et de la télévision de Ouagadougou)
1969年に産声を上げたFESPACOは、2019年で26回目を数え、創設から半世紀を迎えた。
世界最貧国のひとつに数えられるブルキナファソにおいて、50年にわたり映画祭が定期的に開催されつづけてきたという事実は、かつて白石顕二が述べたように、ほとんど奇跡といっていいのかもしれない。
2019年のFESPACOには、アフリカ大陸の全土――さらにはアフリカに出自をもつディアスポラの作家たち――から寄せられた、およそ160もの作品が集まっていた。いくつか印象的な瞬間を記しておきたい。

ケニアの都市で暮らすレズビアンの恋模様を鮮やかな色彩で描いたワヌリ・カヒウ監督の『Rafiki(友だち)』*(2018年)を観ていたときのこと。会場は大入りの満員で、その半分近くは地元の観衆のようだった。ところが、女たちのセックスシーンがはじまった瞬間、彼らの多くが悪態をつきながら席を立ったのである。わたしの隣に座っていた中年の男性も「これはアフリカじゃない」と首を振りながら会場をあとにしていった。
本作はケニアで上映禁止の憂き目に遭ったと聞いていたが、映画祭でさえもこうなのか、と。同性愛をめぐる当地の状況がいかに厳しいか改めて痛感することとなった。」

「一方で、『Rafiki』と対照的に肯定的な反応を得た作品として、たとえばマリの二人の若い監督の手による『Barkomo(洞窟)』(2019年)が挙げられる。
全篇がドゴン語で撮られた世界初の長篇作品で、17世紀末のドゴン族の村を舞台に、夫の子どもを身籠もることができなかった女と、はぐれ者として暮らす男とが愛し合うに至るまでを描く。ラストシーンは、共同体からの逃避行を余儀なくされた二人が、果てしなくつづくサバンナの地平線へとあてどなく歩き出す姿を収めていた。とはいえ彼らは排斥の失意に肩を落とすのでなく、「二人で新たな村をつくろう」と未来への希望を静かにささやきあい幕切れとなる。
客席からは割れんばかりの拍手と歓声が響き渡った。」
https://www.wochikochi.jp/serialessay/2019/12/african-film-across-borders-vol3.php
Rafiki2018.jpg
映画『Rafiki』は、日本でも『ラフィキ:ふたりの夢』として2019年11月に一般公開
https://senlis.co.jp/rafiki/
DVDが出ていて、ツタヤでレンタル可能、FOD、アマプラでも配信中

人を好きになること、幸せになること、それはこの世に生まれてきたすべてのひとに与えられたギフト。その天からの贈りものを奪うことは、誰にもできないはず。音楽、ダンス、ファッション、アート──ポップでカラフルなアフリカンカルチャーにのせて、国境もジェンダーも肌の色も、すべてのボーダーを超えて、人生を豊かにする人と人との出会いと絆を描く感動作。

ワヌリ・カヒウ 監督
ケニア、ナイロビ生まれ。 2009年、M-Net のTVシリーズ「Great Africans」の一部として、ノーベル平和賞受賞者ワンガリ・マータイの生涯を追ったドキュメンタリー「For Our Land」(09)を制作。
同年、SF短編映画『Pumzi』(09)を、2010年にサンダンス映画祭で上映。2010年5月にカンヌ・インディペンデント映画祭で最優秀短編賞、2010年にカルタゴ映画祭で短編部門銀賞を受賞。
2008年に初監督長編映画『From A Whisper』を完成させた。
この作品は、1998年にナイロビとダル・エス・サラームで起きた、アメリカ大使館爆破事件に基づいた作品で、アフリカ映画のアカデミー賞の最優秀監督賞と最優秀作品賞、ザンジバル国際映画祭のゴールデン・ダウ賞、Kalasha映画&テレビ賞の最優秀作品賞などを受賞した。
https://senlisfilms.jp/rafiki/
https://en.wikipedia.org/wiki/Wanuri_Kahiu

Barkomo_2019a.jpg

『Barkomo(洞窟)』(2019年
ブバカール・バブレ・ドラバとブカリー・オンボティンベ監督
BARKOMO (LA GROTTE) 2019
Boucary Ombotimbé,Aboubacar Bablé Draba
https://cmca-med.org/film/barkomo-la-grotte/
https://www.themoviedb.org/movie/674444-la-grotte

2019年のフェスパコで選出された、マリの若手監督アブーバカール・バブレ・ドラバとブーカリー・オンボティンベによる映画『バルコモ』は、同年、マルセイユ(フランス)のシネマ・ブリュット・フェスティバルの審査員から特別長編作品に選出された。
https://www.maliweb.net/art-culture/cinema-barkomo-le-prix-de-la-delivrance-2912268.html

pumzi2009.jpg

『Pumzi』(2009)
第三次世界大戦、水戦争から35年後の未来のアフリカを描いたSF映画。
カンヌ・インディペンデント映画祭で最優秀短編賞
カルタゴ映画祭で短編部門銀賞
https://en.wikipedia.org/wiki/Pumzi
https://www.imdb.com/title/tt1508328/
2010年、2013年開催のシネマ・アフリカにて上映。
2013-05-30 シネマアフリカ

さよならを言いたくて / FROM A WHISPER
★2009年アフリカ映画アカデミー賞最優秀作品賞
(ドラマ/79分/ケニア/2009年/監督ワヌリ・カヒウ)
98年ケニアの米大使館テロで行方不明になった母を探し続け心を閉ざした少女タマニと、寡黙なテロ捜査員のアブー、そしてアブーの親友でありテロ実行犯として死んでいったファリード、3人の運命が事件を中心に交錯する。
http://www.cinemaafrica.com/?p=611
https://www.imdb.com/title/tt1517185/
https://filamu.org/movie/from-a-whisper/
日本では2010年開催のシネマ・アフリカにて上映。
プロフィール

アシーン

Author:アシーン
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード