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2021-03-22

マリの映画-『ひかり』

トンブクトゥの映画を探していて、
なんか不思議そうな映画が見つかりました。

yeelen1987.jpg

『ひかり』(スレイマン・シセ)1987
Yeelen
(Souleymane Cissé、1940年 - )マリ共和国の映画監督。バマコ出身。
(87年カンヌ映画祭審査員賞受賞)

<遥か昔、ある部族に生まれた少年ニャナンコロは、不思議な力を持っていた。
父親はその力を恐れ、彼を殺そうとする。
母親によって逃がされたニャナンコロは、
父に対抗するべく、より強大な力を手に入れるが……。
'87年のカンヌ映画祭で審査員特別賞を得たファンタジー作品。>
https://www.allcinema.net/cinema/18969
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%BB

少なくとも、[VHS]が 1993年に キングレコードから出ていたこともわかりました。

どんな映画か謎だったのですが、やっとまともな解説を見つけました。
<神話時代アフリカを舞台にコモ結社の秘儀を漏らした息子を父親が追求する
マリの主要民族バマナンの神話をもとにして、バマナンの象形文字を使ったイメージ表現を駆使して
アフリカの固有文化にたいする畏敬を呼び起こす作品と評価されている>
(赤坂賢-マリを知るための58章)

またさらなる謎が。
え? コモ結社って何?

<バンバラ族の有名なカモシカの頭飾(ティワラ)をつけるダンスは農耕儀礼であるが,
これらの儀礼はコモ結社により行われる。
マリンケなどは早くからイスラムを受容したが,バンバラの場合,最初はそれに抵抗した。
バンバラ族は人口が最大で,しかも首都のバマコの住民でもあり,国内で最も大きな勢力をもっている。
ニジェール川が中流で形成する大湿地帯には,フルベ族がまとまって居住する。>
(赤坂賢)平凡社 世界大百科事典
https://www.excite.co.jp/dictionary/ency/content/%E3%83%9E%E3%83%AA

<バマナンはバンバラ
欧米語ではバンバラと呼ばれてきたが、近年は彼らの発音に近いバマナンと呼ばれる傾向にある>
(赤坂賢-マリを知るための58章)

<13世紀に勃興したバンバラ族は14世紀にマリ帝国を築き、一時代を迎えるが、
15世紀ごろより衰退をはじめ、統制地域を縮小、
17世紀にはニジェール川上流へ移った。
その後はニジェール川中流にセグー王国、カールタ王国を形成した。

宗教-バンバラとは不信心者を意味し、
イスラームへの改宗を拒んだことからそう呼ばれるようになったように、
サバンナの動物を讃える独自の宗教文化を形成している。
(ただし、現在はイスラム教に改宗している) >
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%A9%E6%97%8F

マリンケ族はマンデ諸族のなかでもバンバラ族とならび有力で,ギニアでは最大の部族となっている。
マリンケ族にはイスラム教徒が多いが,なお伝統的な文化を残し,
ヌトモという秘密結社は,少年の成人社会への加入儀礼を行っている。>
(赤坂賢) 平凡社 世界大百科事典
https://www.excite.co.jp/dictionary/ency/content/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B1%E6%97%8F

<マリ帝国の末裔であり,マリンケとは〈マリの人々〉という意味。>
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディア
https://kotobank.jp/word/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B1-871464

なるほど~
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2021-03-16

アフリカの映画-コンゴ

これも山形国際ドキュメンタリー映画祭 2017
観てみたい。
https://www.yidff.jp/2017/cat073/17c075.html

congoriver2005.jpg

コンゴ川 闇の向こうに
Congo River, Beyond Darkness
Congo River, au-delà des ténèbres
ベルギー/2005/英語、フランス語/カラー/デジタル・ファイル/116分
監督:ティエリー・ミシェル

『モブツ~ザイールの王』- Mobutu, King of Zaire (1999年)、『コンゴ 鉱物資源争奪戦』など、
コンゴ民主共和国(DRコンゴ)が抱える歴史・社会的な問題に真正面から直球勝負で取り組んできた
ベルギーの監督ティエリー・ミシェルThierry Michel。
2005年発表の本作では、DRコンゴ、ひいては中央アフリカの象徴的存在とも言える
コンゴ川を旅しながら、ポーランド生まれのイギリスの作家ジョゼフ・コンラッドが語った「闇」の向こうを描こうと試みた。
コンゴのスター歌手、ロクア・カンザの曲にのせて、
河口から源流までをたどる旅において、
数々の神話、
リヴィングストンやスタンリー卿ら探検家、
旧宗主国ベルギーのレオポルド1世やボードゥアン1世、
そして独立後の統治者たるルムンバやモブツ、カビラなど、
アフリカの心臓部の歴史を作ってきた伝説的な人物たちが写し出されていく。 >
https://www.yidff.jp/2017/cat073/17c078.html

katanga_business2009.jpg
こちらはBS世界のドキュメンタリーでやったんですね。

『コンゴ 鉱物資源争奪戦』 Katanga Business
Les Films de la Passerelle (ベルギー 2009年)
監督: ティエリー・ミシェル Thierry Michel

<世界のコバルト埋蔵量の34%、銅埋蔵量の10%が集中するといわれるコンゴ民主共和国南東部のカタンガ州。
内戦終結後、老朽化した国営鉱山会社を再建するため政府は採掘権を売り出し、
欧米資本の間で争奪戦が続いていた。

しかし、中国が道路などのインフラ整備に資金援助することを交換条件にかかげて、鉱山開発に参入。
州政府が採掘権分配の見直しを始めるなど、大きな波紋が広がっている。
そうした外国マネーが飛び交うかげで、低賃金で酷使され続ける鉱山労働者たち。

番組は、鉱山会社社長、カタンガ州知事、中国の交渉人などに約1年に渡って密着した。
アフリカの資源に対し、欧米諸国や中国はどのような獲得競争を繰り広げているのか。
そして、それは労働者たちにどのような影響を与えているか。その実態に迫った貴重なドキュメンタリー。>
https://kaikaji.hatenablog.com/entry/20090725/p1


<豊富な鉱物資源に恵まれた、コンゴ民主共和国。
世界有数の銅とコバルトの産地、南東部のカタンガ州では、
かつては国営鉱山会社のジェカミンが生産を独占していたが、
独裁者モブツ元大統領による富の着服と、その後の政情不安から、瞬く間に経営破綻に陥ってしまった。

現在は、世界銀行から送られてきた法律家によって再建の道が模索される一方、
植民地時代からの地元企業を中心とする民間資本の流入も進んでいる。
さらに外資に開放された鉱山の採掘権をめぐり、欧米の投資家や中国企業がしのぎをけずっている。

後編では、欧米の投資家たちが採掘現場の視察にやって来る。
年金資金などを管理しているファンドマネージャーたちだ。
他に、法的に鉱山業を優遇しているカナダのベンチャーキャピタルや
ロンドンの投資銀行からも資金が流れ込んでいるという。

一方、後発参入組の中国は、規模の大きな鉱脈を手に入れようと、
鉱山へのアクセス道路の整備などインフラ開発を採掘権獲得の交換条件として持ちかけ、物議を醸している。
もし中央政府が、これに応じて採掘権の分配先を見直せば、
欧米からの投資がストップするとして、カタンガ州政府の閣議で懸念の声が高まる。

莫大な富をめぐる国際争奪戦の裏側で、
地元住民たちの労働条件は改善されず、低賃金で危険な作業を強いられたり、
理由もなく解雇されたりというケースが後を絶たない。
各地で労働争議が起きるが、コンゴ人の労働者とコンゴ人の治安部隊が衝突するという、
何ともいえない不条理が国を覆っていく。>
http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=090728
http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=090727
BS世界のドキュメンタリー<シリーズ グローバル化の影で> 2009年/2010年

2021-03-15

アフリカの映画

色々出てきました。興味深い映画が。
観てみたいです。
山形国際ドキュメンタリー映画祭:
すごいなあ。

Africa, Fleece1992.jpg

アフリカ、お前をむしりとる
Africa, I Am Going to Fleece You
監督:ジャン・マリ・テノ Jean-Marie. Teno
カメルーン/1992/フランス語/カラー/16mm/88分/日本語字幕あり

<書き言葉、つまり文字は文明に欠かすことのできない道具であり、
同時に歴史的にいつでもどこでも権力と結びつく支配の道具でもある。
独立後三十年が経つ、カメルーンもまた三つの言葉に支配された歴史をいまだに色濃く残している。
植民地時代の収奪と隷属はアフリカの文化を破壊し尽くし、
かつての征服者が強いたことを 独立後のいま 今度は体制側の人間がためらわず実行している。
この作品は、人間の愚劣さとすべてを奪われたものの悪循環のメカニズムを絶ち切ることを考察していく。>
(YIDFF '93)
https://www.yidff.jp/library/loans/loans93.html#f1

Colonial Misunderstanding2004.jpg

『植民地的誤解』(2004)
The Colonial Misunderstanding
Le Malentendu Colonial
カメルーン、フランス、ドイツ/2004/英語/カラー/デジタル・ファイル/76分
監督:ジャン=マリ・テノ Jean-Marie. Teno

<『アフリカ、お前をむしりとる』(YIDFF '93)などで知られるジャン=マリ・テノが、
アフリカの植民地化という歴史的犯罪とその悲劇の構造に切り込んだ力作。
アフリカにおいて異教徒たちにキリスト教を布教し、
その延長上にヨーロッパ文化と規律を広めることを使命としたドイツ人宣教師たち。
その検証を通じて「植民地的誤解」を明らかにしていく。
キリスト教の布教は、この作品では、ヨーロッパのアフリカ植民地政策の尖兵として、
さらに言えば北半球と南半球の今日も続く関係を観念的に表したモデルとして見なされる。
2004年という製作年は、1904年のドイツによるヘレロの人々の虐殺からちょうど100年にあたり、
虐殺に関係していたナミビアにおける宣教師の役割が特に注目される。
植民地政策がアフリカ固有の信仰と社会構造を破壊し、
近代化への唯一の道筋であると言わんばかりに
ヨーロッパのそれに置き換えられていった過程が詳らかにされる。
作中、F. カング・エヴァン教授が語るように、
西洋人が土地を奪ったことは許せても、精神と魂を奪ったことは許すことができないのだ。>

山形国際ドキュメンタリー映画祭 2017
https://www.yidff.jp/2017/cat073/17c075.html

2021-03-02

トンブクトゥの映画

トンブクトゥの映画、あってもいいのになあと思って探したら、いきなり現代モノが出てきましたよ。

Manuscript-Timbuktu2009zm.jpg

『トンブクトゥの写本』(2009)The Manuscripts of Timbuktu
監督:ゾラ・マセコ
(Zola Maseko) /南アフリカ/74分

<アフリカ人研究者の学識に裏打ちされた解説、
豊富な再現ドラマ、ヴュー・ファルカ・トゥーレの書き下ろし音楽という特徴を備えた本作は、
トンブクトゥが文化・経済・科学・宗教的に、アフリカと全世界に重要かつ永続的な影響を与えたことを示し、
トンブクトゥに対するこれまでの見方が限定的なものに過ぎないと批評する。
また、現代アフリカにおける学術研究を活性化する遺産として、
幾多の写本を保存することが重要であると確信させてくれる作品でもある。>

山形国際ドキュメンタリー映画祭2017
https://www.yidff.jp/2017/cat073/17c080.html

Woodstock Timbuktu2013.jpg

「トンブクトゥのウッドストック」Woodstock in Timbuktu
監督:デズィレ・フォン・トロタ Desire von Trotha

2013年/ドイツ/90分/ブルーレイ/監督:デズィレ・フォン・トロタ

<サハラ砂漠に暮らす遊牧民“トゥアレグ”が、
自らの文化的アイデンティティを内外に示すべくマリで毎年開催してきた音楽祭「砂漠のフェスティバル」。
その2011年の模様を詩情豊かに描いた音楽ドキュメンタリー。

映画の時代背景は2011年、マリ南北分断、イスラーム武装勢力支配の前夜。
アザワドの土地と伝統文化を守るトゥアレグの主張とは何か?
ウッドストック制作関係者やミュージシャンの証言と魂の音楽が主張する。

2013年の難民映画祭/2015~イスラーム映画祭>
http://www.woodstockintimbuktu.com/en/

Timbukutu2014Sissako.jpg

2015~イスラーム映画祭
「禁じられた歌声」 アブデラマン・シサコ監督
'Timbukutu'
Abderrahmane Sissako (モーリタニア出身)
2014年/フランス・モーリタニア合作/97分
<西アフリカを舞台に、過激派武装勢力が豊かな文化を破壊していく悲劇を
美しい映像でつづった作品。
シサコ監督は「暴力の犠牲になっている普通の人々が
大切にしているものを語りたくて、この映画を作った」と語る。

 映画の舞台はモーリタニアの隣国、マリの古都、トンブクトゥ。
郊外の砂漠で暮らす少女、トヤは、両親や牛飼いをしている友達とともに
音楽と愛にあふれた幸せな生活を送っていた。
だが、この地にイスラム過激派が乗り込んできて、音楽やスポーツを禁止する。

 実際に起きた過激派による投石処刑事件に触発されて
映画化を思い立ったというシサコ監督は
「すべて現実を基に描いている。
むしろ、現実の方がこの映画よりもっと残酷なことが起きている」と打ち明ける。>
https://www.sankeibiz.jp/express/news/151225/exf15122513300005-n1.htm

<セザール賞にて最優秀作品賞など7部門を受賞、さらに米国アカデミー賞外国語映画賞部門ノミネート
今年の6月に駐日フランス大使館が主催する『フランス映画祭』の一環で本邦初公開。>

みんぱく映画会 2016年
https://older.minpaku.ac.jp/museum/event/fs/movies1609

2018-05-27

映画『黒いヴィーナス』

映画がこちら。
まそた観ていないのですが。
すごく気になっています。

Venusnoire2010.jpg

黒いヴィーナス

<2013年のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作「アデル、ブルーは熱い色」で
一躍脚光を浴びた俊英アブデラティフ・ケシシュが、
2010年に発表した長編第4作。
19世紀初頭のヨーロッパを舞台に、
南アフリカからやって来た黒人女性がたどる数奇な運命を、実話をもとに描き出した。

南アフリカからイギリスへやって来たサーティエは、
見世物小屋の出し物として庶民たちから好奇の目を浴びせられていた。
その後、彼女は興行師に連れられてパリへと渡り、
「ホッテントットのビーナス」と呼ばれて知名度をあげていく。
そんな彼女に興味を抱いた解剖学者キュビエは、
珍しい黒人女性の身体を研究するべく彼女を研究所へ招くが……。
日本ではアスティチュ・フランセ東京の「地中海映画祭2013」第2部
(2013年10月20日・26日・27日)で上映された。>


監督
アブデラティフ・ケシシュ
キャスト
ヤヒマ・トレス
アンドレ・ジェイコブス
オリビエ・グルメ

原題 Venus noire
製作年 2010年
製作国 フランス・ベルギー合作
上映時間 164分
http://eiga.com/movie/79121/
映画.com

<「こんなに猿に似た人間の顔を見たことは今までなかった。」
1817年、パリ、国立医学アカデミーで、サーティエ・バートマンの身体を前にして、
解剖学者のジョルジュ・キュヴィエはきっぱりと述べ、
その場にいた研究者たちはみな、彼の演説に拍手する。

7年前、南アフリカを主人のカエザールとともに出国したサーティエは
ロンドンの見世物小屋で観客たちの好奇の目にさらされていた。
足かせをはめられながら自由である女性サーティエは、
「ホッテントットのヴィーナス」と呼ばれ、
いつかは上に昇ってゆきたいと夢を描く社会の底辺で暮らす人々のイコン的存在であった。

最新作『アデルの人生(仮)』が 今年のカンヌ映画祭で
見事最高賞であるパルム・ドールを受賞したケシシュの長篇4作目。
俳優たちの身体と言葉から真実の感情を導き出そうとする
その妥協することない演出は、
しばしばフランス映画の巨匠のひとりモーリス・ピアラと比較される。

アンスティチュ・フランセ
Institut francais du Japon -

イベント > 映画 > 地中海映画祭 2013 > 『黒いヴィーナス』
http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/cinema131020170/

https://www.youtube.com/watch?v=1-D8N5uaePw
Black Venus / Venus Noire (2010) - Trailer
プロフィール

アシーン

Author:アシーン
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