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2023-05-11

「デザート・フラワー」

続き~
DesertFlower2009.jpg
「デザート・フラワー」(Desert Flower)
『数々の一流ファッション誌の表紙を飾った世界的トップモデル、ワリス・ディリーの自伝「砂漠の女ディリー」をワリス本人による監修のもと映画化。
ソマリアの遊牧民家庭に生まれ、貧しい少女時代を送ったワリス。
やがて故郷を飛び出し、大都会ロンドンでトップモデルへと転身を遂げるが、その胸中には衝撃的な過去が秘められていた。
エチオピア出身の現役トップモデル、リヤ・ケベデが主人公を熱演する。
製作:2009年 ドイツ
監督:シェリー・ホーマン 
出演:ジュリエット・スティーヴンソン ティモシー・スポール サリー・ホーキンス リヤ・ケベデ 』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%AF%E3%83%BC
https://mihocinema.com/desert-flower-38648

MendsWomen2015.jpg
女を修理する男(2015年)
L'homme qui répare les femmes: la colère d'Hippocrate/The Man who Mends Women
製作国: ベルギーコンゴアメリカ
『⼀⼈の医師の勇気ある⾏動が世界を動かし4万⼈以上の性暴⼒被害⼥性を治療した──
コンゴ⼈婦⼈科医デニ・ムクウェゲ医師の命がけの治療を追ったドキュメンタリー。
コンゴ⺠主共和国で性的被害にあった⼥性達を治療するデニ・ムクウェゲ医師は、2012年に脅迫を受け⼀時は海外へ。
しかし翌年には命の危険を冒して再びコンゴに戻る。そして命がけの治療を再開する──』
https://unitedpeople.jp/archives/2407
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E3%82%92%E4%BF%AE%E7%90%86%E3%81%99%E3%82%8B%E7%94%B7

tsotsi2005.jpg
「ツォツィ」(Tsotsi)
『アパルトヘイト廃止後も続く南アフリカの厳しい現状をリアルに描き、
アフリカ映画として初のアカデミー賞外国語映画賞に輝いた感動の人間ドラマ。
ヨハネスブルクのスラム街で暮らす少年ツォツィは、仲間たちと窃盗やカージャックを繰り返す日々を送っていた。
そんなある日、彼は奪った車の中に生後間もない赤ん坊を発見する。
仕方なく赤ん坊を育て始めたツォツィだったが、やがて命の価値に気づき、人間性を取り戻していく。
製作:2005年 南アフリカ
監督:ギャヴィン・フッド 
出演:モツスィ・マッハーノ ケネス・ンコースィ テリー・フェト プレスリー・チュエニヤハエ 』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%82%A9%E3%83%84%E3%82%A3
https://filmarks.com/movies/16374

catchafire2006.jpg
「輝く夜明けに向かって」CATCH A FIRE
『 アパルトヘイト政策下の南アフリカで民衆から“自由の戦士”と英雄視された実在のテロリスト、パトリック・チャムーソの半生を、「今そこにある危機」の名匠フィリップ・ノイス監督が映画化した社会派サスペンス。
普通の男から反逆の英雄へと変貌していくチャムーソを「きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー」で注目を集めたデレク・ルークが熱演。彼を追う捜査官に「ミスティック・リバー」のティム・ロビンスが扮する。
製作:2006年 フランス
種類:アフリカ舞台 実話 
監督:フィリップ・ノイス 
出演:ムンセディシ・シャバング ボニー・ヘナ デレク・ルーク ティム・ロビンス 』
https://cinema-rank.net/movie/6442
『セクンダ石油製油所で働くパトリック(デレク・ルーク)は、
アフリカ民族会議の起こした爆破事件の犯人として無実の罪を着せられてしまう。
アパルトヘイト状況下の黒人としては豊かな暮らしを送り、政治に関わることを避けていたパトリックだったが、
この一件を機に彼はアフリカ民族会議の工作員となる。
1980年代の南アフリカを舞台に、過酷なアパルトヘイトの現実を描き出した社会派ドラマ。』
https://movies.yahoo.co.jp/movie/326511/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BC%9D%E3%81%8F%E5%A4%9C%E6%98%8E%E3%81%91%E3%81%AB%E5%90%91%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%A6

2023-05-09 第9地区
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2023-05-10

『第9地区』

アフリカ映画を探してみたら、色々見つかった。
観てみたい映画。

District 9_2009.jpg
第9地区 District 9 (2009年)
『南アフリカ出身の新鋭ニール・ブロムカンプ監督が、05年製作の自作短編「Alive in Joburg」を長編として作り直したSFアクションドラマ。1982年、南アフリカ上空に突如UFOが飛来。
政府は不気味な容姿をした異星人を難民として受け入れるが、やがて彼らの特別居住区「第9地区」はスラムと化す。
2010年、難民のさらなる人口増加を懸念した超国家機関MNUは難民を「第10地区」に移動させる計画を立てる。
製作は「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン。』
製作:2009年 アメリカ
監督:ニール・ブロンカンプ 
出演:ヴァネッサ・ハイウッド ジェイソン・コープ デヴィッド・ジェームズ シャールト・コプリー 
https://cinema-rank.net/movie/919
『解説: 『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソンが製作を担当し、アメリカでスマッシュヒットを記録したSFムービー。突然地球に難民として降り立った正体不明の“彼ら”と共に暮らすことになる人間の困惑と、マイノリティーとして生きる“彼ら”とのドラマをしっかりと見せる。本作で監督と脚本を担当し、デビューを飾ったのは新人のニール・ブロンカンプ。俳優たちも無名ながらも迫真の演技を披露する。そのオリジナリティーあふれる物語と、摩訶(まか)不思議な“彼ら”の造形に目を奪われる。』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC9%E5%9C%B0%E5%8C%BA

camille2019.jpg
「カミーユ(2019)/CAMILLE」
製作国: フランス:90分
監督:ボリス・ロジキン
主演:ニナ・ミュリス、フィアクル・バンダラ、ブリュノ・トデスキーニ、グレゴワール・コラン
『フランス報道写真家のカミーユ・ルパージュの2013-2014年中央アフリカ共和国における内戦の取材を描く。
理想に燃える若きフォトジャーナリストのカミーユは、内戦前夜の中央アフリカへと向かう。
そこで目にしたものが彼女の運命を大きく変えていく…。
命果てるまで紛争地や戦地の現状を世界に伝え続けた実在の報道写真家、カミーユ・ルパージュの生きざまに光を当てた作品。主演を務めたニナ・ムリスの力強くも繊細な演技が胸に迫る。ロカルノ国際映画祭観客賞受賞作品。』
https://www.institutfrancais.jp/tokyo/agenda/cinema2102061430/

Tourist2021.jpg
バトル・オブ・バンガス :Tourist
2021年/99分/ロシア
https://inter-film.com/post-1125/
監督:アンドレイ・シェルビニン
『誰もが真実を知るわけではない、目撃者だけがそれを知っている。
中央アフリカ共和国― 虐殺渦巻く孤立無援の大激戦を描く、非情の戦争アクション!!
政情不安定なアフリカの生々しい真実! ロシアが巻き込まれた中央アフリカ共和国で起きた内戦を映像化! !
中央アフリカ共和国では、現地政府の要請を受けたロシアが軍隊と兵器を送り、現地の軍人に戦闘方法を教えるなど現政権を支えている。
一方、現地では大統領選挙と議会選挙に向けて国の内戦状況は悪化し続けていた。
大統領への返り咲きを狙うフランソワ・ボジゼ元大統領は、自身が選挙へ参加することを許されなかったことなどもあり、
クーデターを画策、国内の反政府武装集団を集結させ、さらには隣国チャドに兵士の派遣を依頼する。
現地の国軍兵士に基本訓練を行うためにロシアから送り込まれた本作の主人公グリーシャ(ツーリスト)は、
軍事活動に参加した経験のない元警察官の27歳。
今回の任務に複雑なことは何もない、極めて単純な仕事だと思っていたグリーシャだったが、
思いもよらぬ大規模な内戦に巻き込まれ、さらにはクーデターを起こした元大統領軍に自身の部隊ごとターゲットにされる。
目の当たりにする内戦の苛酷さと虐殺行為。果たして彼らはこの地獄の状況から生き延びることは出来るのか―! ?』

machinegun2011.jpg
マシンガン・プリーチャー(2011年)
MACHINE GUN PREACHER

製作国: アメリカ 上映時間:129分
『「チョコレート」「君のためなら千回でも」のマーク・フォースター監督が、
アフリカの紛争地で少年兵を救う活動に従事する実在のアメリカ人活動家サム・チルダースの姿を描いたドラマ。
麻薬とアルコールに溺れる生活を送っていたサムは、ある事件をきっかけに改心し、
アフリカ各地で内戦に巻き込まれている子どもたちのために教会と孤児院を建設することを決意。
LRA(神の抵抗軍)の執拗な攻撃を受け、やむなく銃をとったサムは、
その姿から「マシンガン・プリーチャー(銃をもった天使)」と呼ばれるようになる。
主演はジェラルド・バトラー。共演にミシェル・モナハン、マイケル・シャノン。
どうしようもない屑だった主人公が牧師となり、内戦止まぬスーダンで少年兵を救おうと奮闘する実話を映画化。』
https://cinema-rank.net/movie/815

2021-03-22

マリの映画-『ひかり』

トンブクトゥの映画を探していて、
なんか不思議そうな映画が見つかりました。

yeelen1987.jpg

『ひかり』(スレイマン・シセ)1987
Yeelen
(Souleymane Cissé、1940年 - )マリ共和国の映画監督。バマコ出身。
(87年カンヌ映画祭審査員賞受賞)

<遥か昔、ある部族に生まれた少年ニャナンコロは、不思議な力を持っていた。
父親はその力を恐れ、彼を殺そうとする。
母親によって逃がされたニャナンコロは、
父に対抗するべく、より強大な力を手に入れるが……。
'87年のカンヌ映画祭で審査員特別賞を得たファンタジー作品。>
https://www.allcinema.net/cinema/18969
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%BB

少なくとも、[VHS]が 1993年に キングレコードから出ていたこともわかりました。

どんな映画か謎だったのですが、やっとまともな解説を見つけました。
<神話時代アフリカを舞台にコモ結社の秘儀を漏らした息子を父親が追求する
マリの主要民族バマナンの神話をもとにして、バマナンの象形文字を使ったイメージ表現を駆使して
アフリカの固有文化にたいする畏敬を呼び起こす作品と評価されている>
(赤坂賢-マリを知るための58章)

またさらなる謎が。
え? コモ結社って何?

<バンバラ族の有名なカモシカの頭飾(ティワラ)をつけるダンスは農耕儀礼であるが,
これらの儀礼はコモ結社により行われる。
マリンケなどは早くからイスラムを受容したが,バンバラの場合,最初はそれに抵抗した。
バンバラ族は人口が最大で,しかも首都のバマコの住民でもあり,国内で最も大きな勢力をもっている。
ニジェール川が中流で形成する大湿地帯には,フルベ族がまとまって居住する。>
(赤坂賢)平凡社 世界大百科事典
https://www.excite.co.jp/dictionary/ency/content/%E3%83%9E%E3%83%AA

<バマナンはバンバラ
欧米語ではバンバラと呼ばれてきたが、近年は彼らの発音に近いバマナンと呼ばれる傾向にある>
(赤坂賢-マリを知るための58章)

<13世紀に勃興したバンバラ族は14世紀にマリ帝国を築き、一時代を迎えるが、
15世紀ごろより衰退をはじめ、統制地域を縮小、
17世紀にはニジェール川上流へ移った。
その後はニジェール川中流にセグー王国、カールタ王国を形成した。

宗教-バンバラとは不信心者を意味し、
イスラームへの改宗を拒んだことからそう呼ばれるようになったように、
サバンナの動物を讃える独自の宗教文化を形成している。
(ただし、現在はイスラム教に改宗している) >
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%A9%E6%97%8F

マリンケ族はマンデ諸族のなかでもバンバラ族とならび有力で,ギニアでは最大の部族となっている。
マリンケ族にはイスラム教徒が多いが,なお伝統的な文化を残し,
ヌトモという秘密結社は,少年の成人社会への加入儀礼を行っている。>
(赤坂賢) 平凡社 世界大百科事典
https://www.excite.co.jp/dictionary/ency/content/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B1%E6%97%8F

<マリ帝国の末裔であり,マリンケとは〈マリの人々〉という意味。>
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディア
https://kotobank.jp/word/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B1-871464

なるほど~

2021-03-16

アフリカの映画-コンゴ

これも山形国際ドキュメンタリー映画祭 2017
観てみたい。
https://www.yidff.jp/2017/cat073/17c075.html

congoriver2005.jpg

コンゴ川 闇の向こうに
Congo River, Beyond Darkness
Congo River, au-delà des ténèbres
ベルギー/2005/英語、フランス語/カラー/デジタル・ファイル/116分
監督:ティエリー・ミシェル

『モブツ~ザイールの王』- Mobutu, King of Zaire (1999年)、『コンゴ 鉱物資源争奪戦』など、
コンゴ民主共和国(DRコンゴ)が抱える歴史・社会的な問題に真正面から直球勝負で取り組んできた
ベルギーの監督ティエリー・ミシェルThierry Michel。
2005年発表の本作では、DRコンゴ、ひいては中央アフリカの象徴的存在とも言える
コンゴ川を旅しながら、ポーランド生まれのイギリスの作家ジョゼフ・コンラッドが語った「闇」の向こうを描こうと試みた。
コンゴのスター歌手、ロクア・カンザの曲にのせて、
河口から源流までをたどる旅において、
数々の神話、
リヴィングストンやスタンリー卿ら探検家、
旧宗主国ベルギーのレオポルド1世やボードゥアン1世、
そして独立後の統治者たるルムンバやモブツ、カビラなど、
アフリカの心臓部の歴史を作ってきた伝説的な人物たちが写し出されていく。 >
https://www.yidff.jp/2017/cat073/17c078.html

katanga_business2009.jpg
こちらはBS世界のドキュメンタリーでやったんですね。

『コンゴ 鉱物資源争奪戦』 Katanga Business
Les Films de la Passerelle (ベルギー 2009年)
監督: ティエリー・ミシェル Thierry Michel

<世界のコバルト埋蔵量の34%、銅埋蔵量の10%が集中するといわれるコンゴ民主共和国南東部のカタンガ州。
内戦終結後、老朽化した国営鉱山会社を再建するため政府は採掘権を売り出し、
欧米資本の間で争奪戦が続いていた。

しかし、中国が道路などのインフラ整備に資金援助することを交換条件にかかげて、鉱山開発に参入。
州政府が採掘権分配の見直しを始めるなど、大きな波紋が広がっている。
そうした外国マネーが飛び交うかげで、低賃金で酷使され続ける鉱山労働者たち。

番組は、鉱山会社社長、カタンガ州知事、中国の交渉人などに約1年に渡って密着した。
アフリカの資源に対し、欧米諸国や中国はどのような獲得競争を繰り広げているのか。
そして、それは労働者たちにどのような影響を与えているか。その実態に迫った貴重なドキュメンタリー。>
https://kaikaji.hatenablog.com/entry/20090725/p1


<豊富な鉱物資源に恵まれた、コンゴ民主共和国。
世界有数の銅とコバルトの産地、南東部のカタンガ州では、
かつては国営鉱山会社のジェカミンが生産を独占していたが、
独裁者モブツ元大統領による富の着服と、その後の政情不安から、瞬く間に経営破綻に陥ってしまった。

現在は、世界銀行から送られてきた法律家によって再建の道が模索される一方、
植民地時代からの地元企業を中心とする民間資本の流入も進んでいる。
さらに外資に開放された鉱山の採掘権をめぐり、欧米の投資家や中国企業がしのぎをけずっている。

後編では、欧米の投資家たちが採掘現場の視察にやって来る。
年金資金などを管理しているファンドマネージャーたちだ。
他に、法的に鉱山業を優遇しているカナダのベンチャーキャピタルや
ロンドンの投資銀行からも資金が流れ込んでいるという。

一方、後発参入組の中国は、規模の大きな鉱脈を手に入れようと、
鉱山へのアクセス道路の整備などインフラ開発を採掘権獲得の交換条件として持ちかけ、物議を醸している。
もし中央政府が、これに応じて採掘権の分配先を見直せば、
欧米からの投資がストップするとして、カタンガ州政府の閣議で懸念の声が高まる。

莫大な富をめぐる国際争奪戦の裏側で、
地元住民たちの労働条件は改善されず、低賃金で危険な作業を強いられたり、
理由もなく解雇されたりというケースが後を絶たない。
各地で労働争議が起きるが、コンゴ人の労働者とコンゴ人の治安部隊が衝突するという、
何ともいえない不条理が国を覆っていく。>
http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=090728
http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=090727
BS世界のドキュメンタリー<シリーズ グローバル化の影で> 2009年/2010年

2021-03-15

アフリカの映画

色々出てきました。興味深い映画が。
観てみたいです。
山形国際ドキュメンタリー映画祭:
すごいなあ。

Africa, Fleece1992.jpg

アフリカ、お前をむしりとる
Africa, I Am Going to Fleece You
監督:ジャン・マリ・テノ Jean-Marie. Teno
カメルーン/1992/フランス語/カラー/16mm/88分/日本語字幕あり

<書き言葉、つまり文字は文明に欠かすことのできない道具であり、
同時に歴史的にいつでもどこでも権力と結びつく支配の道具でもある。
独立後三十年が経つ、カメルーンもまた三つの言葉に支配された歴史をいまだに色濃く残している。
植民地時代の収奪と隷属はアフリカの文化を破壊し尽くし、
かつての征服者が強いたことを 独立後のいま 今度は体制側の人間がためらわず実行している。
この作品は、人間の愚劣さとすべてを奪われたものの悪循環のメカニズムを絶ち切ることを考察していく。>
(YIDFF '93)
https://www.yidff.jp/library/loans/loans93.html#f1

Colonial Misunderstanding2004.jpg

『植民地的誤解』(2004)
The Colonial Misunderstanding
Le Malentendu Colonial
カメルーン、フランス、ドイツ/2004/英語/カラー/デジタル・ファイル/76分
監督:ジャン=マリ・テノ Jean-Marie. Teno

<『アフリカ、お前をむしりとる』(YIDFF '93)などで知られるジャン=マリ・テノが、
アフリカの植民地化という歴史的犯罪とその悲劇の構造に切り込んだ力作。
アフリカにおいて異教徒たちにキリスト教を布教し、
その延長上にヨーロッパ文化と規律を広めることを使命としたドイツ人宣教師たち。
その検証を通じて「植民地的誤解」を明らかにしていく。
キリスト教の布教は、この作品では、ヨーロッパのアフリカ植民地政策の尖兵として、
さらに言えば北半球と南半球の今日も続く関係を観念的に表したモデルとして見なされる。
2004年という製作年は、1904年のドイツによるヘレロの人々の虐殺からちょうど100年にあたり、
虐殺に関係していたナミビアにおける宣教師の役割が特に注目される。
植民地政策がアフリカ固有の信仰と社会構造を破壊し、
近代化への唯一の道筋であると言わんばかりに
ヨーロッパのそれに置き換えられていった過程が詳らかにされる。
作中、F. カング・エヴァン教授が語るように、
西洋人が土地を奪ったことは許せても、精神と魂を奪ったことは許すことができないのだ。>

山形国際ドキュメンタリー映画祭 2017
https://www.yidff.jp/2017/cat073/17c075.html

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アシーン

Author:アシーン
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