2023-05-15
コリン M.ターンブル

森の民 コンゴ・ピグミーとの三年間』
(1976年) (筑摩叢書) コリン・M.ターンブル (著), 藤川 玄人 (翻訳)
(抄訳版-『ピグミー森の猟人―アフリカ秘境の小人族の記録』講談社1963)
(原題 "The Forest People")1961
『森という豊かな自然と一体化して生きる伝統的狩猟民の世界を、彼らを熟知した人類学者が、人間的共感をもって、生き生きと描く。熱いヒューマンドキュメント。』https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480012340/
『それまでジャングル奥地に住む未開のコビト人種としてしか認識されていなかったピグミーが、いかに才能に恵まれた(特に音楽分野で)魅力ある人々であるかを世界に知らしめることになります。』
https://jack4afric.exblog.jp/14179099/

ローンリー・アフリカン (1975年)
-The Lonely African 1962
C.M.ターンブル (著), 佐藤 佐智子 (翻訳) 白日社
『三度にわたるコンゴのイツリの森でのフィールドワークを通して知り合ったイツリの森周辺に住むバンツー族の黒人が、伝統的な部族的価値観と、新しく彼らの生活に侵入してきた西欧的価値観の間で引き裂かれ、苦しむ様子が生々しく描かれています。
ターンブルは完全にアフリカの黒人の視点に立って、白人の行政官や宣教師が、いかに無神経なやり方で土着の黒人文化を破壊したかを抑えた筆致ながら厳しく告発しています。
ターンブルが、アフリカの黒人の心情をこれほど深く理解できたのは、彼がホモセクシュアルであったことと無関係ではないと思います。』
https://jack4afric.exblog.jp/14179099/

アフリカの部族生活―伝統と変化 (1972年) (現代教養文庫)
著者 : コリン・M.ターンブル 松園万亀雄 松園典子
Tradition and Change in African Tribal Life. 1966
『アフリカの「ムブティ・ピグミー」・「イク族」・「ンダカ族」・「クン・ブッシュマン」の民族誌を紹介』
ブリンジ・ヌガグ―食うものをくれ (1974年)
-原題は『THE MOUNTAIN PEOPLE』1972
コリン・M.ターンブル (著), 幾野 宏 (翻訳)筑摩書房
『コリン・ターンブルのアフリカでの研究対象はピグミーだけではなく、ウガンダの高地に住む狩猟民イク族の村にも滞在してフィールドワークを行っています。
このときの体験記が1972年に出版されたThe Mountain People(邦訳『ブリンジ・ヌガグ』筑摩書房=絶版)ですが、村を襲った飢餓によって、村のコミュ二ティーが崩壊していく様を淡々とした筆致で冷静に描いた(ターンブルは大変な名文家です)この本は大きな反響を呼び、賛否両論を巻き起こしました。』
『イク族は狩猟採集部族で、現在はウガンダ、ケニア、スーダンの3つの国境にまたがっているため、
季節を通じて祖先の土地を移動することをやめざるを得なくなった。
ウガンダで定住を余儀なくされ、そのような状況下で生き残るための知識基盤や文化がなかったため、飢餓と死に至るまで繁栄することができなかった。』Wikiより
科学者の本棚――『鉄腕アトム』から『ユークリッド原論』まで
「科学」編集部 (岩波書店 – 2011
でも紹介されているそうです。
ぶんじんのおはなしさんのレビュー
https://bunjin.blog.ss-blog.jp/2010-09-19
千の天使がバスケットボールするさんのレビュー
https://blog.goo.ne.jp/konstanze/e/1b20d980c45f3c42e210e716f0c276ae
アマゾンカスタマーレビュー
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1JXJFC19CZPY6/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B000J9GLQ4
アフリカ人間誌 Man in Africa 1976
コリン・M・ターンブル 著 /幾野宏 訳 草思社 1979年
『「伝統的部族社会に生きる人びとの姿を通じて自分たちの社会を見直す」という視点から、暮らしと風土とのかかわりを具体的に述べた格好のアフリカ入門書。 』草思社hp
https://www.soshisha.com/book_search/detail/1_105.html

豚と精霊―ライフ・サイクルの人類学 – The Human Cycle. 1983
コリン・M. ターンブル (著), Colin M. Turnbull (原名), 太田 至 (翻訳) どうぶつ社 (1993
半自伝的作品
『人間の一生を、子供時代、思春期、青年期、老年期の5つの段階に分け、ピグミー族やヒンドゥーのひとびとと西欧近代社会との比較を社会人類学的な立場から行うことをとおして、近代を批判する。 』 どうぶつ社 hp
『ターンブルは本書で「小規模な社会」と言い換えている未開社会をある意味理想化したうえで、人が全的成長を遂げて精霊として生きるには小規模な社会が必要であるということを暗示している。
すなわち大規模な社会である現代西洋社会では、人の生が管理され、母親との触れ合い、性的成熟の喜びと社会化、黄金の老年時代などが実現されず、豚のように競争に明け暮れることになると指摘しているのである。』
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2MXONZ1P02LPS/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=4886222730
異文化への適応―アフリカの変革期とムブティ・ピグミー The Mbuti Pygmies : Change and Adaptation 1983
コリン M.ターンブル (著), 田中 二郎 (翻訳), 丹野 正 (翻訳) CBS – 1985/8/1
ピグミーを愛した男 <ジャックの談話室
https://jack4afric.exblog.jp/14179099/
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