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2023-01-06

青銅器@東博

青銅器も面白かったです~
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揺銭樹~後漢時代・1~2世紀
なにこれ? こんなのがあるんだ~!
青銅製の樹が枝を四方に伸ばしている
天辺には鳳凰
枝には銭の他、龍・鳳凰・仙人
台座は緑釉陶器で羊さん、仙人が乗っている

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わーい♪ 青銅鏡がいっぱい~!
蟠螭葉文鏡 戦国時代・前3世紀
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海獣葡萄鏡~唐時代・7世紀
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仙人騎鳥獣八稜鏡 唐時代・8世紀

東洋館-中国の青銅器
https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=6952

2023-01-05

翡翠の香炉@東博

翡翠の香炉が展示されているというので、見てきました~!
お正月明けの空いてそうな日を狙って。
まあまあ予想通りのすきぐあいでした。

むちゃくちゃ素敵でした!
東洋館の中国・清時代の工芸品の中から、玉器の工芸品ということで
俏色(しょうしょく)というのだそうです

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一つは緑がかった翡翠
古代の青銅器をモデルとしたのことですが、
本当に素晴らしいです~!

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あと2つは白玉
蓋のつまみに獅子と牡丹、器体には饕餮(とうてつ-中国神話の怪獣)
これも本当に凄い!

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そのうちひとつは獅子?に人が乗っている形のもの
かわいいけど、これ、獅子なの?

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石榴を象った瑪瑙とルビー

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それから如意という仏具の翡翠が3点
他にも七宝と木製金箔の如意
如意、はじめて見ました。
孫悟空の如意棒みたいなものでしょうか?
面白い

漆工芸品も面白かった~
龍がいっぱい~♪
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九龍堆朱合子
清時代・乾隆年間(1736~95)

清時代の工芸-東洋館 9室
2023年1月2日(月・休) ~ 2023年4月2日(日)
https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=6974

中国の漆工-東洋館 9室
https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=6970

2022-11-02

運慶さん@金沢文庫

2~3日前からいろいろ検討して、気分が盛り上がっていたせいか、とりあえず起きられて、動けたので。
出かける頃が一番寒かったです。
めいっぱい厚着して出たのに、ユニクロのウルトラライトダウン着込んだのに、電車移動中だんだん寒くなったけど、何とかなりました。
金沢文庫着いたのがお昼で、まず駅前で腹ごしらえして、道が分かりにくくて迷って、でも何とかたどり着いて、ちょっとした山登りだったので、そこで汗だく(笑)
天気悪かったので、人は少なくて、ゆっくり見られて、図書館が魅力的で長居しそうなのを、ぐっと我慢して。
グッズや資料本は結局何も買わなかったです。
公式図録の写真がホントよかったので、それ以上買う必要を感じなかったです。
でも後でやっぱり絵はがきと以前の運慶展の図録を買っておけばよかったと、後悔しました。

いやあやっぱり、神将さんはかわいい

みな生き生きしていて、毘沙門天も男前でかっこいいし、不動明王も泥臭いところがいい、十二神将は愛嬌たっぷりで、菩薩さまは憂いをおびて優しいし、大変素敵な出会いでした。かわいい童子もいました。

解説によると
運慶展は三浦半島周辺のものをはじめて一堂に集めたようで、
調べていたら2017年に東博で運慶展やっていたんですね。
その関連ですでに運慶本がいっぱい出ていて、1冊買って見たのですが、やはり奈良の運慶仏とはかなり違う感じなんですね。荒々しいし、生き生きしているし、愛嬌たっぷりだし、大変面白かったです。
鎌倉殿の運慶さんの中の人がすごくイメージが似ていて、ああ、三谷さんのキャスティングの妙がすごいと改めて感動しました。

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運慶800年遠忌記念特別展 運慶 鎌倉幕府と三浦一族
2022年7月6日(水)~9月4日(日)
横須賀美術館
2022年10月7日(金)~2022年11月27日(日)
神奈川県立金沢文庫

< 運慶は日本史上最も著名な、卓越した技量をもつ仏師であり、
鎌倉時代初期に、鎌倉幕府という新政権と密接に結びつくことで活躍したことが知られています。
また運慶は、鎌倉幕府初代侍所別当・和田義盛の発願による浄楽寺諸像(1189年)をはじめ、
鎌倉幕府において重要な位置を占めた三浦一族の造仏に、数多く関与していたことが近年、明らかにされつつあります。  
本展覧会では、貞応2年(1223年)に没した運慶の800年遠忌を記念し、
その事績を鎌倉幕府ゆかりの地域に残る関連作品から明らかにします。
運慶およびその関連作品をとおして鎌倉幕府や三浦一族の歴史の一端をご紹介する本展は、
三浦一族の歴史とゆかりの深い横須賀市と連携し、地域の歴史に対する興味を喚起し、その文化に触れるまたとない機会を創出するものです。 >
https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/bunko/tenji.html

<鎌倉時代を代表する仏師・運慶ゆかりの仏像や関連する文化財を集めた特別展「運慶 鎌倉幕府と三浦一族」が、
神奈川県横須賀市の横須賀美術館で開かれている。
出品された仏像のほとんどは市内の寺院が所蔵するが、一堂に集めた地元での展示は初めて
特別展の目玉の国指定重要文化財「不動明王立像」と「毘沙門天立像」(いずれも横須賀市芦名の浄楽寺蔵)は、運慶の真作として確実視される数少ない仏像で、三浦一族の和田義盛と妻の発願で一一八九年に造られた。
ほかに満願寺(同市岩戸)所蔵の「観音菩薩(ぼさつ)立像」と「地蔵菩薩立像」、
曹源寺(同市公郷町)所蔵の「十二神将立像」
など、地元の寺院に伝わる仏像を中心に計二十四体が並ぶ
運慶ゆかりの仏像ずらり 横須賀美術館で特別展 三浦一族との関わり紹介 >
https://www.tokyo-np.co.jp/article/199289

横須賀美術館 特別展「運慶 鎌倉幕府と三浦一族」
https://www.youtube.com/watch?v=zCFMRdrI6mg
そのまなざしに映るもの 運慶展と重要文化財(よこすかMOVIE)
https://www.youtube.com/watch?v=appTCfTfbXA
神奈川県立金沢文庫 特別展「運慶―鎌倉幕府と霊験伝説―」2018/01
https://www.youtube.com/watch?v=Y2gqs_RZQqE

2022-10-26

大蒔絵展@三井記念美術館

超絶技巧の凄まじさ
本当に素晴らしかったです~!
あまりに素晴らしいものが目白押しで、目が眩みました。
わけがわからなくなりそうでした。
個人的には特に平安時代から鎌倉・室町時代のものが好きです

和歌山・金剛嶺寺の国宝・澤千鳥の螺鈿蒔絵小唐櫃(平安時代)
熊野速玉大社の国宝・桐蒔絵手箱(平安時代)


鎌倉時代の国宝・浮線綾螺鈿蒔絵手箱、(サントリー美術館)
秋の野蒔絵手箱(鎌倉時代・徳川美術館)

室町時代の男山の硯箱(東博)、砧蒔絵硯箱(東博)、松梅蒔絵手箱(徳川美術館)

江戸時代の国宝・初音蒔絵調度 (徳川美術館)

東福門院入内図屛風 三井記念美術館蔵 (江戸時代)
徳川秀忠の娘・和子が後水尾天皇のもとに入内した際の行列を描いた屛風
これも素晴らしかったです!

日月蒔絵硯箱 仁和寺蔵 (桃山時代)
<豊臣秀吉が後陽成天皇に献上したと伝えられる作品
蓋のオモテに巨大な日輪を、ウラには上弦の月を入れたデザイン>
蓋も凄いけど、硯の両側の龍の文様が好き!

あと印籠(徳川美術館)、櫛(東博)が素晴らしかったです!
群馬蒔絵印籠 梶川作
桜叭々鳥蒔絵印籠
鷹蒔絵印籠
流水亀蒔絵櫛

蔓梅擬目白蒔絵軸盆・下絵 (江戸東京博物館)
重要文化財 蔓梅擬目白蒔絵軸盆・下絵
原羊遊斎作 酒井抱一下絵
琳派の絵師・酒井抱一の下絵に江戸で活躍した原羊遊斎が蒔絵を施したコラボ作品
下絵と一緒に展示されていて、感動しました~

図録では今回出ていないけど、春日大社の国宝・螺鈿の太刀、蒔絵の琴、重文・秋草蒔絵手箱(平安時代)
(琴はMOA美術館のみ)
源頼朝が後白河法皇から拝領し、鎌倉の鶴岡八幡宮所蔵に奉納したと伝わる、国宝「籬菊螺鈿蒔絵硯箱」
(太刀と鶴岡八幡宮の箱は徳川美術館で展示予定!)
観たかった~!
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三井記念美術館
特別展 大蒔絵展―漆と金の千年物語
国宝7点、重文32点を含む、平安時代から現代迄の蒔絵の名品が一堂に
MOA美術館:2022年4月1日(金)〜2022年5月8日(日)
10月1日(土)~11月13日(日)東京・三井記念美術館で開催。
2023年4月15日(土)~5月28日(日)、名古屋・徳川美術館に巡回予定。
https://twitter.com/Maki_e_ten
https://www.mitsui-museum.jp/
https://www.artagenda.jp/exhibition/detail/6912
MOA美術館 特別展「大蒔絵展 漆と金の千年物語」 を巡ろう(進行:橋本麻里)【ニコニコ美術館】
https://live.nicovideo.jp/watch/lv336297380

2022-10-15

金工芸品@東博

それから隣の部屋では
倶利伽羅龍蒔絵経箱(平安時代 當麻寺奥院/奈良)
すごいものがあると思ったら、国宝でした。
剣にからみつく龍がかっこいいし、凄く精緻な技法!
この剣が不動明王の持つ倶利伽羅剣らしい。
そして龍が不動明王の化身らしい。
いやホント凄い!
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https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=5607

獅子蒔絵螺鈿櫃(安土・桃山時代 山形・慈光院)
蒔絵も螺鈿も大変美しい~

金銅蓮華唐草文磬(平安時代 京都・禅林寺蔵)
え~?楽器なの?
ただでさえ、細工が綺麗だとうのに?

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https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=6837
五具足(村田整珉作 江戸時代・19世紀)
わー い!龍と麒麟と亀がいっぱい~!
いいなあ~こんな香炉や花瓶や燭台が欲しいなあ~

刀剣コーナーでもこれまた精緻な龍と馬の細工が凄すぎる~!
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三十匹龍図三所物(後藤祐乗 室町時代・F-19902)
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運龍図鐔(後藤 江戸時代 F-55-2-1)

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双馬図鐔(司馬武親 江戸時代 F-12928)

そして2階の飛鳥・奈良 の部屋には
大好きな銅鏡類が~!
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海獣葡萄鏡 (奈良時代・8世紀 E-13860)福岡県八女市星野村字真名子出土
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瑞花狻猊方鏡(奈良時代・8世紀 E-17872)京都市西京区山田桜谷町出土
珍しい方鏡だ~!

などなど…すっかり素晴らしい美術品に魅了されて、幸せな気分でした。

wikiによると、
<狻猊(さんげい)とは、中国の伝説上の生物である。しばしば獅子と同一視される。
古くは『爾雅』釈獣に「狻麑」として見え、虦猫(トラの一種)に似て、虎豹を食うとしている
銅鏡、各神獣鏡の意匠、特に唐の時代に作られた「海獣葡萄鏡」に多数見受けられる瑞獣を
海獣または狻猊と呼ぶことがある。
なお、海獣とは砂漠の向こうに住む「海外の獣」という意味であるという
明代には竜が生んだ九匹の子である竜生九子(りゅうせいきゅうし)の一匹とされた。
『升庵外集』によれば、獅子に似た姿で煙や火を好み、故に香炉の脚の意匠にされるという。>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%BB%E7%8C%8A

當麻寺
http://www.taimadera.or.jp/takara_okunoin.html
倶利伽羅龍蒔絵経箱
https://webarchives.tnm.jp/imgsearch/show/C0092000
https://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s24.html
https://wanderkokuho.com/201-00446/
金銅蓮華唐草文磬
https://wanderkokuho.com/201-00392/
三十匹龍図三所物
https://webarchives.tnm.jp/imgsearch/show/E0023857
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/422425
プロフィール

アシーン

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