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『貧者のスープ』

続き

<エリート料理人街道まっしぐらのソワイエだけど、転機が訪れる。
1845年、アイルランドで飢饉が発生。
主食であったジャガイモが一斉に疫病に感染し、アイルランド人は飢餓に苦しんだ。イングランドの植民地であるアイルランドでは小麦はイングランドに流され、貧民はジャガイモを食べるしかない。
https://twitter.com/elizabeth_munh/status/1543428450572455937

欲深いイングランド人の農主達はアイルランド人が飢えても構わず小麦を輸出したので、アイルランドの人口は最終的に半分になった。
この危機にソワイエが派遣されるけど、現地の状況にソワイエは衝撃を受ける。
痩せ細った人達に料理を届けようとしても、そもそも何もない。

限りある食材の中でソワイエは最善を尽くし、『貧者のスープ』と称される、可能な限り味と栄養に気を払った料理を届けた。それでも焼け石に水で、アイルランド人はばたばたと餓死し、祖国に見切りをつけてアメリカに渡る。
エリート料理人ソワイエの心に火が灯った。

『美味しい料理を万人に届けるべし』
料理書を執筆し、キッチンの改善に励み、上流でなくても、素材に限りがあっても美味しい料理を届けられるよう、ソワイエは尽力。貧者向けに無料で施してもいたけど、それも手を抜かない。
やがてクリミア戦争が始まると、彼は従軍した。

現地の状況は酷いもので、兵士達は不衛生な環境で栄養価の乏しいものを食べていた。兵士達は輪番で料理しており、将校達は自分の家から料理人を連れてきている。負傷兵の状況はなおひどく、彼らは弱った身体で犬の餌のようなものを食べて死んでいった。
ソワイエの心が燃える。

「以後は俺が仕切る! 臨死の兵士にも不味いものは食わせん! 連隊ごとに俺の弟子を配置しろ!」
傷病兵の看護にナイチンゲールが活躍する一方、食はソワイエが統括し、死ぬに任されていた兵士たちに可能な限り栄養と品質に配慮した食事が届けられる。

エリート街道まっしぐらで、イギリスの食の頂点に達したソワイエはこうして、砲弾降り注ぐ戦場の料理人となり、戦争中、野営のテントの中でも構わず万人のための美食を追求し、限られた食材を如何に美味に調理するかを研究し、発表した。やがてその本はベストセラーとなる。>
https://twitter.com/elizabeth_munh/status/1543431612943462401

Alexis Soyer
『The Gastronomic Regenerator』
(イギリスではソイヤー)

忘れられたセレブ・シェフの「万人のテーブル」 〜アレクシス・ブノワ・ソワイエ〜
https://riff.opensauce.co/fighting-cook-alexis-benoit-soyer/
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忘れられたセレブ・シェフ

ちょっと感動した話です~

「万人のテーブル」 〜アレクシス・ブノワ・ソワイエ〜

0703
<19世紀以前、料理は過酷な仕事であり、しばしば命の危険が伴った。
料理をするには火を使わないとならないけど、木炭や石炭を使っていた時代は有毒ガスが発生し、しかも温まるのに時間がかかるし火加減の調整も利かなかった。料理人はしばしば厨房で失神して死んだ。
https://twitter.com/elizabeth_munh/status/1543424692375416835

これを改善したのがガスコンロ。つまみを捻ってガスの出力をいじれば火加減は思いのまま、すぐに望みの火力も出る。
この発明者がアレクシス・ブノワ・ソワイエ。イギリスの料理人で、また、食史に巨大な一歩を記した戦うシェフ。
その生涯は波瀾万丈だった。

19世紀のフランスに生まれたソワイエは修行を積んだ末、外務省お抱えのシェフとして栄達する。
しかし1830年、ナポレオン没落後、反動政治を布いていたブルボン王朝に対して七月革命が勃発。革命派が外務省にも殴り込んできて、ソワイエは命の危険に晒された。貴族の一味と思われて殺されかねない。

慌てて帽子とエプロンを脱ぎ捨てたソワイエは群衆の中に混ざり、革命派のフリをしてその場をやり過ごすと、命辛々、イギリスへと亡命する。
当時のイギリスはメシマズ街道をまっしぐらに進み、フランス料理を礼賛、メニューでは意味もなくフランス語で料理名が記されるレベル。

ソワイエのような優秀なシェフが職を得るのに時間は要さず、たちまち彼はセレブ御用達のシェフとなり、イギリス貴族同士で彼の取り合いとなり、貴族から貴族へとソワイエは条件の良い方へと流れていき、最終的に高級クラブの総料理長になった。

照明のために使われていたガスをソワイエは厨房に転用する事を思いつき、こうして世界初となるガスコンロが生まれた。当時世界で最も洗練されたインフラを持つロンドンだから出来たことね。
ソワイエの厨房は評判になり、彼はイギリスいちの料理人となった。>
https://twitter.com/elizabeth_munh/status/1543427796739182598

MEYHANE TABLE

世界のスープ図鑑を探していたら、
こんな本も見つけました!
これも面白そう!
いつのまに出ていたんだ?
知らなかった!
meyhane2016.jpg

MEYHANE TABLE
家メイハネで中東料理パーティー

サラーム海上 (著), 岡村 理恵 (編集), 阿部 まゆこ (その他), 櫻井 めぐみ (写真)
LD&K BOOKS (2016/5/27)
<合言葉は「レモン、にんにく、パセリ、オリーブオイル」。
ホモス、タッブーレ、クスクス、ファラフェル、チェリーケバブなど
トルコ、レバノン、モロッコ、イスラエルから55品目を集めた
日本語初のオールカラー中東料理レシピブックが登場 >
meyhane2019.jpg

MEYHANE TABLE More!
人がつながる中東料理

サラーム海上 (著), 岡村 理恵 (編集), 阿部 まゆこ (その他), 櫻井 めぐみ (写真)
LD&K BOOKS (2019/3/27)

<トルコ、イスラエル、モロッコ、レバノン、ギリシャ、イギリスで現地取材。
ヴィーガン/ベジタリアンにも対応したカラフルでヘルシーなメゼ(前菜)から、
野外BBQ料理、各地の台所で学んだ家庭料理まで、
伝統/フュージョンを交えた中東料理最先端を全56レシピ収録! >

http://www.chez-salam.com/2020/02/meyhane-table-more%e4%ba%ba%e3%81%8c%e3%81%a4%e3%81%aa%e3%81%8c%e3%82%8b%e4%b8%ad%e6%9d%b1%e6%96%99%e7%90%86/

世界のスープ図鑑

つぶやきで見かけて、前から探していたのだけど、なかなか置いてなくて、
やっと見つけました!
う~ん、これは面白そう!やっぱり買うしかない!
sopademundo2019.jpg

世界のスープ図鑑
: 独自の組み合わせが楽しいご当地レシピ317
佐藤 政人 (著)
誠文堂新光社 (2019/11/1)

<140の国と地域で食べられる317の激うま&仰天スープを大紹介!>

佐藤 政人(サトウ マサヒト)
<アメリカ・ボストン近郊在住の編集者。
アウトドア関連の書籍、雑誌の編集者や著者として活躍するほか、プロフェッショナル・フライ・タイヤー(フライフィッシングの毛ばり製作者)として、アメリカでは認知されている。
また、料理にも造詣が深く、『日本の郷土料理』シリーズ(ぎょうせい出版)の編集などにも携わったほか、
著書に『世界のサンドイッチ図鑑』『アメリカン・スタイルBBQ』(ともに誠文堂新光社)がある。>
https://www.seibundo-shinkosha.net/book/cooking/35291/
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784416519530

『暮しの手帖』

色々とすごいなあと感動します。
めもメモ…

<公の場で「読解力が低下している」とは言わない。が、個人的に「昭和30
年代のほうがリテラシーが高かったかもしれない」と思う理由がある。「
暮らしの手帖」が主婦に爆発的に読まれていたから。「暮らしの手帖」を
読んで「食べたこともない」洋食を作ることができていたなら、相当な読
解力だと思う。4月3日
https://twitter.com/noricoco/status/981073363840876544

「暮しの手帖」の料理のページの優れたところは、一度も料理をしたこと
のない社員(男性社員を含む)に作らせて、再現性が不十分だと記述をさ
らに詳細にわかりやすく何度も書き直したところ。「婦人の友」は、その
点ではやや「経験」を前提にした作りかと思う。
https://twitter.com/noricoco/status/981157978203029506

記憶が正しければ「暮らしの手帖」の最高発行部数は100万部を超えてい
た。貸し借りされたことも多かったであろうことを考えると、その普及状
況は、都会のインテリ層だけに留まったとは言い難い数字かと思う。
Bulat Gilvanov というタタールスタン共和国出身の画家さんらしい。女
戦士の絵が多いんだけどカッコいいぞ♪
https://twitter.com/noricoco/status/981159281113182208
https://twitter.com/baritsu/status/980184220583698432

活字だけ度については、婦人の友系は、『暮らしの手帖』の非ではないか
もしれません。和食ではありますが……。私はこれで育ちました。
手しおにかけた私の料理
辰己 浜子 (著) 婦人之友社 (1960)
https://twitter.com/sakinotk/status/981089361121849345

私も実は「婦人の友」派です😀
一番よく使うのは、「べんりな常備菜」「ジャムと砂糖煮」「おいしい漬
物」の三部作です。どうも最近絶版のようなんですけど・・・
https://twitter.com/noricoco/status/981101496975613952
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