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2008-12-22

ロンドンでのオリエンタリズム探し

ロンドンは、オリエンタリズム探しにはもってこいの町ですね。
一昨年、実はとうとう、オリエンタリズムのギャラリーを見つけました。
ギャラリーといっても、美術館と思っていたら、画廊でしたが。
マザフ・ギャラリー

mathafg01

ここはフランスのACR社から出ている
「オリエンタリズム」の画集のかなりの絵を所有していたんです。
(これについてはまた後日)

以前から、すごく気になっていて、いつか行きたいと思っていました。
でもロンドンの美術館で探してもわからなくて、
諦めていたんです。

そうしたら、泊まっていた宿のフロントに置いてあった
催しの小冊子の中に、載っていたのです!
何気なく、ばらばらとめくっていたら、…!
えっ? ええっ! うそーっ!
という感じでした。

ヴィクトリア・アルバート美術館の近くで、
即行、駆けつけましたよ。

drobert1-1

きゃゃゃーっ!!
ディヴィッド・ロバーツDavid Roberts の銅版画がいっぱい!
す、凄い! 生で見たのは始めて!
他にもオリエンタリズムばかり…!
感動でした!

そこの人が、ヴィクトリア・アルバート美術館やテート、ウォレスにも
ディヴィッド・ロバーツの絵があると教えてくれて、
即刻、行ってきました。
ありました! 原画です!

victriaalbertm01

ディヴィッド・ロバーツの絵に最初に出会ったのは、
20年近く前、スペインはグラナダでした。
絵はがきで売っていた、アルハンプラ宮殿の銅版画がとても素敵で、
一目惚れでした。
ポートフォリオ(複製画)を見つけて、狂喜乱舞。
私の宝物です。

drobert06

有名なのはエジプトのもの。それから聖地パレスチナ。
でも他にも色々描いているはずなのに、それらは全然画集が出てなくて。
まさか、本物が見れるとは…。
本当に素晴らしかったです!!
感激です!

う~ん…、呼ばれましたね。
呼んでくれたんですね。
ありがとう。
嬉しいです。

時々、あるんです。こういうことが。
ずっと欲しいと念じていると、本が呼んでくれたりするんです。
「私はここよ」って。

これで、絶版本の並河万里の写真集とか、
ACR社の「オリエンタリズム」の画集にも呼ばれました。

今年、秋にロンドンの テートで「オリエンタリズム」展があるのを
偶然、知った時は、
よっぽど、有り金はたいて、無理やり行こうかと画策しましたが、
ちょっと無理でした。

でもその代わり、カタログは手に入れました。
友たちが、ちょうどロンドンに行くというので、
頼んだんです。

私の好きな絵は出ていなかったので、
まあ、いいや。

orientalism02

「オリエンタリズム」の絵については以前、どこかで書いた記憶があるのですが、
19世紀に英仏独の植民地政策で、
中近東が植民地にされた時に、
同行した画家がけっこういたみたいで、
彼らが残した絵が素晴らしいのです。

まだ昔の面影が残っている様子を生き生きと描いていて、
本当にため息が出るほどです。

ディヴィッド・ロバーツもその一人で、
他にも、ジャン・レオン・ジェロームやアンリ・ルニョーが大好きです。

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この時も偶然(いえ、呼ばれたんですね)
大英で、ジャン・レオン・ジェロームのスケッチも見つけました。
いやあ、素晴らしかったです。
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theme : ヨーロッパ旅行記
genre : 旅行

2008-12-22

ケルマーンのホテル

なんとなく、いきおいで、ホテル編第3弾。
「ペルシア07-3ケルマーン編」でご紹介した
アハヴァーン・ホテルです。

kermanho01

ここも少し町外れになりますが、バスタブ付き。
最初、お湯がぬるかったのですが、
代理店から言ってもらったら熱くなりました!

kermanho02

ここも地下の食堂が大変美味しかったです。
だいたい日替わり定食でした。
料理については、
10月20日「ペルシア料理3」でご紹介しています。

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