2011-02-27

インドの不思議

「インドの不思議」
ブズルク・イブン・シャフリヤール〔編〕
藤本勝次,福原信義訳注
関西大学出版広報部 1978.4
関西大学東西学術研究所訳注シリーズ ; 2

10世紀のシーラーフ商人から聞いた
インド洋周辺の事情を記したもの
ほんと、侮れませんね
シーラーフ商人

見つけました!
なんと、紀伊国屋に在庫がありました。
紀伊国屋、偉い!

india-shahriyar.jpg
写真追加しました。
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2011-02-26

海域から見た歴史

家島先生の続きです。

海域から見た歴史
―インド洋と地中海を結ぶ交流史 
家島彦一
名古屋大学出版会 (2006/04)

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3巻目は11世紀以降
各地の港の調査、といったって、これが半端じゃない。
イラクのバスラ、
アラビア海、インド洋の各地、インド、パキスタン、スリランカ、
マルディブ諸島、インドネシア、マレーシア、
ナイル~紅海、イエメン、オマーン、
シリアのアルワード島、チュニジア、アルジェリア、モロッコ、
スペイン、ギリシア、黒海沿岸のバルカン諸国、
東アフリカ沿岸…。
なんと、101の港の盛衰を調査!

それから、イブン・バットゥータ『大旅行記』から
13-14世紀のメッカ巡礼のルートの意味を探り、

さらに、11-13世紀のエジプト~紅海ルートの調査、
イラン高原からペルシア湾へのルートの調査 
シーラーズ~シーラーフ、特に9-10世紀

13世紀、ペルシア湾からカイロへ行った
スリランカ王の使節に関するアラビア語写本の解読
13~15世紀の変化 
ヨーロッパが進出した15~16世紀のインド洋
海の商人の活動…。 

新資料の紹介
「インドの驚異譚」という、これまた
10世紀のシーラーフ商人から聞いたインド洋周辺の事情の新資料が登場
これもやはり
「インドの不思議」として出てはいたんですね。
ブズルク・イブン・シャフリヤール〔編〕藤本勝次,福原信義訳注
関西大学出版広報部 1978.4
関西大学東西学術研究所訳注シリーズ ; 2
いやあ凄いです!
本当にエネルギッシュな人です。

当然、ホルムズやシーラーフは調査済みのようです。
実は、以前一度、直接、講義を拝聴したことがあります。
それ以来のファンなんです。

シーラーフについて、こんなものを見つけましたので。
ディジタル・シルクロード~中世ペルシア湾の古代海港―シラフ港の発見―
http://dsr.nii.ac.jp/narratives/discovery/10/

2011-02-25

海が創る文明

家島先生の続きです。

海が創る文明
―インド洋海域世界の歴史  
家島彦一
朝日新聞 (1993/03)

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2巻目は転換期の10~11世紀がメイン 
バグダードからカイロに中心が移る過程。
ダウ船の調査から見えてくるもの。 

そしてインド洋全域に広がるシーラーフ系海の商人
新資料によるイエメンをめぐる国際情勢
鄭和の船団とポルトガルの登場
誰が鄭和を導いたのか
誰がバスコ・ダ・ガマにインド洋の秘密を教えたのか
面白いです!

2011-02-24

イスラム世界の成立と国際商業

先日、<2011-02-08 シーラーフとインド洋>でもご紹介した
家島 彦一先生の著作ですが、
以前は拾い読みしかしてなくて、
今回、久しぶりに、それでもざっと目を通しただけですが、
驚きです。
とんでもない人ですね。家島先生って。

で、あらためて少しだけ…。

文献をちゃんと調べて、現地調査をちゃんとして、
さらにこれだけマクロな視野を展開できるなんて…。
それでいて、イブンバトゥータを翻訳して、やはり現地調査もして…!

本がだんだん大きく、厚くなっていくのも凄いです。
情熱が感動的です。
インド洋から地中海までを
歴史空間として捉えようという試みが、まず素晴らしい!
自然、交易路、人の移動、各地の王朝の盛衰…。
様々な要素を海の世界から見る。
イスラーム世界の成立からポルトガル、オランダ、イギリスの登場まで。
実に面白いです!

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イスラム世界の成立と国際商業
―国際商業ネットワークの変動を中心に
(世界歴史叢書) 岩波書店 (1991/4/26)

まず1巻目ではイスラーム世界成立以前~9世紀までがメイン。
インド洋の海の文化圏の成立過程からバグダードが中心になって、崩壊するまで。
インド洋と地中海をつなぐルートが2つあって、
これが、イラク・ペルシア湾ルートと
エジプト・紅海ルート。
その歴史的な流れの中にメッカがある。

イスラーム教成立はそのルートの渦中に成立した。
ムハンマドの出自のクライシュ族は交易商人だったが、
その富の源がここに深く関わっていた。

シーラーフの発掘調査によって、
サーサーン朝ペルシアの時代からのアラビア半島との関わりが見えてくる。
ハールク島やブーシェフル付近のリーシャフルなどは
アケメネス朝時代の遺跡もあるという。
その後、何故、ダマスカスを都としたか。
何故、ウマイヤ朝は崩壊したか等々…。

2011-02-23

イスラエルとパレスチナの風景画集

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イスラエルとパレスチナの風景画集
Aire Verte
原田みどり

これもだいぶ前ですが、
家人がコミティアで、こんなものを見つけてきました!
いやあもう、びっくりしたの、なんのって…。
とにかく、素晴らしいです!

2011-02-22

ザ・レモン

その後、腹ごなしにブラブラして
高島屋へ。 
地下のケーキ屋をひやかして、
ちょっと、イートイン ザ・レモンに。

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フルーツラサダ

メニューの写真よりボリュームあり。
クリームの載せ方が景気がいいと思ったら、
名古屋盛りだったんですね。

名古屋発の果物屋 弘法屋ファミリーのお店だそうです。

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フルーツみつ豆
(食べかけですが)

2011-02-21

新宿のカラチ

だいぶ前ですが、
会うことになった友人が、カレーが食べたいというので、
新宿でランチバイキングをやっているという、
カラチに行ってみました。
名前の通り、パキスタン料理です。

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以前(09/05/17 「カラチ」)ご紹介した府中店の支店?です。
店内にはミニアチュールがあちこちに飾られていて、
なかなか素敵です。

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チキンスープが美味
カレーはチキン、マトン、カボチャ、雑穀
タンドリーチキン
ナン、サフランライス-硬め
葉物サラダ、コーンサラダ
ラッシー、チャイ、コーヒー
デザート

とても美味しかったです~! 
ちょっとお腹が空いてて、写真を撮り忘れました。
す、すみません…。

karachishi090709.jpg

その前に行った時の写真が残っていたので。
これでご勘弁を…。

ミックスベジタブルカレー
美味しかった。
茄子とオクラと…食べてしまって、
わかりませんでした。


新宿の西口でちょっと分かりにくい場所ですが、お薦めです。
大ガードのある青梅街道を渡って
スターホテルの裏の地下です。

東京都新宿区西新宿7-10-10
西村ビルB1

同じビルの2階には、
ベトナム料理屋「フォンベト」がありました。

2011-02-19

拍手、ありがとうございました~♪

いつの間にか、たまっていました。
ありがうとございます~!!

01/12-サントゥールの芸術(2010-05-16)~マジッド・キアーニ
01/25-サーサーン朝のガラスとシルクロード(01-24)
    ロシアとアジア草原(01-22) 
02/13-イスタンブールの本<2010-02-22>
02/16-シリア料理 <2011-02-01>
   『イスラム建築がおもしろい!』<2009-12-25>
02/19-タブリーズの洋服屋さん<2008-12-13>

2011-02-17

ウィスタリア6

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Nuage(ニュアージュ)- フランス語で【雲】

久しぶりに行ったら、新製品が!
なにこれ?
クリームが柔らかすぎて、
ロールケーキに出来なかったというシロモノ。
いっそ、スプーンですくって食べてれるようにと。

いやあもう、美味しすぎます!
本当にふわふわして、
あっと言う間に、口の中で溶けてしまいます。
小さめのホールケーキサイズなのですが、
ばくばく食べられました。
危ないです…。

チョコも色々買ったんですが、
写真、撮りそびれて、もう、人に上げてしまいました。
かわいいクマさんのチョコも。

2011-02-16

山査子ジャム

珍しいお土産をいただきました。
山査子は好きで、ドライフルーツのはよく食べるのですが、
ジャムははじめて見ました。

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岐阜県各務原市の
エヌ・ディ・シー NDCというメーカーさんでした。

追記
02/09 中国とインドの諸情報 を追加しました。

2011-02-15

アルテミス

これも去年ですが、
広尾にトルコ料理屋ができたとの、友人のご注進
早速行ってみました。

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アルテミス

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メゼ-ディルフメ(牛タン)、ハプチュ・タラトル(ニンジン・
アボガド・ヨーグルトのディップ)

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シガラボレイ-チーズ入りトルコ風春巻き

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アダナ・ケバブ

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サラダ

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ストゥルバルック-スズキのトルコ風グラタン

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カダイフ、カザンディビ

すごく食べやすい。
まるでトルコ料理じゃないみたい。
エスニック初心者向き。

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なくて食べそこねたのが、
ハンドラジョ-
~ズッキーニを春巻きの皮でくるんでフライにしたもの

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トルコ料理&地中海料理 ARTEMIS 麻布
東京都港区南麻布5-16-10カルチェブラン2F
地下鉄日比谷線広尾駅から徒歩1分

2011-02-14

パレスチナ料理屋アルミナ

去年ですが、
神田にパレスチナ料理屋ができたというので、
友人と行ってみました。

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スペシャルコース、
スープ、サラダ、冷&温前菜、ミックスケバブ、デザート、コーヒーまたは紅茶

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レンズ豆スープ、
スープもホムスもレモンたっぷり。

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ホムス、ムタッバル、

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サラダ、

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ファラフェル、ミートロール
さっぱりしていて、美味しかったです。

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ケバブもあっさり食べやすい
それでいて、ちゃんと中東の味です。

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地中海レストラン 神田 ALMINA
東京都千代田区神田多町2-2-3 元気ビルB1
JR神田駅 北口 徒歩4分
地下鉄銀座線神田駅 徒歩4分

2011-02-13

ネパール料理

アジわいキッチン 
(アジアクロスロードの料理番組)
今週はネパール料理だそうです。

2/14~18
(1)「クワティ(9種類の豆のスープ)」
(2)「スクティ(羊の干し肉のサラダ)」
(3)「マドゥリ(卵とひき肉の蒸し物)」
(4)「ピーロ アル(スパイシーなフライドポテト)」
(5)「ウォー(豆のネパール風お好み焼き)」

http://www.nhk.or.jp/asia-cross/weekly/index.html

最近、ネパール料理もお気に入りです。
ちょっと楽しみです。

(追記)
大田区のネパール料理屋さん 
ネパールキッチン ドコ 大森店のコックさんのようです。

2011-02-11

地中海世界のイスラム

地中海世界のイスラム―ヨーロッパとの出会い (1984年) (筑摩叢書〈292〉)
地中海世界のイスラム―ヨーロッパとの出会い (ちくま学芸文庫) (文庫)
William Montgomery Watt , ウィリアム・モンゴメリ ワット , 三木 亘 (翻訳) 筑摩書房 (2008/5/8)

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この本を読んだ時の衝撃は今でも忘れられません。
目からウロコの真実。
知られざるヨーロッパのイスラーム・コンプレックスを暴いた本。
ヨーロッパのルネッサンスは、実はすべてイスラームから来た?
認めたくないイスラームの恩恵
ないことにされているイスラームの遺産
いかに日本で教えられ、紹介されている世界史が
あくまでヨーロッパ中心主義史で、
ヨーロッパの偏見と劣等感と変質した一方的な正義に
覆い尽くされた歴史かということを思い知らされました。
いつのまにか、文庫で出ていたとは嬉しいです。

もともとイスラーム・スペイン史の本を探して、この著者に出会いました。
彼のイスラーム・スペイン史も素晴らしいです。

< 宝石細工、タイル、華麗な建築、宴席料理、楽器、書物…、
数千年の都市文明の結実である「優雅な暮らし」の術を
ヨーロッパにもたらしたのはイスラム教徒であった。

ヨーロッパ人が、アラブ人やイスラム教徒と良好な関係を保つためには、
自己の後進性の負い目を徹底的に認めなければならないとし、
ヨーロッパ中心主義ではなく、
心底からの自己批判のうえに、
イスラム世界を正当に評価して、世界史の真の再構成を目指す。

ヨーロッパとイスラム世界を対等に見、
しかも現代の問題として過去のかかわりを語り、
多様な人間集団の共存の道をダイナミックに叙述した、
碩学によるイスラム文化論の世界的名著。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ワット,ウィリアム・モンゴメリ
1909‐2006年。イギリスの世界的なイスラム学者。
エディンバラ大学に学び、のち同大学で教鞭をとる。
欧米のイスラム学界に不抜の名を残す。著書多数>


2011-02-10

タイル

砂漠にもえたつ色彩 ― 中近東5000年のタイル・デザイン
飯島章仁(編集) 
岡山市立オリエント美術館  2001年

sabak-okayama.jpg

以前、確か友達が教えてくれた
イスラムアート紀行 http://orientlib.exblog.jp
で知ったような気がします。
タイルの本はいくつか持っていたのですが、
これは知らなかったです。

岡山のオリエント美術館は一度、行ったことがあります。
ここは本当にディープなところでした。
近所にあったら、間違いなく通ってますね。

去年の新刊の原稿の時にも、大変役に立ちました。
で、去年、夏の新刊の時に、紹介しようと思っていたのですが、しそびれていました。

系統だった解説もさることながら、
写真は主に岡山、中近東文化センター、常滑のタイル博物館ですが、それだけではなく、普段目に出来ない個人蔵が多く出ていること。
日本にこれほど多くの素晴らしいタイルがあることも驚きですが、それが一堂に会したことも、素晴らしいと思いました。

<岡山市立オリエント美術館で
2001年3月3日から5月6日まで開催された
『砂漠にもえたつ色彩―中近東5000年のタイル・デザイン』展の図録。
国内にある中近東の建築装飾を集め、
トルコやシリア、イラン、中央アジアの建築写真をパネルで添え、
タイルを製作していく上での美意識の変化や制作技術の展開を時代を追って紹介>

2011-02-09

中国とインドの諸情報

先日の岡野先生の講座で、出てきて気になっていたのが、
シナ・インド物語 藤本勝次(1976年)
(関西大学東西学術研究所訳注シリーズ〈1〉

1673年にシリアのアレッポで発見され、1200年頃に作られた写本とのこと。
現在はパリ国立図書館所蔵のアラビア語写本2281番の中に収録されいて、
『中国とインドの諸情報についての書』の訳注書。
写本の内容は、9~10世紀のアラブ・イラン系商人による
中国とインド等に関する記録。
第一巻は、ヒジュラ暦237年(西暦851年7月5日~852年6月22日)に書かれた。
作者は不明。
第二巻の作者は、シーラーフの人、アブー・ザイド・アル・ハサン。
いつ書かれたのかは不明
(フランス語訳したReinaudは、西暦916年頃と推定)。

話を聞いて、是非、読んでみたいと思っていましたが、
国会図書館で見るしかないかな~と思っていたところ、なんと、
これの新訳が出ていました。しかも家島先生!

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中国とインドの諸情報 1~ 2  (東洋文庫)
家島 彦一 (翻訳) 平凡社 (2007/09)
<7世紀末以降、アラブ・イラン系商人は
インド洋を舞台にインド・中国との旺盛な貿易を展開した。
9世紀半ば・10世紀初頭の二つの書が、彼らが実見した各地の諸事情を記す。>

ああ、そういえば、見たことあります。
でも中国とインドじゃ関係ないからいいや~って買わなかったんだ~! 
アホでした…。

2011-02-08

シーラーフとインド洋

シーラーフ(スィーラーフ)については、こちらの本。
以前、ホルムズについて調べていた時に、知り合いが家島先生のことを教えてくれました。
ホルムズはモンゴルの頃ですが、
それ以前はキシュ、その前はシーラーフ、その前はカーグ島(ハールク島)と、
ペルシア湾の内部の島と港が、交易港として栄えていたのだそうです。
ホルムズはペルシア湾の入口の島ですが、
シーラーフは、さらにペルシア湾内部の港です。
昔はシーラーズから南下する街道があったそうです。

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家島 彦一
海が創る文明―インド洋海域世界の歴史  
朝日新聞 (1993/03)

ダウ船によるインド洋文明

<インド洋とその周辺の島は、
2000年以上にわたって有機的に結びつけられてきた自由交流圏であった。
そこに狡猾な人質策や大砲・軍艦をもって侵入してきた
ヴァスコ・ダ・ガマひきいるポルトガル艦隊は、
彼等にとって海賊と映ったにちがいない…。>

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他にも、
イスラム世界の成立と国際商業
―国際商業ネットワークの変動を中心に (世界歴史叢書)
岩波書店 (1991/4/26)

<イスラム世界は、7世紀以後
西アジアからアジア・アフリカの広大な諸地域に展開し、
人々の移動と経済・文化・情報の交流によって相互に深く結びついた、
多重・多層の国際的な流動社会であった。
本書は世界史の中軸をなしたイスラム世界の歩みを、
形成・展開期であった7―10世紀半ばを中心に、
史料に基づいて具体的に考察し、その上で10世紀後半以降の動向を展望する。>

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海域から見た歴史―インド洋と地中海を結ぶ交流史 
名古屋大学出版会 (2006/04)

<船・港市・島や、様々なルート・海上商人などに着目することで、
アジア・アフリカ・ヨーロッパの多様な地域が、
海域ネットワークを通して相互に連関する全体史のなかで捉えられることを、
文献と現地調査の両面から実証した、未踏の労作。>

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イブン・バットゥータの世界大旅行
―14世紀イスラームの時空を生きる
(平凡社新書)平凡社 (2003/10)

<モンゴルがユーラシア大陸を席巻していた十四世紀。
広大なイスラーム世界と、隣接するアジア・アフリカを
生涯かけて旅してまわった男がいた。
その長大な記録『大旅行記』の日本語完訳者が、
イブン・バットゥータの旅の全容をたどり、
そこから浮かびあがる、かつての世界システムの姿を描き出す。
移動・交通・交易の活気、多文化混淆の豊穣さ。
波瀾万丈の旅から「近代以前」の世界がみえてくる。 >


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そして何より、労作はこれですよね。
大旅行記1~8 イブン・バットゥータ
(東洋文庫) 平凡社 (1996~2002)

<マルコ・ポーロに相並ぶイスラム世界の大旅行家による、
北アフリカからインド・中国まで、三大陸におよぶ波瀾万丈の旅。
本邦初の全訳。(全8巻)。>

2011-02-07

中近東から運ばれた碧い壺

中近東文化センター附属博物館
「ペルシアの宝物-至高のガラスと銀の世界」展
の第3回講演会に行ってきました。

2011年2月6日(日)
「中近東から運ばれた碧い壺」
岡野智彦(中近東文化センター附属博物館研究員)

一昨年(2009-07-03)、
奈良の西大寺の旧境内から出土した碧い壺の破片。
大変鮮やかな緑色。
これはいったい、何なのか?

中近東で伝統的に使用されたアルカリ釉が施された壺で、
銅で青緑色に発色。
パルティア朝、サーサーン朝にも作られ、
そしてイスラーム時代には、インド洋交易路上で見つかっている。
似たような青緑色の壺が、
パキスタン南部やスリランカ北端、インド洋周辺地域、
東南アジア、中国、そして日本の博多、太宰府、壱岐などでも出土。
でもだいたい9~10世紀。

その時代、重要な港だったのが、イランのシーラーフ。
出ました、シーラーフ!
家島先生の本にも出てくる港ですね。
一度、行ってみたい所です。

この壺は何か商品を入れて運んだ器として、使われたと思われるとのこと。
今回のは8世紀と古く、現在知られている最古の中近東の青緑釉の壺。
8世紀の年代の記された木簡と共に出土。
さらに同じ層から唐人 「皇甫東朝」の名が記された
須恵器の灯明皿の破片も出土。

『続日本記』によると、
「皇甫」は736年に遣唐使船で来日、
唐楽を演奏したという。
そしてこの時、興味深いのが、
ペルシア人も一人一緒に来日していることが記されている(李密翳)。
ただ、残念ながらこのペルシア人については、
何も記述がない。
気になりますね。

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(平城京跡で初めて見つかったイスラム陶器の破片
=奈良市の市埋蔵文化財調査センターで2009年7月3日、宮間俊樹撮影)
2009年7月3日 (毎日新聞)
ニュース写真特集2009年7月4日
http://mainichi.jp/photo/graph/20090704/5.html

参考までに。
47NEWS-2009年7月3日
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009070301000682.html
奈良新聞
http://www.nara-np.co.jp/20100409102203.html
歴歩-2009-07-03
ttp://blog.goo.ne.jp/thetaoh/e/34a1a290ab9a23b550a83ce535e49735
万葉集と東アジア
http://sites.google.com/site/manyoushuutohigashiajia/Home/kokunai-saiko

著書
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タイルの美〈2 イスラーム編〉(共著)TOTO出版 (1994/08)
(09/04/10 イスラームのタイルをご参照下さい)

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ラスター彩陶器―初期ラスター彩から中期ラスター彩への流れ(編集)
中近東文化センター (1985/10)

2011-02-05

夏のスイーツ

アジわいキッチン 去年のつづき
(アジアクロスロードの料理番組)
ひんやりスイーツ特集

8月 2日
イルミック タトゥルス(セモリナ粉のプディング)
トルコ
阿佐ヶ谷のイズミルのシェフ登場
セモリナ粉のプディング美味しそう!
くるみのトッピングがいかにも中東

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http://www.nhk.or.jp/asia-cross/recipe/2010/0802.html

8月 3日
茶凍(お茶のゼリー)台湾
台湾の烏来 お茶料理名人 張銘義さん
粉ゼラチンと寒天両方使う 東方美人茶のゼリー

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http://www.nhk.or.jp/asia-cross/recipe/2010/0803.html

8月 4日
ウーン(卵入りココナツミルクゼリー)ラオス
寒天(粉末)で作るココナツミルクゼリー

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http://www.nhk.or.jp/asia-cross/recipe/2010/0804.html

8月 5日
フォルフル サンデコ(フルーツヨーグルト)ネパール
調布・つつじヶ丘にあったSpice Bank(スパイスバンク)
実は最近、南多摩に復活との噂
ルビーグレープフルーツとざくろを使ったヨーグルト
でも チリパウダーと パーツァック(チャットマサラ)を入れるのでちょっと辛い

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http://www.nhk.or.jp/asia-cross/recipe/2010/0805.html

8月 6日金
ムハラビーエ(花の香りのミルクプリン)レバノン
マドレーヌ・アブデェル・ジャリル・梅若さん
薔薇水とオレンジ水入り、ピスタチオのトッピング

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http://www.nhk.or.jp/asia-cross/recipe/2010/0806.html

2011-02-04

ベトナムの麵料理

アジわいキッチン
(アジアクロスロードの料理番組)、
去年のつづき

● 7月28日【めん料理特集(3)】
フォー ガー(鶏肉入りのフォー)(ベトナム)
新宿のフォンベトのシェフさん
さっぱりしてて、美味しそう。

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http://www.nhk.or.jp/asia-cross/recipe/2010/0728.html

2011-02-03

なす料理

去年のアジわいキッチン
(アジアクロスロードの料理番組)、つづき

● 7月20日【なす特集(1)】
ムタッバル(なすのディップ)(ヨルダン)
これ、大好きなんです!

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http://www.nhk.or.jp/asia-cross/recipe/2010/0720.html

● 7月23日【なす特集(4)】
バイグニ(なすの天ぷら)(バングラデシュ)
ひよこ豆を使ったころもが美味しそう。

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http://www.nhk.or.jp/asia-cross/recipe/2010/0723.html

2011-02-02

夏野菜

アジアクロスロード(BS1月~金5:00~5:49)の料理番組アジわいキッチン
たまった去年のビデオを見せてもらって、食べたくなったもの。

● 7月 9日 サラダ特集(5)】
サムサトゥ(コロッケサラダ)(ミャンマー)
中野の マンダラ・グリルハウスが登場
タマリンドのソースというのが、興味あり

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http://www.nhk.or.jp/asia-cross/recipe/2010/0709.html

● 7月13日:【夏野菜特集(2)】
サルーネ(夏野菜と鶏肉の煮込み)(バーレーン)
カルダモン、シナモン、コリアンダーを使う かぼちゃ、冬瓜が美味しそう。

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http://www.nhk.or.jp/asia-cross/recipe/2010/0713.html

● 7月16日:【夏野菜特集(5)】
ナム ワーン ワック ウ(かぼちゃのココナツ煮)(ラオス)
ココナツミルクで煮たかぼちゃが美味しそう。

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http://www.nhk.or.jp/asia-cross/recipe/2010/0716.html

2011-02-01

シリア料理

アジアクロスロード(BS1月~金5:00~5:49)の料理番組
アジわいキッチン
やっと たまった去年のビデオを見せてもらって、

池袋のパルミラのシェフが登場。

6/22 火◆(シリア料理1)
「ショラベット モロヘイヤ(モロヘイヤスープ)」
コリアンダーパウダーとコリアンダーの葉の両方を使うのと、
トマトを使うのがエジプトと違っていました。 

100622syria.jpg
http://www.nhk.or.jp/asia-cross/recipe/2010/0622.html

水 6/23 (シリア料理2)
「バーミヤ ビル ラッハマ(オクラとトマトの煮込み)」
こらちもコリアンダーパウダーとコリアンダーの葉の両方を使う

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http://www.nhk.or.jp/asia-cross/recipe/2010/0623.html

木 6/24 (シリア料理3)
「サマカ マシウ イーヤ(焼き魚 ごまソース添え)」
魚の下味にレモンを使い、魚のお腹に野菜を詰め込む 
胡麻ソースにチリソースを入れるんですね。

100624syria.jpg
http://www.nhk.or.jp/asia-cross/recipe/2010/0624.html

金 6/25 (シリア料理4)
「ハラワ ビル ジブナ(クスクスのチーズケーキ)」
クスクス、水で溶いた上新粉を使う

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http://www.nhk.or.jp/asia-cross/recipe/2010/0625.html

どれも美味しそうです。
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Author:アシーン
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