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2012-09-06

チュニジア本7

それからそれから。
カルタゴについて、ちょっと調べてみたら、
最近はずいぶん色々と本が出ていてびっくりしましたが、
(昔はたしか、アラン ロイドの 河出書房新社版 (1983)しかなかったような…)
一番びっくりしたのがこの人の本。
さらに驚いたのが東ゴートの本。
そしてもっと驚いたのがヴァンダルの本!
こんなマイナーな本を書いている人がいるなんて…!
聞いたことある名前だな~と思っていたのですが、
知る人ぞ知るペリーローダンシリーズの訳者さんでした!

matutani_cartago vandal.jpg

松谷健二
1991年 『カルタゴ興亡史 ある国家の一生』(白水社)のち中公文庫 
1994年 『東ゴート興亡史 東西ローマのはざまにて』(白水社)のち中公文庫 
1995年 『ヴァンダル興亡史 地中海制覇の夢』(白水社)のち中公文庫

matutani_ostrogoths.jpg


ヴァンダル族wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%AB%E6%97%8F

もうひとつ。
最近見つけたのがこれ。
チュニジアについての記述が、妙に説得力がありました。

momoi_anotherwestafrica2004.jpg

桃井 和馬 
『観光コースでないアフリカ大陸西海岸』
高文研、2004年

<チュニジア人にとってのアルジェリア
 西海岸10カ国の取材はチュニジアから。
女性のスカーフや男性のひげ、白いアラブ服はほとんど目にしない。

桃井氏はその理由を街で出会った老人のセリフを通じて読み解く。
 「私たちはこの国をアルジェリアのようにしたくない」
 宗主国フランスと歩調を合わせたアルジェリア政府は、
1991年民主的な選挙で勝利したイスラム原理主義政党に対し、
軍部の力を背景に徹底的な弾圧を行った。
以降、原理主義者も暴力的な手段で応酬、
1999年までに国内で10万人が両者合わせて
約10万人が殺害されたとされている。

「ローマ時代から大国に翻弄され続け、
国家がつぶされた過去を持つチュニジア人にとって、
アルジェリアの情勢は、過去の苦難の歴史を思い出させた。
・・・どんなことがあってもヨーロッパは刺激したくない。
それがチュニジア人の身体奥深くに刻まれた記憶だった」

 ちなみにチュニジア人男性にとって人生に大切なものは
「アッラーと家族とサッカーチーム」の3つであるらしい。>
: http://blogs.yahoo.co.jp/s061139/22772275.html
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