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2013-04-30

「ねえ!ムーミン」

なんでいきなりムーミンかというと、
実は、友人宅に仔猫が飛び込んできた時、
なんとなく-「リスのバナー」や「ジャングル大帝」がテーマソングになって、
よく仔猫に歌っていたんです。

「○○、君は猫じゃない、やさしいかあさんは猫だけど~♪」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10134657
http://www.youtube.com/watch?v=-7ElW3is8MA

「立て、○○、パンジャの子♪」

http://www.youtube.com/watch?v=WnpNVQO0afg

で、二匹目の子が飛び込んできた時
最初は
「はるか~草原を、ひとつかみの雲が、
あてもなくさまよい とんでゆく
山もなく 谷もなく
何も見えはしない
けれど ○○、おまえは来たんだ
△ につづくこの道を~♪」
なんて雰囲気だったのですが、
http://www.youtube.com/watch?v=whA1gf8Nz_Y
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4818160

そのうち、
「ねえ○○、こっちむいて!
はずかしがらないで~もじもじしないで~
お願いよ♪  」
という感じになり、

http://www.nicovideo.jp/watch/sm20458865

そういえば、なかったなあ、と探しはじめた次第です。

「ねえ!ムーミン」(藤田淑子)

フジテレビ 世界名作アニメ主題歌ベスト
ポニーキャニオン(2004/5/19)

昭和キッズTVシングルスVol.5
コロムビアミュージックエンタテインメント

なんとか、見つかりました♪
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2013-04-25

和書と格闘 7

35~37日目
Wa01 の番号の変更を始める
というのも、色々、分からなくて、
現物確認しなければいけない本が、結局ここに集中していて、
棚順というか箱順に並べ変えた方が、修正しやすいのに、
今のままだと、うまく並ばないのです。

まだ並べ替えしていない元データのファイルで
作業列を作って、
新たに通し番号を付ける
これを統合前のデータにコピペする。
それから
雑誌統合データと、書籍統合データに移す。

翌日、先週の現物確認の入力~雑誌

翌々日ファイルを開こうとしたら、
書籍統合データが、ついに読み取れないと言われる!

「読み取れない内容が含まれています。
このブックの内容を回復しますか?
ブックの発行元が信頼できる場合は[はい]をクリックしてください」

きゃあ~!ついに!
だ、大丈夫かしら?

38日目
wa03:置き場所空欄の本 確認
校正紙で確認、あった。0002以外は
0002は物置のため未確認

Uの日付を雑誌の年月号に移す方法を探す

=TEXT($U5,"yyyy年m月号")

全部移せた!わーい!

U行発行年月日、削除

39~40日目
友人宅へ。甥っこ来る
未入力の入力つづき

自分は現物確認 2階、1階
日付不明物件、日付あやしい物件、
書名、出版社あやしい物件、他


41~44日目
3日かけて入力、修正作業

2日かけて
鉄道書籍、シリーズものを拾って並べ替え

45日目
分類の順番を変える作業
鉄道を最初に持ってきたいが、最後になってしまうので。
セルのコピーがうまくいかない。調べてわかる
フィルハンドル、セルのコピーを見つける

分類、鉄道を1鉄道に変換してみるが、戻す
新たに列分類2を作って、1鉄道を入れる
ちょっと細かく分類しようとしたら、10以上になり、
そうなると、また順番がややこしくなるので、とりあえず、ヒトケタにまとめる
雑誌~1鉄道 2軍事 3メカ 4科学 5ドイツ 6語学 7旅 8一般
書~1鉄道 2軍事 3メカ 4科学技術 5ドイツ 6語学 7旅 8一般

雑誌、重複入力可能性のものを色付け

軍事~分類、並びチェック

46日目
また友人宅へ現物確認に
物置分、JTB、
世界の鉄道、年号、発行日おかしいの
鉄道の旅シリーズ、一緒にする

この後、4日ほど沈没

2013-04-20

和書と格闘 6

29~30日目
友人宅へ行き、現物確認つづき

日付の件、エクセル使いの友人から、解決法のメール

普通は1900年から計算する設定になっているが、
「1904年から計算する」に変更になっている時に起こるとのこと。

といっても、複数の原因があるから、
また起こる可能性ありと言われる。
困った…

日付の件、確認。
確かに、「1904年から計算する」にチェックが入っていた
1904年のチェックをはずす
日付、戻る

ところが、後で、またおかしくなる!
今度は4年と1日遡る!
なんで~???? 

途方にくれるが、手で直す

昨日の現物確認の入力

31~33日目
まず鉄道雑誌を整理しようとチェック
特集号の特集名を号数の蘭へ
書籍に入っていた雑誌を移動

現物確認 1階、居間

現物確認 1階 玄関~2階

34日目
またまたエクセル使いの友人、いらして下さる
ありがとうございます~!

考えられる原因として、
まず、2003バージョンになっていること。
2007版でまったく別のソフトと言えるくらい、変わったのに
さらに2010版との互換性をとるためにいっぱいお荷物を抱えている。
それから、どうもデータ自体、別のソフトで作っているせいで、
そこから変換する時に不具合が生じている可能性があるとのこと。
表面上、問題ないように見える部分でも、裏でデータが書き換えられていることがあるそう。

まず、日付のおかしいのと、分類順の件、直し方を教わる

=YEAR($B5+365*4+2)

Ib の おかしいのを直す

2010版にしろと、前から何度も言われていたので、
もうこれ以上、おかしくなっても、手に負えないので、
互換性を切り捨てて、2010版で保存する。

確認して、古い発行年月日の列を消す
残りの日付の変なのをチェック

無事、直りました~!
ありがとうございました~!

2013-04-15

和書と格闘 5

4月に入って、25~26日目
友人宅へ行って、現物確認
甥っこ参戦、入力の続き

先日の現物確認の入力

27~28日目
統合した雑誌を並べ替える
wa01とwa02のデータが統一されてないので、
年号、号数がバラバラ
備考欄に手動で、各々通し番号を付ける
これで何とか、年月順に並べ替えられる。

wa02 注記のデータを備考に移す

書籍データにとりかかる
wa03:wa04(シート2)
出版社よみを入力

wa01 一般、マンガ 著者よみ順に並べ替え

wa03の列をwa01に合わせる。
wa04の列をwa01に合わせて、wa02のシート2にコピー
まずwa04をwa03にコピー
wa02の図書もwa03へ
wa01の図書をwa03へ
和図書統合!

分類項目を統一
出版社よみを統一、だいたい…

スポーツ、ドイツ、マンガ、メカ、旅行、一般、科学・技術、
軍事、語学、鉄道に分ける

ところが!
また日付おかしくなっている!??
また4年未来にずれて戻っている!
何故~???


2013-04-10

ズールー戦争 8

ズールー戦争とズールー族の映像を見つけました。

British Defeat at Isandlwana
http://www.youtube.com/watch?v=-tS9B7_2Gz0

http://www.nicovideo.jp/search/%E3%82%A4%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%AF%E3%83%8A

英国戦争映画「ズールー戦争」予告編!!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3334416

Zulu Dawn 1/3
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7308168
「"ズールー戦争 ~野望の大陸~」イサンドルワナの戦闘シーン
① sm7308168 → ② sm7317750 → ③ sm7317529


ロークス・ドリフトの戦い
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14863783
なおイギリス兵の面々がズールーの攻撃前に口ずさんでいるのは
"Men of Harlech"(邦題:ハーレフの男たち)、
15世紀のバラ戦争の最中に
ウェールズのハーレフ城を巡る包囲戦に由来する曲です。

世界の最強武術を体得せよ #08 ズールー族 1/2
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14482181
その2:sm14482843


2013-04-05

『砂漠のライオン』 

lionofdesert1981.jpg

珍しいイタリアのリビア侵略の話だというので、
観てみました。

「アルジェの戦い」の後では、
ちょっとテンポが悪いかな~と思いつつ、
色々と知らない世界が繰り広げられ、
大変興味深かったです。

ムッソリーニのことって、全然知らなかったです。

砂漠のライオン
LION OF THE DESERT
1981 163分
リビア/アメリカ/イギリス

砂漠のライオン 予告編
http://www.youtube.com/watch?v=1qWvQd4IlvA
ヘタリア軍奮戦 イタリア軍VSベドウィン族
http://www.youtube.com/watch?v=ImIMumLscOs

<ムスタファ・アッカド監督の指揮の下、撮影された史実に基づいた映画です。
第1次世界大戦前の1911年、
イタリア王国がオスマン・トルコ帝国と戦争を行い、
当時、トルコ領であったリビアを割譲させる事に成功します。

ところが、現地リビアでは
砂漠の民ベドウィン族がリーダー、オマー・ムクターらの指導の下、
激しい抵抗運動を展開し、
イタリアのリビア統治は苦難の連続という泥沼に陥ってしまいました。

ところが、1922年、イタリアでファシスト党のムッソリーニが政権を獲得、
一大ローマ帝国を築こうと野望に燃えていたムッソリーニは、
1924年にはユーゴからフィウメを併合、
続いて1926年にはアルバニアを保護国化するなどして
ファシズムの旗を地中海沿岸に拡大しようとしていました。
そんなムッソリーニとって一番我慢ならないことが、
リビアでのベドウィン族の抵抗運動でした。

そこで、頭にきたムッソリーニは大軍をリビアに投入し、
鎮圧作戦を実施していましたが、
ついに1929年、第1次世界大戦の英雄グラツィアーニ将軍を
リビアの司令官に任命します。
彼は後に「虐殺者グラツィアーニ」と呼ばれるほどの
過酷なゲリラ掃討作戦を実施します。
グラツィアーニはまず、近代兵器を砂漠へ投入します。

史上初の戦車の砂漠での作戦行動の実施。
航空機による無差別爆撃。
毒ガスの使用等々。

さらに、毛沢東の格言「ゲリラとは人民という海を泳ぐ魚である」
という考えを逆手にとって、
ベドウィン族の村や耕作地、井戸を破壊し、反乱分子を躊躇なく処刑し、
その他のベドウィン族を強制収容所に隔離してしてしまいます。

当然、人権の欠片もないイタリア軍の手による強制収容所では、
栄養失調者や病気で死者が続出、
この残虐なゲリラ鎮定作戦を列強は「イタリア式」と呼んで眉を顰めました。

この映画、私がまず観ていて目に付いたのはイタリア軍の装備ですね。
それから、イタリア軍の装甲車や戦車の出来の良さ!
とくに戦車は、イタリアがフランスのルノーFT型戦車をコピーして
作ったフィアット3000突破戦車
(戦車といっても当時のトラックの荷台に乗るようなちいさな二人乗りで、
しかも重機関銃が1丁しかないという貧弱なものですが・・・)
が本物そっくりなのには驚きましたね。

さらに、当時のイタリア軍の制服など、
小道具も当時の写真や映画
(ファシストは宣伝を重視していたので、
このような映像資料がたくさん残っていて、
映画を製作する際の参考になったそうです)
そっくりに作られていて、違和感がない仕上がりとなっています。

こうして、グラツィアーニ将軍はオマー・ムクターの指導するゲリラを追いつめていくのですが、
相手はゲリラ、舞台は広大な砂漠、
包囲しようとしても山岳地帯に逃げ込まれ、中々、掃討する事が出来ません。

そこで、グラツィアーニはムッソリーニに直訴して
「古代のハドリアヌスの城壁」の近代バージョンを提示、これを実行に移します。
これは、英国保護領であるエジプトとの国境に
海岸線から本当の不毛の地である「砂の海」まで鉄条網で国境を封鎖、
ゲリラへの物資の補給を完全に遮断するという作戦でした。

こうして追いつめられたオマー・ムクターはついにイタリア軍に捕らえられ、
ベンガジで軍事法廷にかけられた後に、
公開処刑(絞首刑)に処され、映画はそれで幕を閉じます。

それにしても、アンソニー・クインと本物のオマー・ムクターが
本当に写真を見比べるとそっくりなのには驚きましたね。
http://plaza.rakuten.co.jp/tikutai/diary/200705160000/
濫読屋雑記

アンソニー・クイン(米・ムクター役)
オリヴァー・リード(英・グラッツィアーニ役)
ロッド・スタイガー(米・ムッソリーニ役)


オマル・ムフタール
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB

リビアの写真集と旅行記
http://www.bbweb-arena.com/users/et/libya/libya.htm

アッカド監督、テロの犠牲に…「砂漠のライオン」(ZAKZAK - カイロ共同)
シリア出身の映画監督、ムスタファ・アッカド氏が死去した。
AP通信によると、ヨルダンの首都アンマンで9日夜に発生した連続爆弾テロで負傷し、
11日、搬送先の病院で亡くなった。75歳。
シリアで生まれ、米国を拠点に映画界で活躍。
イスラム教の預言者ムハンマドの半生を描いた「ザ・メッセージ」(1976年)、
ムソリーニ政権のイタリア軍占領に抵抗したリビア指導者を描いた「砂漠のライオン」(81年)
などを監督。米映画「ハロウィン」シリーズのうち数作品を製作総指揮した。


米映画製作者が巻き込まれ死亡、アンマンの爆弾テロ(CNN.co.jp - USA)
中東ヨルダンの首都アンマンのホテル3カ所で9日発生した同時爆弾テロで、
米ホラー映画の人気シリーズ「ハロウィーン」の製作者として知られる
シリア系米国人、ムスタファ・エッカード氏が
結婚披露宴に出席中、事件に巻き込まれて負傷、
11日に死亡したことが分かった。
米国務省と経営する映画スタジオのスポークスマンが明らかにした。

事件現場のラディソン・ホテルの会場に一緒にいた娘(34)も即死していた。
エッカード氏は1935年生まれとなっている。
同ホテルでは結婚披露宴が開かれている最中に、爆発物のベルトをつけたテロ犯が自爆した。

9日の事件では米国人計3人が死亡しているが、
エッカード氏、娘はこのうちの2人になっている。
事件では、自爆犯3人を含め計60人が死亡している。

エッカード氏は19歳の時の1954年にシリアから訪米。
大学で映画などを学び、1977年に自らのスタジオを創設。
78年から「ハロウィーン」シリーズを製作し、計8作を手掛けている。
イスラムの歴史を扱った映画で、アカデミー賞の音楽部門にノミネートされたこともある。

http://d.hatena.ne.jp/deadman2/20051112/moustaphaakkad

イタリアのアフリカ侵略
http://www.kaho.biz/italy.html
元老院議員私設資料展示館>西洋史>イタリアのアフリカ侵略 第2部
http://www.kaho.biz/italy/b.html#1

2013-04-01

「アルジェの戦い」

battagliaAlgeri1966.jpg


以前から、薦められて、気になっていたのですが、
なかなか観る機会もなく、入手できる機会もなく、
レンタルにもなく、図書館には閲覧のみで、
なかなか入手困難で有名でもあるこの映画。
やっと廉価版を発見。

アフリカシリーズ、再開です。

話には聞いていましたが、
本当に静かに、迫力のある、密度の濃い映画でした。
覚悟していた残虐シーンもさほどひどくなく、
静かな怒りがひしひしと伝わってきました。
あっと言う間の2時間でした。

無駄のない、しかも密度の濃い、テンポのいい、
すごい映画でした。

「アルジェの戦い」
La battaglia di Algeri
1966・イタリア/アルジェリア 116分 

監督はジッロ・ポンテコルヴォ。
アルジェリアのフランスからの独立までのアルジェリア戦争を描いている。
1966年のヴェネツィア国際映画祭では金獅子賞を受賞した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84

<民族の激しい怒りと憎しみと執念に殺気立つ
アルジェリアの独立運動を生々しい迫力でとらえる、
ニュース映像のように緊迫したドキュメンタリー・タッチで
見るものの感情と感覚を奮い立たせる。

1950年、フランス政府は北アフリカのアルジェリアで
沸きあがった独立運動を阻止するために、大軍を投入した。
民衆は怒りに燃え上がり、テロ活動に火がついて
首都アルジェは騒然、双方が目には目、
歯には歯で復讐する憎しみの非人道的テロをくり返し、多くの血が流れた。
フランス側はテロの巣カスバ地区を包囲して住民に残酷な拷問を加えた末に殺し、家を爆破した。
独立運動の指導者アリ・ラ・ポワンは若い生涯を閉じ、テロは根絶されたと見えた。
1960年2月、突如、アルジェの街は群衆に埋めつくされた。もはや独立の火を消すことはできない。
出演者の大部分は現地の素人、実際に独立運動に加わった者も少なくない。
日野康一
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84-DVD-%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A9/dp/product-description/B001O4J9TY/ref=dp_proddesc_0?ie=UTF8&n=561958&s=dvd

<今から十年ばかり前を中心に、
北アフリカのアルジェリアで激しい民族独立の戦争がくりひろげられた。
日本人にとっては、はるかかなたの火事であったかもしれなかったが、
いまここに徹底したドキュメンタリー精神で、戦争の全貌を伝える映画がもたらされた。

こうした分野では記録映画のすさまじい迫力に及ぶものはないと考えられてきたが、
数千人におよぶ目撃者の証言、記録、写真から、あらゆる努力を重ねて、
ニュース映画のただ一コマも使わず、実写もはるかにおよばぬくらいリアルに再現した。
1966年度ベネチア(ベニス)映画祭でも、数ある名画をおしのけて、栄えあるグラン・プリを獲得した。

 監督のシロ・ポンテコルボは前作「ゼロ地帯」
(1960年、ベネチア、マル・デル・プラタ両映画祭参加、1961年アカデミー外国語映画賞ノミネート)
いらい五年間この映画にかかりきりになった。

脚本家のフランコ・ソリナスと現実におこったさまざまなエピソードをまとめて、
まさに“事実は小説よりも劇的だ”といわれる見本みたいにドラマチックなシナリオを完成した。

これは独立後のアルジェリアで作られた最初の長篇劇映画であり、
イタリアとアルジェリア両国映画人の五年にわたる協力の成果であった。
映画の中でジャファルを演じているヤセフ・サーディは
現実にカスバで地下組織を指導した斗士の一人で、
同志をフランス落下傘部隊に殺害された。
現在はカスバ・フィルムの社長として
全財産をなげうちこの映画のプロデューサーをつとめている。
『私は機関銃をカメラにとりかえたのです。
当時を再現し、あの感動を再びよびさますことによって、
ある国家や国民を審判するのではなく
戦争や暴力のおそろしさを伝える
客観的な映画を作りたいと念願していたのです』と語っている。

 戦車、大砲、トラック、ヘリコプター、小火器など
すべての武器はアルジェリア軍当局から提供をうけ、
すべてを忠実に再現するため衣裳などは全部新らしく作られた。
またアルジェリア、フランス、イタリアの軍事専門家のアドバイスもうけた。
建物も完全なものが新築され、
数キロメートルの電線と数トンの爆薬を使って爆破され、石の山になった。

 138人におよぶ主要人物も、ほんの2、3人をのぞいてまったくの素人。
主役の英雄アリ・ラ・ポアントを演じるブラヒム・ハジャックは、
アルジェ郊外に住む漁民で、アリとそっくりの容貌の持主であり、
しかもよく似た経験の持主であった。

撮影の舞台はほとんどがジャン・ギャバンの「望郷」で名高いカスバでおこなわれ、
八万に及ぶ全住民がエキストラとして感動的なクライマックス・シーンに出演した。

 音楽はイタリア映画界の第一人者で、「夕陽のガンマン」のエンニオ・モリコーネが担当している。

 なお、ベニス映画祭では
フランス大使館が反仏映画として上映中止を申し入れたが
事務局がうけつけず、
上映日には短篇がおわると代表団が退席、
受賞式でもグラン・プリときまった瞬間、全員席をたつという騒ぎもあった。
[プロダクション・ノート]

撮影参加人数のこと
この映画はアルジェ全市民が主演者だともいえるが
実際に撮影に参加したのは8万人といわれている。
この中で端役のエキストラが135名で殆ど素人である。
女性は重要な役柄を与えられたものが4人で
アルジェリアでは特に女性が撮影に参加するまでには
両親を始め近親者の許可が必要とされており、非常に厳しいものがあるそうである。
http://www.warmovie.com/museum/pamphlet/body/094.html

<第一次インドシナ戦争の敗北により、
フランスがインドシナ諸国(ベトナム・カンボジア・ラオス)の
独立をジュネーブ協定で承認したことに刺激を受けて、
130年間フランスの支配下にあったアルジェリアで
FLN(国民解放戦線)が結成されて、
1954年にアルジェリアの独立戦争が勃発します。

アルジェリア戦争は、
コロンと呼ばれるアルジェリアのフランス人入植者と
アラブ系先住民との民族紛争に加えて、
アルジェリアの独立を承認しようとしたド・ゴール新大統領と
それに反発したフランス軍部との対立の側面を持ちますが、
本作では、前者の対立が描かれています。

フランス軍部は、テロリスト掃討作戦を展開するため40万人の
大量の兵士を投入しますが、それを指揮する将軍が、
反ナチスのレジスタンス運動の英雄であったという皮肉に、
戦争の不条理が込められています。

100万人の犠牲者を出して、
アルジェリアはフランスから独立しますが、
その後FLN内部での主導権争いによる内戦の危機や
社会主義経済政策の失敗に陥るなど不安定な社会に
国民の不満が募り、政情の混迷が今も続いています。
そして、映画の中の同じ光景が、イラクやアフガニスタンなど
世界中で繰り返されている事実。
40年前の公開当時は力強く映し出されていた、
映画の終わりを告げるFineのタイトルが、
今では虚しく見えるのです。

http://movie.goo.ne.jp/review/movie/MOVCSTD14232/1_1/index.html

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アシーン

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