スーダン…、ありましたよ!
私が最初に買った中東音楽、
アラブのウードのCDがスーダンでした!
ハムザ・エル・ディーン
-ナイルのうた
HAMZA el DIN
SONGS OF THE NILE
JVC WORLD SOUNDS "SUDAN"
録音1982 入間市民会館,埼玉
発売1990年
VICG-5007 ビクターエンタテインメント
http://victorentertainmentshop.com/product/?item_cd=VICG-60326

もうお亡くなりになっていたのですね。
ハムザ・エル・ディーン
http://www.youtube.com/watch?v=euhKnmysTBk
http://www.yamaboshi.com/hamza/hamza.html
<「アラブの吟遊詩人」と呼ばれ、アラブ音楽を日本に伝えた、
ハムザ・エルディンさんが22日夜(現地時間)、
感染症のため米カリフォルニア州オークランドの病院でなくなった。
享年76歳。(2006年5月22日)
アフリカのエジプトとスーダンの国境、ヌビアの生まれ。
故郷がアスワンハイダムの建設で湖底に沈んだために
エジプトでアラブの古典音楽を学び、
スーダン国立放送局の専属音楽家となってデビュー。
68年に活動の場をニューヨークへ移した。
ハムザさんが日本で活躍したのは1980年からの16年間。
国際交流基金の招きで来日。
琵琶やギターなど弦楽器の祖先たるといわれる、
アラブの伝統的な楽器「ウード」を奏でたアルバムを
世に出す傍ら、中近東からアフリカ北部までをエリアにした
アラブ音楽を大学で教えたりもした。
1990年には筑摩書房より自叙伝「ナイルの流れのように」(中村とうよう訳)を出版。
(筑摩書房ちくまプリマーブックス)

日本滞在中にはフォーク歌手の小室等や喜多郎さんらとも共演。
琵琶、三味線、現代舞踊などのステージにも立った。
ダム建設の計画を知ったエル・ディーンは
当時カイロで勉強をしていたが、
すべてを投げ捨てウードを片手に故郷へ戻り、
後に消えてしまう故郷を彷徨いながら
地域の伝統的な音楽を習得して歩いたという。
そして彼の初レコーディングの末、
63年にリリースされたアルバムはアラビア民俗学に新しい風を吹き込み、
かつてないスタイルを確立したことであまりにも有名である。>
Hamza El Din (ハムザ・エル・ディーン) - ListenJapan
http://listen.jp/store/artist_200122.htm
H.V.S通信 1996年(平成8年)11月
ハムザ・エルディン独占インタビュー
http://www.jungle.or.jp/hvs/int/hamuza.htm
ZeAmi ブログ
ハムザ・エル・ディン・シリーズ
ミスル×ヌビア 2009年9月21日 (月)
((「エジプト」の名はギリシア語起源で、アラビア語では「ミスル」))
http://zeami-cd.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-b772.html
ハムザのヌビアン・ナンバー 2009年9月20日 (日)
http://zeami-cd.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-d0c8.html
ハムザ・エル・ディン 2009年9月19日 (土)
http://zeami-cd.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-f1f0.html
2009年9月22日 (火) エジプト現代美術/タール/フレットレスギター
http://zeami-cd.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-a16c.html
その他のスーダンの音楽
http://zeami-cd.cocolog-nifty.com/blog/cat36991735/index.html
2009年10月 2日 (金) 女性歌手ハナーンとアーフィア
2009年10月 1日 (木) 再度ヌバへ
2009年9月25日 (金) ダヴィデの竪琴系 スーダン編
2009年9月24日 (木) ヌバの昔と今
2009年9月23日 (水) ヌバ
2009年9月18日 (金) 追分似のジクル
スーダンのハチロク=ヘミオラ 2009.09.17
青ナイルのカッワーリ風歌謡 2009.09.16
スーダンの旋回舞踏 2009.09.15
スーダン音頭の大御所 2009.09.14
ラシャ&アリ・ハッサン・クバーン 2009.09.13
ウード演歌? 2009.09.12
ヌビア民謡2 2009.09.11
ヌビア民謡 2009.09.10
アーフィア・ハッサン 八重洲~土浦 2009.09.09
スーダンのディーヴァ Afia Hassan 2009.09.05

(追記)
「ナイルのうた」のジャケット解説によると、
ハムザ・エル・ディーンの生まれ故郷って、
ワディ・ハルファだったんですね。
彼がエジプトで学んだ音楽は
「中世のペルシア・アラブ文化の中で培われ、
近世のオスマン・トルコの音楽家によって大成された
中東伝統音楽の理論体系」だろうと書かれています。
アフリカといえど、エジプトの南に位置して、
ずっと長いことエジプトの影響を受けていた
スーダンの北部のヌビアで、
しかも一番北部のワディ・ハルファといえば、
もうすぐエジプト。
古来、エジプトの対スーダン前線基地だった地ではないですか。
まるで奥州の白河の柵のような処ですね。
おそらく、ヌビアには、ハムザ自身にも
アラブ音楽とアフリカ音楽が
混在しているのでしょう。
興味深いです。
どうりで、最初聴いた時に、
いやにプリミティブな印象があったわけです。