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2014-05-31

樽一 あさりの柳川風の夜 

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あさりの柳川風

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新玉ねぎの網焼きステーキ


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2014-05-30

まだまだ…

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黒アフリカ・イスラーム文明論
嶋田 義仁
創成社 (2010/8/20)

イスラム文明から見た鋭いアフリカ諸国の分析 2010/11/20
By Howard Jones
< 明治以来西欧諸国文明を絶対視する教育を受けて来た者にとって
新鮮かつ鋭い分析がなされた著書である。
本書を読むことによって西欧諸国の思想のフィルターを通して
イスラム及びアフリカ諸国を見る事がいかに危険かよくわかる。

キリスト教国が植民地化する前に文明など何もないという
「コンラッドの闇の奥」の様なイメージは誤りであり。

古くからイスラム化によって、交易商業、都市国家社会、衣服、文字が
既に導入されていたのである。
文化人類学的な視点からイスラム化が読み解かれていることにより、
イスラム教が明解な生活倫理を有した
実に実践的な宗教であることが良く理解できる。>
>http://www.amazon.co.jp/%E9%BB%92%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%BB
%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E6%96%87%E6%98%8E%E8%AB%96-%E5%B6%8B%E7%94%B0-%E7%BE
%A9%E4%BB%81/dp/4794480415/ref=pd_bxgy_b_text_y

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優雅なアフリカ
嶋田 義仁
明石書店 (1998/5/20)

<サヴァンナ王朝文化の粋なフェミニズムと超部族主義。
ハーレムや奴隷制の背後に隠されたアフリカ的知恵を人々の
悠然とした生きざまのなかに探る。
 
アフリカの原野奥深くにある伝統イスラーム王国、
レイ・ブーバ王国の、若者を中心にした物語。
ハーレムや奴隷制の背後に隠されたアフリカ的知恵を、
人々の悠然とした生きざまのなかに探る。>

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アフリカの都市的世界 (SEKAISHISO SEMINAR)
嶋田 義仁 (編集), 和崎 春日 (編集), 松田 素二 (編集) 世界思想社 (2001/06)
 
<日本発、都市人類学からの挑戦。
アフリカ大陸を広く深く踏査してきた日本の人類学者が、
お決まりの「未開」イメージを覆し、
伝統文化の創造性と現代都市のダイナミズムを鮮やかに描く。 >

目次
1 アフリカ伝統都市のダイナミズム
(国民社会のなかのアフリカ伝統都市―現代ネットワークのなかのバムン伝統都市性;
サハラ南縁のイスラーム都市;森林の非都市的集落;
インド洋沿岸のスワヒリ都市 ほか)
2 現代アフリカ都市の生活世界
(現代アフリカ都市社会論序説;
ストリートは文化の揺り篭―アビジャンにおけるストリート文化の生成;
現代都市とポピュラー・ミュージック;
ポストアパルトヘイト時代における都市のコーサ社会―ケープタウンのスクウォッター・キャンプから ほか)

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砂漠と文明――アフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明論
嶋田 義仁
岩波書店 (2012/9/27)

<主な文明や世界的宗教は、過酷な砂漠に近い乾燥地域、
とりわけ旧大陸の内陸乾燥地域で形成されてきた。
砂漠こそ文明の形成地であり、
ヨーロッパや日本などの湿潤多雨森林地帯の文明は、
その辺境に形成された後発文明ではないか。
30年におよぶ豊富な調査研究成果を基に、
従来の文明史観を覆す新たな人類文明史観を提起する。>

2014-05-29

まだまだ出てくるアフリカ本

いやあ、なんでこんなにごろごろ色々と出てくるかなあ。
そろそろ閉じようという時に。
日本人の話でしょ。
ジュールヴェルヌでしょ。
クライトンでしょ。
スタンレー、ターザン。
森の精霊でしょ。
プレスタージョンでしょ。
ホッテントットヴィーナス…。

いやまさか、ジュール・ヴェルヌ(1828 - 1905)が出てくるとは…。

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気球に乗って五週間 (集英社文庫)
ジュール・ヴェルヌ,
Jules Gabriel Verne
Cinq semaines en ballon (1863)
<めざすは、前人未踏のナイルの源流!
自ら新発明した気球を駆って、“暗黒大陸”アフリカを探検するファーガソン一行。
彼らの前には、未知なる驚異の世界が待ち受けていた。(解説・あがた森魚)

1862年、ファーガソン博士の「気球によるアフリカ横断計画」が発表される。
新聞は、ナイル川の源流を探ろうとすることは、夢物語と考えられていたが、
博士の大胆な試みがこれを可能にし、やがて大きな成果にまとめられるだろう、と報じる。
そして、出発点はアフリカ東海岸のザンジバル島だが、到着点は神のみぞ知りたまう、と結ぶ。
全世界を熱狂させた「驚異の旅」シリーズ第一作。 >

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サハラ砂漠の秘密 (創元SF文庫)
ジュール・ヴェルヌ
L'Étonnante Aventure de la mission Barsac (1919)
<反逆罪の汚名をきせられ銃殺された兄バクストン大尉の死因に疑問をいだき、
フランス政府が派遣した調査団の協力を得てアフリカ奥地へと赴く妹、
ジェーンの行く手には残虐きわまる略奪者の手がのびていた。
大砂漠の中に出現する科学の粋を集めた秘密都市。
そして専制君主ハリ・キラーとは何者? 
ヴェルヌ晩年を代表する名作。南村喬之画>

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失われた黄金都市 (1982年)
マイクル・クライトン
(Hayakawa novels)(ハヤカワ文庫NV)
Congo
Michael Crichton
<コンピューターの能力を飛躍的に向上させる鉱石ブルー・ダイアモンド。
その鉱脈を求めてコンゴの奥地に分け入った調査隊が何者かに全滅させられた。
隊から最後に送られてきた映像には、
ゴリラに似た動物の姿と奇妙な建築物の影が。
実はこの地には、繁栄を誇った古代文明の伝説があった。
真相を究明すべく、女性科学者ロスは第二次調査隊を組織、
手話のできるゴリラと霊長類学者エリオットをともない現地に飛ぶ! >





2014-05-28

日本人のアフリカ「発見」 

藤田みどりさんの本を探していたら、
こんな本も見つけてしまいました。
大変面白かったです!
知らないことがいっぱい!
詳しくは今度…

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アフリカに渡った日本人    
青木 澄夫/著 時事通信社 1993 (NDC 916)

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日本人のアフリカ「発見」    
青木 澄夫/著 山川出版社 2000 (NDC 319.)

どんな人?
<青木澄夫(アオキ スミオ)先生。
1950年生まれ。中部大学国際関係学部国際関係学科教授。
サラリーマンを経て、JICA(独立行政法人国際協力機構)へ。
ケニア、インドネシア、タンザニアでの開発援助を行い、8年前、中部大学へ。
授業では、学生に国際協力やアフリカの現状などを教えている。
海外へ渡った日本人の歴史について研究、著書『アフリカに渡った日本人』が縁で、
TBSテレビの「世界ふしぎ発見」に登場したことも。
趣味は古本屋めぐり。戦前のアフリカと東南アジアに関する書籍は相当数収集。>
http://www3.chubu.ac.jp/monthly/news/1603/
http://www.chubu.ac.jp/about/faculty/profile/a7f23c3e5d9d0fcaec76758dc13f3a778ba6b211.html

2014-05-27

スタンレーとターザンと日本

南アフリカから、ハガードの世界を追いかけていたら、
コンゴに迷い込んでしまい、
スタンレーに引っかかったら、またへんなところに迷い込んでしまったような。

藤田みどりさんによると、
明治時代にスタンレーやリビン・グストンの翻訳が出て、
押川春浪の冒険小説が大ヒット。
明治末からあの本の出版の前年、大正7年にかけて、
輸入実写フィルムによるリアルなアフリカが紹介されたと。
そしてこの大正8年から、「ターザン」の映画登場。一世を風靡したそう。
昭和になって、和製ターザン登場。南洋一郎、山川惣治「少年ケニヤ」に至ると。
こういう系譜があったんですね~!

2014-05-26

ターザンとスタンレー

スタンレーの翻訳本を探していたら、こんな記事がひっかかりまして。
いや、知りませんでした。

<原作 『猿人ターザン』 (Tarzan of the Apes) という小説が
アメリカで最初に雑誌に掲載されたのは、 1912年のことである。
作者はエドガー・ライス・バローズ(Edgar Rice Burroughs)という当時無名の男性で、
自分の幼い娘のために、 子供のころ愛読したスタンレーのアフリカ探検記を基に、
別の物語に仕立てたのが、 この 『猿人ターザン』 だった。

原作のターザンと
映画の、 特にワイズミュラーがターザンを演じるようになってからのターザンとは、
かなり趣が異なる。
ただ一言、 原作のターザンは知性あふれる森の貴公子であったことだけは、 述べておきたい。 >

文明と文化の地平の拡大
藤田みどり
(東北大学言語文化部・大学院国際文化研究科助教授)
情報誌「岐阜を考える」1999年記念号
岐阜県産業経済研究センター
http://www.gpc-gifu.or.jp/chousa/infomag/gifu/100/2-fujita.html

この人はどんな人なのかな?
と調べてみたら、本も出てました。
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アフリカ「発見」―日本におけるアフリカ像の変遷 (世界歴史選書)
藤田 みどり
(著) 岩波書店 (2005

<日本人はアフリカの人々とどのような接触を経験し、どんなアフリカ認識を作ってきたのか。
本書は、安土桃山時代の遭遇から間接情報に依存する江戸時代を経て、
明治以降の地理書、政治小説や探検記、外交使節の記録、
さらに大正・昭和の映画や冒険・秘境小説といった大衆文化に至るまで、
アフリカ情報の受容を明らかにしながら、日本とアフリカの交渉の歴史を跡づける。

「空白」から「闇黒」へ―日本におけるアフリカ・イメージの変容には、何が介在したのか。
日本・アフリカ関係史に比較文化の視角から光をあて、
西欧近代のアフリカ観を自らの眼差しとして抱えこんだ近代日本の自己認識のありかを問う。>

面白かったでてす!
詳しくは今度…

2014-05-25

スタンレー

スタンレーの翻訳本が出てない?
うそ? 有名なのに?
散々探して、やっと見つけました。
でも古いのしかないって、ヘンなの。
訳者さんも有名な方で、
面白いブログも見つけました。

『暗黒大陸を抜ける(Through the Dark Continent)』

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暗黒大陸 H・M・スタンレー 世界教養全集 第23 平凡社 1961
宮西 豊逸/訳

<宮西 豊逸(みやにし ほういつ、1907年 - 1996年)は、翻訳家、作家。
1934年頃、同人誌『作家群』に参加、またD・H・ロレンスの翻訳を行う。
1941年頃、大久保康雄らと霜月会を作り小説を書く。
戦後も英文学の翻訳を行い、『白鯨』は阿部知二訳と並んで世界文学全集などに入った。
また晩年は禅に関する著作を出している。>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E8%A5%BF%E8%B1%8A%E9%80%B8

<アメリカの探検家スタンレーの第二回アフリカ探検の手記。
1874年、アングロ・アメリカン探検隊の隊長としてザンジバルからアフリカ大陸に入り、
ヴィクトリア湖、タンガニーカ湖をきわめ、コンゴ川をくだって、
1877年、出発以来999日めに、ついに大陸を横断してボマに到着。
さらにコンゴ川を下って大西洋岸に達した。この苦渋にみちた、

はじめてのアフリカ大陸横断ドキュメントによって、
「未知の大陸」アフリカの真相は初めて世界に伝えられた。

リヴィングストン(1813-1873)が、アフリカ赤道部探検の開拓者ならば、
スタンレーは仕上げを行った男である。
スタンレー(1841~1904)は、スコットランド(一説ではウェールズ)で私生児として生まれ、
幼くして母親に捨てられ、 孤児院で育つ。
が、 そこでの厳しい生活に耐えられず脱走を試み、
17歳のときアメリカに渡り養子となって、 アメリカ国籍を取得する。

1871年リヴィングストンとの出会いで一躍世界の寵児となった彼は、
ついで1874~77年、東海岸からコンゴ川を下ってアフリカ大陸横断に成功。
『黒い大陸(Through The Dark Continent)』はこの第二回アフリカ探検の記録で、
スタンレーの多くの著書のなかでも、最も有名かつ広く読まれた探検記である。

スタンレーは、 その後も探検を続け、 手記を出版し続けた。
それらの探検記に、 『暗黒大陸を横断して』 (Through the Dark Continent 1878)、
『最暗黒アフリカにて』 ( (In Darkest Africa 1890) というタイトルがつけられた。
これらの著作では、センセーショナルな内容とともに、
暗黒大陸のイメージが流布され、 いつのまにか暗黒イメージが定着していった。

その背景に、 時代の考え方の流れが、少なからず関与している。
布教と探検の後に続いた、列強による帝国主義的進出、
領地の略奪に、 アフリカイコール暗黒というイメージは願ってもないものだった。

彼らアフリカ人を野蛮な状態から救い出し、
文明の光にあてるというのが、 欧米人の大義名分となったからだ。>


探検家スタンレーの第二回アフリカ探検。
ヴィクトリア湖からタンガニーカ湖へ、コンゴ川を下って大西洋へ。
苦渋に満ちたこの横断ドキュメントによって、アフリカの真相は初めて世界に伝えられた。
http://4travel.jp/travelogue/10027633

キンシャサ日記 128 スタンレーの探検 by 片瀬貴文さん
旅行時期 1975/01/11 - 1975/01/11
海外 >アフリカ >タンザニア >ザンジバル>ザンジバルの旅行記(ブログ)
http://4travel.jp/traveler/takafumi
国鉄マンのキンシャサ日記
片瀬貴文著
交通協力会, 1980.4

2014-05-23

樽一 

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脱皮渡り蟹の唐揚げ

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ちえびじん 紅茶梅酒
大分県杵築市 中野酒造
<地元大分県杵築市の「杵築紅茶(きつきこうちゃ)べにふうき」を、
3年連続モンドセレクション最高金賞の深層地下天然水で水出しし、
地元産南高梅で仕込んだ梅酒とブランデーをブレンド>
http://chiebijin.com/index_main.html

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磯汁

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2014-05-22

マンダリン・オリエンタル

マンダリン・オリエンタル
オリエンタルラウンジ
レジェンダリーアフタヌーンティー
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サンドイッチと各種セイボリー
ミニ・パン・バーニャ
ハムとチーズのフィンガーサンドイッチ
スモークサーモンとキューリのブリニ
ベジタブルキッシュ
スモークチキンとパルメザンチーズのベーグル

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スコーン
プレーン チョコレートチップのスコーン
クロテッドクリーム
ブルーベリーのコンフィチュ
ール
オレンジマーマレード
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プティフール
ジャスミンティーゼリー
マンダリン
オリエンタル
ブレンドティーとバラのマカロン
マンゴーヴェリーヌ
プラリネムースとミルクチョコレートクランチ
フルーツケーキ
チェリーとピスタチオのタルト

お茶は色々と飲み放題♪
マンダリンオリエンタルブレンド
ルイボスベリーティー
シトラスミント
ジンジャーレモングラス

マンダリンオリエンタルブレンドは
烏龍茶に竜眼とレモングラスをブレンドしてあって、
大変美味しゅうございました。

2014-05-21

樽一 あづまみねの夜

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蟹とチーズの湯葉巻き揚げ

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さつま揚げ

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まかないラーメン

2014-05-20

映画『ラストキング・オブ・スコットランド』

アフリカ映画 『ラストキング・オブ・スコットランド』
The Last King of Scotland、2006年のイギリス映画。

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 原作小説があります。
 ウガンダの独裁者(と言われた)アミンの政治状況、
『エンテベの奇跡』と言われている国際法規違反、
アフリカの旧植民地における旧宗主国の横暴な振る舞いを描く映画。

 制作者は、ある程度、批判的な精神を以て描いているのですが、
たぶんは予想される様々な障害を乗り越えるのに失敗している様で、
ほぼまともには伝わってきません。

 ただし、『企画成立に於ける最大のテーマ』は見事に描かれてます。
   
 主人公はスコットランド人の青年医師、
話の都合上、かなり阿呆に設定されている。

 気まぐれでウガンダに来て、
クーデター直後のアミンにオーラを感じて近づく。

 旧宗主国・イギリス、
クーデターを誘導したアメリカ等の
影響を排除したいアミンの思惑と一致して、
主治医に抜擢される。

チヤホヤされて有頂天。

 たぶん実は諜報機関工作員である前の主治医等から、
実態とは違う情報を聞かされて混乱していく主人公、

アミンからは自分の4人いる妻の一人から
ハニートラップを仕掛けられてまんまと掛かる主人公。

 だんだん状況が切迫していき、
逃げようとする主人公だが、
アミンからはパスポートを押さえられてしまい、
しかもイギリス政府関係者に泣きついても『自業自得』とか言われる始末、
ヒドイ、
自国民を切り捨ててまで権益が大事な旧宗主国。

 医者だというのに、
イギリス諜報員はアミンの暗殺を命じる、

さすがに拒否する主人公だが、
演出として愛人にしてたアミン妻を無残に殺されて切れる。

おいおい、江戸時代なら、あんたが死罪だぜ、
明らかに逆恨みのうえに、医者が毒盛っちゃダメだよ。

 全部、アミンに見透かされてて、捕まってしまう。
 あわや、というところで、エンテベの騒動が起きて、なんとか脱出。
 行くんじゃなかった、と後悔した主人公でエンド。

 本質的にはダメな映画なのですが、
期せずしてか(実は本当は描きたかったのか?)
いろいろ面白い実態は紹介してます。

 まず、英米等(当時の)西側主導で起こされたクーデターの
神輿に乗る形で独裁者となったアミンですが、
ちゃんとカリスマはあって、国を率いる気概はあったという描写。

 そのアミンにとって、最大の欲求は
『紐付きでないテクノクラート(高級技術官僚)』であった事。

 旧植民地に留まっているテクノクラートは
全員が旧宗主国の紐付きであり、
実際は諜報員ですらあること、等ですね。
 
 そうなんですね。
要は、政治はクーデターなり、選挙なりで
主導権を取る事は可能なのですが、
その後の国家運営はテクノクラート抜きでは出来ない。

 旧植民地がそれ抜きでやろうとしても経済が破綻するしかない。

 逆に言えば、
旧宗主国側が一番困る(恐れる)事態とは、
利権や既得権に斟酌しない有能なテクノクラートの才能がある人が
旧植民地に行く事なのです。

 つまり、この主人公、阿呆な医者みたいな若者ですね。

物語は展開の都合もあって医者にしてありますが、
例えば、若くて才能があるが現場未経験な
経営コンサルト的の天才とかが行っちゃったら見も当てられない。

 そんな事態は絶対困る、
というのが、この映画最大のテーマで、
そう考えると相当に良く出来た作品だと思いますが、いかがでしょうか?

2014-05-19

樽一 レアなお酒と果実酒の夜

店長が特別にお取り置きしておいたという
レアなお酒だそうです。

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屋守 ・・・ おくのかみ  (豊島屋酒造 ・・・ 東京都東村山市)
直汲み純米吟醸無調整生酒
http://www.tajima-ya.com/okunokami.html
http://www.masushin.co.jp/okunokami.htm
http://www.toshimayasyuzou.co.jp/

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みぞれりんごの梅酒(長野/大信州)

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八岐の梅酒(和歌山・ 平和)

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子宝 マンゴー(山形・楯の川)



2014-05-18

『静謐なる聖地』

きゃ~♪
銅版画の中東だ~♪ ちがった石版画だって
わ~い♪
行くぞ~!

静謐なる聖地—石版風景画に見る19世紀半ばのパレスチナ・レバノン
多才なオランダ人元将校が踏査し、描いた地域の風貌

展示『静謐なる聖地』のご案内(5/12~6/20)

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所では、ただいま下記の展示会を開催中です。
お誘いあわせの上、ぜひ足をお運びください。ご来場をお待ちしております。

展示『静謐なる聖地 ―石版風景画に見る19世紀半ばのパレスチナ・レバノン』
(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所50周年記念事業)

日時:
2014年5月12日(月)~2014年6月20日(金)10:30〜17:00
(土・日・祝日は休場)
場所:
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所資料展示室(1F)
http://www.aa.tufs.ac.jp/paleb2014/koutuuannnai.html
(最寄駅: 西武多摩川線 多磨駅より徒歩約5分
または京王線 飛田給駅より多磨駅行きバス
東京外国語大学前停留所 下車徒歩1分(バス所要時間約10分))

エルサレムは,ユダヤ教,キリスト教,イスラームにとって共通の聖地です。
古来,この地はとりわけヨーロッパ人にとって憧れの場所であり,
多くの巡礼者が訪れ,旅行記を書き,風景画を描いてきました,
1851年から翌年にかけて,オランダ人の元海軍将校ファン・デ・フェルデは,
この地を旅して旅行記を著し,実測地図を作製し,写実的な風景を描きました。
本展では,100点に及ぶ石版画のうち33点と簡略地図を高精度デジタル版で展示します。
数々の国際的紛争に翻弄される前の静謐なる聖地のすがたを,どうぞご覧ください。

詳しくはこちらのウェブサイトを参照ください。
http://www.aa.tufs.ac.jp/paleb2014/index.html

使用言語:
日本語
入場:
無料 (事前申し込み:不要)
主催:
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
基幹研究「中東・イスラーム圏における人間移動と多元的社会編成」
お問い合わせ:
フィールドサイエンス研究企画センター (FSC)
電話:042-330-5665, 5618 / email: fsc_office[at]aa.tufs.ac.jp
[at]を@に変更して送信ください。

※ AA研主催の「中東☆イスラーム教育セミナー、研究セミナー、ベイルート若手報告会」もただいま参加者を募集中です。
詳しくは http://meis2.aacore.jp/ をご覧ください。

2014-05-17

牟田口 義郎さん

牟田口 義郎さんの本と最初に出会ったのは、

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地中海・音楽絵巻 音楽之友社 1984.
でした。
ジルヤーブのことを調べていて。
大変分かりやすく、面白く、色々と開眼させられました。

朝日新聞社でカイロ(エジプト)支局長、パリ(フランス)支局長を務めていらしたそうで、
とにかく詳しかったです。
詳しいのに分かりやすい。

それから先の紹介した本の翻訳をなさっいていて。
アラブが見た十字軍 - アミン・マアルーフ 新川雅子共訳 リブロポート 1986.4 のちちくま学芸文庫
アラブが見たアラビアのロレンス - スレイマン・ムーサ 定森大治共訳 リブロポート 1988.3 のち中公文庫
サマルカンド年代記 『ルバイヤート』秘本を求めて - アミン・マアルーフ リブロポート 1990.3 のちちくま学芸文庫 

あと、前にも紹介したブノアメシャンの翻訳。

12/05/25 オリエントの嵐
http://hisuirou.blog87.fc2.com/blog-entry-860.html


砂漠の豹イブン・サウド サウジアラビア建国史 - ジャック・ブノアメシャン 河野鶴代共訳 筑摩書房 1962
オリエントの嵐 中東現代史 - ブノアメシャン 筑摩書房 1964
灰色の狼 ムスタファ・ケマル 新生トルコの誕生 - J.ブノアメシャン 筑摩書房 1965
アラビアの王ファイサル - ブノアメシャン 筑摩書房 1976

で、最近、見つけたのが中東近代史の本。

2012-09-26 ハルツームのゴードン2 
http://hisuirou.blog87.fc2.com/blog-entry-1090.html

世界の歴史 22 アラブの覚醒 護雅夫共著 講談社 1978.7

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物語中東の歴史 オリエント五〇〇〇年の光芒 中公新書 2001.6

他にも色々と書いてますねぇ。

石油に浮かぶ国 クウェートの歴史と現実 中公新書 1965
地中海のほとり 朝日新聞社 1971 のち選書
アラビア湾のほとり 朝日新聞社 1973
変わりゆくアラブ 朝日新聞社 1975
アラブの風 特派員見聞録 庶民から王様まで 実業之日本社 1976
旅のアラベスク 朝日イブニングニュース社 1977.1
中東への視角 朝日新聞社 1977.8
地中海文明の旅 講談社 1980.5
石油戦略と暗殺の政治学 新潮社 1982.6
旅のバルコニーから 大阪書籍 1987.2(朝日カルチャーVブックス)
世界の都市の物語 10 カイロ 文芸春秋 1992.10 のち文庫
中東の風のなかへ NTT出版 1995.12
食の起源 メソポタミアとイスラーム 作陽学園出版部・れんが書房新社 1999.11(作陽ブックレット)
地中海世界を見た日本人 エリートたちの異文化体験 白水社 2002.10
地中海歴史回廊 2004.6(ちくま学芸文庫)

2014-05-16

「アラブから見たアラビアのロレンス」

アラブが見た~というと、こちらも。

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「アラブが見たアラビアのロレンス」
スレイマン・ムーサ (著), 牟田口 義郎 (翻訳), 定森 大治 (翻訳)
Suleiman Mousa,T.E. Lawrence: An Arab View 1966
リブロポート 1988.
中央公論新社 (2002

ヨルダンの成立過程については、これが、
それだけでなく、やっぱり色々と面白いです。
それまでのロレンス研究家が
誰ひとり、一度も中東まで行かずに書いていたという事実も。

<大戦生残りのアラブ側証人を尋ね、
アラブ・欧米資料を調べぬいた、
アラブ歴史家による初のロレンス伝。
克明、冷静な筆が複雑なアラブ現代史を根幹から鮮やかにときほぐす。>

そのあたりを紹介している牟田口さんの本も面白いです。

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アラビアのロレンスを求めて アラブ・イスラエル紛争前夜を行く
牟田口 義郎 中公新書 1999
<「アラビアのロレンス」こと、T・E・ロレンスは、
アラブ独立軍を指導した金髪のイギリス人青年として人口に膾炙している。
しかし、この英雄像は欧米でつくられたものだ。
生身のロレンスはそれよりはるかに複雑で矛盾したものを内包する人物であった。
その数奇な生涯はイギリス政府が種をまいた
今世紀最大の地域紛争であるアラブ・イスラエル紛争とどのようにかかわったのか。>

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アラビアのロレンスと日本人
牟田口 義郎  NTT出版 1997
<謎多き伝説の英雄アラビアのロレンスを日本に紹介した中野好夫、小林元。
誕生期の中東を単独で旅し、王やその息子たちに謁見、会見記を遺した一級の国際人、
伊東忠太、山岡光太郎、志賀重昂。貴重な逸話で綴る先人達の中東観。>

牟田口 義郎
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%9F%E7%94%B0%E5%8F%A3%E7%BE%A9%E9%83%8E

2014-05-15

アミン マアルーフ

オマル・ハイヤームの映画の話で出てきた
『サマルカンド年代記』

<オマル・ハイヤームの伝承では、2人の幼なじみがいて、そのうちの一人は、
後にセルジューク朝の二人の君主にワズィール(宰相)として仕えたニザーム・アル=ムルクであり、
いま一人は暗殺教団の指導者となり隠然たる勢力を築いたハサニ・サッバーフであるという。>
オマル・ハイヤームwiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%A0

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その伝承をもとに書かれたのが
『サマルカンド年代記』-『ルバイヤート』秘本を求めて
アミン マアルーフ (著), 牟田口 義郎 (翻訳) リブロポート (1990)
(ちくま学芸文庫 (2001)
SAMARCANDE(1988)Amin Maalouf
これも面白いです!

アミン マアルーフwiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%95
Amin Maalouf
1949年レバノン生まれ。ジャーナリスト、作家。
祖国の内乱を機に76年、パリに移住した。
『アラブが見た十字軍』刊行後は創作に専念、
88年、『Samarcande』(『サマルカンド年代記』牟田口訳)で新聞協会賞、
93年、『Le Roche de Tanios(タニオスの岩)』でフランス四大文学賞の一つであるゴンクール賞を受賞した

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 「アラブが見た十字軍」Les Croisades vues par les Arabes
マアルーフ,アミン【著】/牟田口 義郎/新川 雅子【訳】
リブロポート(1986)/ちくま学芸文庫
<11世紀から13世紀まで、200年にわたって
西欧キリスト教徒が行った近東への軍事遠征―それが十字軍である。
ヨーロッパ側の史料と史観に依拠することもっぱらで、
ときに「聖戦」の代名詞ともされる、この中世最大の文明衝突の実相は、
はたしてどのようなものだったのだろうか。
豊富な一次史料を用い、ジャーナリストならではの生き生きとした語り口で、
アラブ・イスラム教徒の観点からリアルな歴史を再現して、
通念を覆し偏見を正すとともに、
今日なお続く抗争と対立からの脱却の途を示唆する反十字軍史。>

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レオ・アフリカヌスの生涯―地中海世界の偉大な旅人 (冒険の世界史)
アミン マアルーフ (著), 服部 伸六 (翻訳) リブロポート (1989/09)
Leo Africanus
<イスラム教徒の子に生れ、スペイン軍に故郷グラナダを追われ
北アフリカに渡り、幻の都トンブクツーはじめ地中海世界を遍く旅し、
海賊に捕われ、ローマ法王の奴隷として旅行記を著し
西欧人にアフリカ大陸を知らせた
実在の大放浪者の波乱万丈の生涯を描く歴史ロマン。 >

どれも濃厚で面白いです。
そして、いつのまにか、新刊が出ていました!
読まなくては!

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光の庭―小説マニの生涯 Gardens of Light/ Les Jardins de lumière
アミン マアルーフ 、 戸田 聡 (翻訳) 連合出版 (2011)
<エジプトでは、彼は「イエスの使徒」と呼ばれた。
中国では、彼は「光のブッダ」とあだ名された。
世の君侯たちは彼を「偽りの悪霊」と呪った。
古代の世界宗教の始祖マニの生涯を仏ゴンクール賞作家が描く歴史小説。>
丘陵のユルタ
http://toquzoguz.blog48.fc2.com/blog-entry-285.html

2014-05-14

KUJI 山ぶどうワイン

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KUJI 山ぶどうワイン
<久慈の生産者が収穫した山ぶどうを使い、葛巻町のワイナリーで醸造したワイン。
山ぶどうならではの酸味とこくのバランス>
葛巻高原食品加工(岩手県葛巻町)
http://www.foodartisan.jp/products/yamabudou/

たまたまなんとなく気になって。
不思議とするするっと飲めてしまう危ないお酒
香りがよくて、柔らかくて…。
魔法のような味わいでした。

2014-05-13

ロスト・キングダム スルタンの暦

アフリカ映画でお世話になったサイト
<映画で楽しむ世界史>で、こんな映画を見つけて、観てみました。

「ロスト・キングダム スルタンの暦」
<映画の原題は「The Keeper:The Legend of Omar Khayyam」ということで、
主人公はウマル・ハイヤーム なる天文学者・詩人で「ルバイヤート」なる詩集があるという。>
http://blog.goo.ne.jp/ys386kyam/e/8fe8e9fae6d7fe34f909237c00b82ae7
<映画で楽しむ世界史>舞台は中央アジア・インド>2010-12-26

え? オマル・ハイヤームの話?

KEEPER_Omar Khayyam2005.jpg

< 広大な大地と天空の星を手に入れた偉大なる王、スルタンの野望。
時空を超え、魔の暦に隠された謎が明らかになる!>

なんじゃそりゃ?

<11世紀のペルシアから現代のアメリカへ…。
一人の勇者の辿る数奇な運命を描いたミステリー・アドベンチャー。>

これもなんじゃそりゃ?
タイトルもキャッチコピーも謎だらけでしたが。

◆ペルシア・ゴールデン・ライオネス賞 監督賞受賞、衣裳デザイン賞受賞
<天文学者にして数学者、そして酔いどれの詩人として知られるオマル。
その愛と戦いの物語を伝承する少年と
時空を超えた冒険奇談を描いたミステリーアドベンチャー!
オマルは幼くして数学と天文学の才能を発揮、
時の王スルタンの側近となり新しい暦の作成を依頼される。
しかし時の王朝を倒そうとする集団、
その首領はオマルの幼なじみハサンだった。
数奇な歴史物語の伝承を担う少年カムランは
失われた歴史のページを見つけ出し、
物語の伝承に挑むために故郷のペルシアを目指す…>

監督・脚本・製作:カイバン・マサイーク/
脚本・製作:ベル・エイヴァリー/
撮影:デュシャン・ヤシモビッチ/
製作:セップ・リアヒ/
音楽:エルトン・アヒ

ロスト・キングダム/スルタンの暦<未>(2005)
THE KEEPER: THE LEGEND OF OMAR KHAYYAM
メディア 映画
上映時間 81分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場未公開
ジャンル アドベンチャー/ミステリー/歴史劇
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=332954(オールシネマ)
https://www.youtube.com/watch?v=NFtpuUyDdcc(ユーチューブ予告編)
https://www.youtube.com/watch?v=vunMeV-K9nU(ユーチューブ本編)
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Keeper:_The_Legend_of_Omar_Khayyam(wiki)
http://www.imdb.com/title/tt0294806/(インターネット・ムービー・データベース)
http://iranian.com/DariusKadivar/2004/June/Khayyam/index.html
(監督のインタビュー)
http://xwablog.exblog.jp/d2009-01-21/< デジタル・クワルナフ>

アダム・エシャーリー    カムラン少年(現代)
ヴァネッサ・レッドグレーブ 一族の英国の老婦人(現代)

ブルーノ・ラストラ     オマル・ハイヤーム
クリストファー・シンプソン ハッサン・サバーブ(暗殺教団(ニザール派)の長)
ラデ・シェルベッジア    ニザームル・ムルク (宰相)
モーリッツ・ブライブトロイ  マリクシャー(セルジューク朝のスルタン)

<オマル・ハイヤームは
グレゴリウス暦より正確なジャラーリー暦を作った
11世紀のペルシアの数学者・天文学者で、
『ルバイヤート』を詠った詩人>

知らなかったのは劇場未公開だったからなんですね。
中東の映画は
ハリウッドや日本の映画とは、時間の流れ方が全然違うんですよね。
演出も違う。
でもブハラやサマルカンドの風景が綺麗だし、懐かしい。
あそこでコスプレをしているだけで、様になる!
もうムード、雰囲気だけでも満足。
「サマルカンド年代記」に似た話だけど、ちょっと違う。
細かいことは気にしない。
オマル・ハイヤームとハッサン・サバーブの話に
恋愛をからめてみました~という感じでした。
ニザームル・ムルクはどこ?
え? おじいさんで出てきてる人?

<伝承では、2人の幼なじみがいて、そのうちの一人は、
後にセルジューク朝の二人の君主にワズィール(宰相)として仕えたニザーム・アル=ムルクであり、
いま一人は暗殺教団の指導者となり隠然たる勢力を築いたハサニ・サッバーフであるという。>
オマル・ハイヤームwiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%A0

Amin Maalouf-Samarkand.jpg

その伝承をもとに書かれたのが
『サマルカンド年代記』-『ルバイヤート』秘本を求めて
アミン マアルーフ (著), 牟田口 義郎 (翻訳) リブロポート (1990)
(ちくま学芸文庫 (2001)
SAMARCANDE(1988)Amin Maalouf
これも面白いです!

アミン マアルーフwiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%95

2014-05-12

ギヤマン展とタイルとペルシアのきらめき

行けるかな~。

神戸市立博物館
特別展「ギヤマン展-あこがれの輸入ガラスと日本-」 
 7月5日~9月15日
 桃山から江戸時代にかけて日本に輸入されたガラス-ギヤマンに焦点を当てた日本初の展覧会。
輸入されたギヤマン、上方、江戸、薩摩の地でつくられた和製ギヤマンの名品を
一堂に集結させ、東西の美意識を浮き彫りにします。
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/main.html

INAXライブミュージアム「世界のタイル博物館」企画展示室
タイルが伝える物語―図像の謎解き
STORIES TOLD BY TILES―UNDERSTANDING ICONS
2014年4月12日(土)~2014年8月26日(火)

【タイルに描かれた物語の朗読会】
■『ホスローとシーリーン』7月12日(土)
http://newsrelease.lixil.co.jp/news/2014/070_company_0318_01.html
http://www1.lixil.co.jp/museum/current/020_special/002796.html
巡回展(予定)
LIXILギャラリー(大阪会場) 会期:2014年9月4日(木)~11月18日(火)(予定)
所在地:大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪南館 タワーA 12階
LIXILギャラリー 会期:未定
所在地:東京都中央区京橋3-6-18 東京建物京橋ビル LIXIL:GINZA 2F
http://www1.lixil.co.j p/gallery/

八王子市夢美術館 http://www.yumebi.com/index.html
で12日(土)より5月25日まで特別展「ペルシアのきらめき」開催。
監修 古代オリエント博物館;"紀元前から7世紀にかけてのペルシア美術を中心に…約90点を紹介します。"

ペルシアのきらめき
Brilliance of the Persian Arts
2014.04.12(土)- 2014.05.25(日)10:00-19:00
観覧料
紀元前から7世紀にかけてのペルシアを中心とした美術を
シルクロード(東西交流の道)の華といわれた
カットグラス、ラスター彩陶器やペルシア三彩、金銀器、コイン、装身具などで紹介します。

2014-05-11

デヴィッド・ロバーツの美術館

以前
2008-12-22 ロンドンでのオリエンタリズム探し
http://hisuirou.blog87.fc2.com/blog-entry-53.html
で紹介したデヴィッド・ロバーツ 

これまた少し前ですが、
友人に、私の持っていないレアな銅版画集を見せていただき、
盛り上がっていまして

PETRA ... The Complete Collection of David Roberts Lithographs of Petra 1839 ... David Roberts ... 14 Lithographs in Folder ... 9.25" x 12.5" ... Great for Framing Loose Leaf – January 1, 1111
by David Roberts (Author)

ちょっと調べたら、ウェブ上のデヴィッド・ロバーツ美術館があり、
さらにデヴィッド・ロバーツコレクションを持っているリアルの美術館もロンドンにあることがわかり。
またまた勝手に盛り上がりました。

David Roberts
http://www.museum-tours.com/museum/roberts/roberts0.htm

Virtual Egyptian Museum

The David Roberts Gallery of 19th Century lithographs (all 124 Egypt pictures)
19世紀のリトグラフ(全124のエジプト画像)のD・ロバーツGallery

The Francis Frith Gallery of 19th century photographs
19世紀の写真のフランシス・フリスGallery


http://en.wikipedia.org/wiki/David_Roberts_%28painter%29


Picturesque Sketches in Spain (London, 1835–36)
The Holy Land, Syria, Idumea, Arabia, Egypt and Nubia (London 1842-49, 3 volumes.) Link to Images
Egypt and Nubia (London 1846-49, 3 volumes; later printing: London 1856, 6 volumes) Link to Images
Cities of North Africa (London 1852)

Bibliography
参考文献

Ballantine, James, The Life of David Roberts R.A., Edinburgh, 1866; compiled from Roberts' journals and other sources with etchings and pen-and-ink sketches by the artist. full text online
バランタイン、ジェームズ、D・ロバーツR.A.での生活、エジンバラ、1866;アーティストによるエッチングとペン書きのスケッチによるロバーツのジャーナルと他の源から編集するオンラインで。全文
Guiterman, H. and Llewellyn, B., David Roberts, Barbican Art Gallery, London, 1986.
Guiterman、H.とルウェリン、B.、D・ロバーツ、バービカン・アート・ギャラリー、ロンドン、1986。
Roberts, David, Record Book, 1829–1864, unpublished manuscript, Yale Center for British Art, New Haven.
ロバーツ、デイビッド、レコードブック、1829–1864、未発表の原稿、英国のアート、新しい避難所のためのエール・センター。
Roberts, David, Eastern Journal, 1838–1839, unpublished manuscript, National Library of Scotland, Edinburgh.
ロバーツ、デイビッド、東部地方のジャーナル、1838–1839、未発表の原稿、スコットランド国立図書館、エジンバラ。



Darnley Fine Art has a full set of lithographs by David Roberts
ダーンリ美術は、D・ロバーツによってリトグラフのフルセットを持ちます
The Library of Congress has images of and by David Roberts
米国議会図書館には、D・ロバーツの、そして、それによるイメージがあります
ArtCyclopedia lists many public collections with works by Roberts
ArtCyclopediaは、ロバーツによって作品で多くの一般のコレクションをリストします
Artist David Roberts and Near Eastern Archaeology an article by Dr. Patrick Hunt
アーティストD・ロバーツと近い東部地方の考古学が、パトリック・ハント博士による記事です



Darnley Fine Art
18 Milner Street,
London,
SW3 2PU
Tube: Sloane Square
Opening hours
Monday – Friday 10.30am–5:30pm
Saturday: By Appointment
http://darnleyfineart.com/david-roberts/
http://darnleyfineart.com/orientalist/

Darnley Fine Art holds an extensive stock of fine paintings from the 16th to the 20th Century. We specialise in 19th Century Orientalist paintings of the Middle East, Portraits and original Railway Poster paintings from the 1930′s.
ダーンリ・ファイン・アートは、第16から20世紀まですばらしい絵の広範囲なたくわえを持ちます。我々は、1930′sから中東、Portraitsと元のRailway Poster絵の19世紀のOrientalist絵を専門に扱います。


Edom or Idumea (Greek: Ἰδουμαία, Idoumaía; Latin: Idūmaea) was a Semitic inhabited historical region of the Southern Levant located south of Judea and the Dead Sea.
エドムはパレスチナの南南東、死海の南からアカバ湾に至る地域で、一般に「エドムの地」と言われる。エドムの範囲は、北は死海、南は葦の海(紅海)に至る山地で、北はセレデ川の境界にモアブと接していた。エドム人は後にヘレニズム文化でギリシア語化し、イドマヤ人と呼ばれるようになった。

2014-05-10

気になる本 世界史リブレット

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安禄山
「安史の乱」を起こしたソグド軍人 (世界史リブレット人 18)
森部豊 山川出版社 2013
< 安史の乱で唐朝を大いに乱した安禄山。
ソグドネットワークを利用した情報収集と蓄財能力、
突厥の血をひくことで遊牧諸族をも統率する能力など、その行動を多面的にとらえる。>

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バーブル―ムガル帝国の創設者 (世界史リブレット人 46)
間野 英二  山川出版社 2013
<16世紀初頭、インドにムガル朝を創設したバーブル。
彼の時代の中央アジア・南アジアの動きを追うとともに、
回想録『バーブル・ナーマ』を通して彼の人間的魅力に迫る。>

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イブン・ジュバイルとイブン・バットゥータ
―イスラーム世界の交通と旅 (世界史リブレット人 28 )
家島 彦一   山川出版社 (2013)
< メッカ巡礼(ハッジ)はムスリムの宗教的義務ではあるが、
聖地メッカから遠く離れた西アフリカや東南アジアを出発点とした旅は
一生をかけた命がけの旅であった。
本書では、13、14世紀のイスラーム世界を往来した旅人たちの記録のなかでも、
傑出した評価をもつイブン・ジュバイルとイブン・バットゥータが残した旅行記をもとに、
人を異郷との交流に奮い立たせたものはなにか、
旅を可能にしたイスラーム・ネットワークとはなにかを究めつつ、
この二人の旅行を考えてみたい。>

Muhammad Ali_kato.jpg

世界史リブレット 人 67
ムハンマド・アリー ――近代エジプトを築いた開明的君主
加藤 博=著  2013年
<激動する国際社会のなかで現代にいたるエジプトの祖型をつくりあげ、統治したムハンマド・アリー。
近代エジプトの開明的君主の生涯を振り返ることにより、近代という時代の意味を問う。>

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ガザーリー―古典スンナ派思想の完成者 (世界史リブレット人 25 )
青柳 かおる (著) 山川出版社 (2014)
< イスラーム思想史上最大の思想家といわれ、現代においても大きな影響を与えているガザーリー。
信仰をゆるぎないものとする確実な知識を求めてスーフィズム(神秘主義)に回心した彼は、
学者として最高の地位を捨て、放浪の旅に出たという。
スンナ派のセルジューク朝とシーア派のファーティマ朝が対立する時代、
ガザーリーの波乱万丈の人生をたどりながら、
スンナ派思想の形成という観点から、ガザーリーの果たした役割をとらえなおす。>

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世界史リブレット 人 1
ハンムラビ王 ――法典の制定者
中田一郎  2014年2月
<バビロンの王として君臨したハンムラビ王。
安寧と豊饒をもたらし、弱者を守る強く正しい王として認められたいと願っていたが、
実際にはどうであったのか。当時の史料から検証する>

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世界史リブレット 100
ムハンマド時代のアラブ社会
後藤明=著  2012年9月
<イスラームを創始したムハンマドが生きた時代の,
国家をもたないアラブ社会とはどのような社会だったのか。
メッカやメディナなどを事例として,聖典『コーラン』や伝承から解説する。>

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オアシス国家とキャラヴァン交易 (世界史リブレット (62))
荒川 正晴 (著) 山川出版社 (2003)
<シルクロードのオアシス国家はキャラヴァン交易なしには成り立たなかった。
そうした交易商人の実像を,ソグド商人の活動を中心にさぐる。
「シルクロード」の実像を求めて/
オアシス国家と交易/
国際商人としてのソグド人/
オアシス国家のなかのソグド人/
ユーラシアの変動とソグド商人/
唐帝国の成立とソグド商人 >

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内陸アジア史の展開 (世界史リブレット (11))
梅村 坦 (山川出版社 (1997)
<旧ソ連、中国、モンゴルを含めた中央アジアに何が起こっているのか。
トルコ民族、イスラーム、チベット仏教の三つの文化基層の形成過程をたどりながら、
内陸アジア史の意味を考える。>


2014-05-09

樽一 会津の酒と果実酒

また別の会津の人をお連れしたら、
地元の人もなかなか見れないという
とっておきの
またまたレアなものを出していただきました。
感激してました。

不思議とするするっと飲めてしまう危ないお酒でした。

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辰泉 ふなまえ酒 特別純米(福島・会津・辰泉)
25BY
(槽前酒(ふなまえざけ), 新酒の生酒のことを指す総称)
http://tatsuizumi.co.jp/
( 昔ながらの槽(ふね)で搾ってその前で詰めたイメージの「ふなまえ(槽前)酒」ですが
立ち香ではなく味の中にふくよかなリンゴ&メロン系のフルーティさを持った力強い酒です。)
http://sake-kodama.jimdo.com/%E5%8F%96%E3%82%8A%E6%89%B1%E3%81%84%E9%8A%98%E6%9F%84-%E8%A9%B3%E7%B4%B0/%E6%9D%B1%E5%8C%97%E5%9C%B0%E5%8C%BA/%E8%BE%B0%E6%B3%89-%E4%BA%AC%E3%81%AE%E8%8F%AF/
< 辰泉さんの25By最初の1本。
福島県産好適米「夢の香」で仕込んだ純米の生原酒、12月13日の槽しぼりのあと、濾過・火入れをせず瓶詰めしました。>http://uekiya-shoten.shop-pro.jp/?pid=27112822

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天明 坂下山田 半熟生 純米酒(福島・会津・曙)
無濾過 25BY 2013
http://akebono-syuzou.com/
<会津坂下町、曙酒造鈴木孝教氏のご実家の田圃でご本人自ら育てられた「山田錦」を用いて醸造した純米吟醸規格の生酒です。米造りから酒造りまで一貫して家族で生み出したまさしく“ドメーヌ”のお酒です!半熟とは当初の熟成予定の半分で出荷の意味です。>
http://ameblo.jp/suzukishuhan/entry-11833313982.html

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鶴梅 ゆず
ゆず酒もむちゃくちゃ美味しく。
あと、あらごしみかん?

2014-05-08

『闇の奥』の奥

ちょっと調べていたら、映画化の話がひっかかって、ええ~っ!!
そうだったんですか!

<《地獄の黙示録》は、ジョセフ・コンラッドの小説《闇の奥》を映画化したものである。
《闇の奥》は数多くの映画作家に製作を断念されてきた「曰く付き」の作品であった。
最初に挑戦したのはオーソン・ウェルズ。
そもそも《闇の奥》はウェルズの最初の映画になる筈だった。
しかし、製作費を恐れたRKOが降り、企画は結局《市民ケーン》に変更された。>
闇の奥 1/5 - Biglobe
http://www5b.biglobe.ne.jp/madison/mondo/m_04/m04_1.html

<『闇の奥』はながらくオーソン・ウェルズが映画化の構想をもっていたのだが、実現されなかった。
そこでスタンリー・キューブリックがその実現をはかったのだが、それも叶わず、
『2001年宇宙の旅』の後半部にこれを翻案してとりこむにいたった。
よほどアフリカの闇を描くのが困難だったのであろう。

さらにフランシス・コッポラはなんとか『闇の奥』に着手しようとするのだが、
やはりできず、思いなおして全面的に翻案し、舞台をベトナム奥地の戦乱に移し替え、
『地獄の黙示録』として映画化に成功した。
『闇の奥』はオーソン・ウェルズ、スタンリー・キューブリック、フランシス・コッポラに継がれて、
なお原作の映画化を頑なに拒絶しつづけているのである。>
1070夜『闇の奥』ジョーゼフ・コンラッド|松岡正剛の千夜千冊
http://1000ya.isis.ne.jp/1070.html

なんか気になって借りてきました。
面白かったです。
色々と目からうろこでした。

fujinaga_oku.jpg

『闇の奥』の奥―コンラッド/植民地主義/アフリカの重荷
藤永 茂【著】三交社(2006/
<コンラッドを「べらぼうな人種差別主義者」と断罪した作家アチェベの1975年の発言は、
果たしてそれほど不当なものだったのか?
ナチスのユダヤ人抹殺に先立つ30余年ほど前に起こった、
ベルギー国王レオポルド二世による「コンゴ自由国」での黒人虐殺・収奪の痛ましい悲劇を中心にすえながら、
黒人奴隷貿易の歴史、レオポルドの悪行と隠蔽に抗して立ち上がった先駆者たちの多彩なプロフィール、
アチェベ、ハナ・アーレント、サイードなどのコンラッド論、
『闇の奥』をモチーフにしたコッポラの映画「地獄の黙示録」をめぐるエピソードなど、
豊富なトピックをまじえながら、ポストコロニアル時代のいま、
改めて、「白人の重荷」という神話、西欧植民地・帝国主義の本質を摘出する。>
目次
1 『地獄の黙示録』と『闇の奥』
2 ベルギー国王・レオポルド二世
3 コンゴ自由国―ゴムと大虐殺
4 レオポルド二世打倒
5 オリーブ・シュライナー
6 『闇の奥』の奥に何が見えるか

藤永/茂
1926年満州国長春生まれ。
九州大学理学部物理学科卒。
1968年からカナダのアルバータ大学教授、現在同名誉教授

こちらはまだですが。

HeartofDarkness_fu.jpg

闇の奥 Heart Of Darkness
コンラッド,ジョセフ【著】〈Conrad,Joseph〉/藤永 茂【訳】
三交社(2006
<コッポラの「地獄の黙示録」の原作であると同時に、
ポストコロニアリズム論にもしばしば登場する、
二十世紀、英語圏諸国の大学で教材として最も多く使われた英文学屈指の名作、半世紀ぶりの新訳。
原文対比の詳細な註釈、現代におけるこの小説の社会・思想的意味を鋭くえぐる小論考。
本書をめぐる過去半世紀の膨大な研究・評論などを踏まえての緻密な2部構成の訳註、
この小説がはらむ社会・思想的問いに焦点を絞った小論考「あとがき」にも注目。>

コンラッド,ジョセフ
1857‐1924。ポーランド出身のイギリスの作家
Heart Of Darkness 1902年出版

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%97%87%E3%81%AE%E5%A5%A5

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%BC%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89

2014-05-07

気になる本 アフリカ

HowEuropeUnderdevelopedAfrica.jpg

世界資本主義とアフリカ―ヨーロッパはいかにアフリカを低開発化したか
ウオルター・ロドネー (著), 北沢 正雄 (翻訳) 柘植書房 (1978)
How Europe Underdeveloped Africa
Rodney, Walter 1972
<現在のアフリカの状況を生み出した歴史を克明にかつ正確・詳細に著している>
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/B000J8J8FG/ref=cm_cr_dp_text?ie=UTF8&showViewpoints=0&sortBy=byRankDescending#R3ERRJI0JPKKL5

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植民地経験のゆくえ―アリス・グリーンのサロンと世紀転換期の大英帝国
井野瀬 久美恵 (著) 人文書院 (2004/05)
<女性で初めて未知の西アフリカを探検し、貴重な情報をイギリス社会にもたらしたメアリ・キングズリと、
「アフリカ協会」の設立者であるアリス・グリーン。
世紀転換期のイギリスに生きた二人の女性の活躍
―イギリス本国、アフリカ、アイルランドにまたがる植民地経験を詳細に追い、
大英帝国の植民地政策の中に位置づける。
アリス・グリーンについての膨大な新史料に基づき、もう一つの「帝国」像を樹立する>

<アリス・グリーンとメアリ・キングズリ「サロンの女主人」と「レディ・トラヴェラー」。
彼女たちが共有した植民地経験のかなたに見えてくる、
支配する側からではなく支配される側から逆照射された帝国の姿。
埋もれ忘れられた膨大な史料を駆使して丹念に描いた、世紀転換期大英帝国研究の注目の成果。>

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女たちの大英帝国 (講談社現代新書)
井野瀬 久美恵 (著) 講談社 (1998/06)
<時は19世紀、レディたちは新天地を求めて植民地世界を駆けめぐった。
知られざる冒険物語から大英帝国最盛期の光と影を活写する。>

kurimoto_inose_colony.jpg

植民地経験―人類学と歴史学からのアプローチ
栗本 英世 (編集), 井野瀬 久美恵 (編集) 人文書院 (1999/09)
<支配者と植民地の人びとが出会う個々の場における「植民地経験」の解明を目指し、
征服と抵抗、徴税と徴用など、支配する側とされる側のコミュニケーションの具体的な検討を通じ、
生きられた植民地経験の諸相を描く。>

masaki_colony.jpg

植民地幻想―イギリス文学と非ヨーロッパ
正木 恒夫 (著) みすず書房 (1995/07)
<『ビルマの竪琴』、ボカホンタスから『テンペスト』『闇の奥』、
シャーロック・ホームズまで。「食人」を鍵語に
「近代世界システム」が創出した他者像を追跡する。>

2014-05-06

世界探検歴史地図

国会図書館に行ったら、こんな地図を見つけました!

Times atlas of world exploration.jpg

世界探検歴史地図―タイムズ・アトラス
フェリペ フェルナンデス・アルメスト (編集),
増田義郎監修
植松 みどり (翻訳), 竹内 和世 (翻訳), 武井 摩利 (翻訳), 向井 元子 (翻訳)
原書房 (1995)
B4変型判 37cm/292頁
The Times atlas of world exploration
Fernández-Armesto, Felipe 1991
<探検家の偉大な業績を歴史のなかに位置づ 人類の世界像の発展をたどる画期的アトラス
探検という視点から人類の歴史を跡づけることに成功したアトラス。
タイムズ社の先進の技術によるフルカラー地図、
それぞれの時代を代表する古地図と豊富な図版などで、
人類の描いてきた世界像の発展を克明にたどることができる。
また、秀逸な解説と多様な資料で各時代を浮き彫りにする名著。
発売 東洋書林(発行 原書房)>

Landmarks of Mapmaking.jpg

世界古地図
R.V.トゥーリーほか著/矢守一彦訳
日本ブリタニカ 1981年
275p ;A3変型版 42cm
Landmarks of Mapmaking:
An Illustrated Survey of Maps and Mapmaking
Charles Bricker , R. V. Tooley (
1968

こちらはネットで見つけたのですが。
どんな本だろう? 気になる…。

Rediscovery of Africa.jpg

The Rediscovery of Africa 1400-1900: Antique Maps & Rare Images
Jacobson, William R.
Stanford Univ Libraries (2004)

Antique Map Price Guide 4 Africa1.jpg

Antique Map Price Guide 4: Printed Maps of Africa, from 1477 to 1850
Sharpe, Jeffrey
Createspace Independent Pub(2011

2014-05-05

Andrees Handatlas

Andrees Handatlas1900.jpg


国会図書館に行って、地図見てきました~!

在庫があるのが5点

Richard Andree's Allgemeiner handatlas in sechsundachtzig karten mit erläuterndem text
Andree, Richard, 1835-1912 Velhagen & Klasing 1880

これはヨーロッパのみ。

Professor G. Droysens Allgemeiner historischer Handatlas : in 96 Karten m. erl.
Text / Richard Andree [Hrsg.]. G. Droysen [Begr.]
Andree, Richard,Droysen, G Velhagen u. Klasing 1886

アフリカなし。交易図、南アフリカが小さく。

Andrees allgemeiner handatlas in 126 haupt- und 138 nebenkarten,
nebst vollständigem alphabetischem namenverzeichnis
Scobel, Albert, 1851-,Andree, Richard, 1835-1912 Velhagen & Klasing 1900

破損していて、閲覧のみ。それも特別室で。コピー不可でした。
全アフリカ大陸2枚、中南部アフリカ、南アフリカ。まだローデシアなし。

Andrees Allgemeiner handatlas in 139 haupt- und 161 nebenkarten
nebst vollständigem alphabetischem namenverzeichnis
Andree, Richard, 1835-1912 Velhagen & Klasing 1906

全アフリカ大陸2枚、中南部アフリカ、南アフリカ。

Andrees Handatlas
Frenzel, Konrad, 1902-,Andree, Richard, 1835-1912 Velhagen & Klasing 1937
Andrees Handatlas, 9th edition (1937)

全アフリカ大陸、西、南、東。

微妙に違うのが面白いです~!


そして、ついに全貌を知るサイトを発見!

Atlassen en kaarten verzamelen
http://www.atlassen.info/atlassen/atlassen.html

2014-05-04

樽一 会津の人と

taru110126hanaizumi.jpg
花泉(福島・会津・花泉) 一回火入れ

taru110126yukinigori.jpg
 
豊盃 雪灯籠(青森・弘前・三浦)
人気銘柄「豊盃」の冬の風物詩、酒造期だけの季節限定酒として蔵出しされる新酒の活性にごり生酒
taru110126hiroki.jpg

飛露喜(福島・ 廣木)
“無濾過生原酒”(むろかなまげんしゅ)

taru110126aizu.jpg

会津娘(福島・高橋)

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磐城 寿(福島・鈴木)
江戸末期に創業した「磐城壽」は大漁を祝う「祝酒」として多くの漁師にも 愛されていた。津波で酒蔵のすべてを流され、福島県浪江から山形県長井へ新天地で再起

taru110126urakasumi.jpg

浦霞
樽一用特選

2014-05-03

樽一~果実酒6

taru1404014amaou.jpg

あまおう(福岡・若波)
苺の名産地「福岡」を代表する高級苺「あまおう」をふんだんに使った贅沢いちご酒
地元産の蜂蜜など素材を厳選し、非常に上品な甘みを演出

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尾瀬の雪どけ 山ぶどう酒
(群馬・龍神)
良質な国産山ぶどうを使い、隠し味にカシスを加え大人の苦みを演出。
山ぶどうならではの野性味あふれる酸味と甘み
群馬の銘酒”尾瀬の雪どけ”の山ぶどう酒
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鳳凰美田 芳醇あんず酒
(栃木・小林)
鳳凰美田の吟醸酒を使用。
吟醸酒に杏をふんだんに漬け込み豊富なエキス分を抽出。
濾過やその他の添加物などの処理を一切行っていない、底に杏の果肉が沈んでいる。

taru140401ringoblado.jpg

みぞれりんごの梅酒
(長野/大信州)
長野市豊野町のリンゴ農家山佐園さんが選果した糖分が多く
蜜もたっぷりの最上級「サンふじ」を大信州オリジナルの「みぞれタイプ」のストレートジュースに特殊加工し
「大信州の梅酒 吟撰仕込み」を秘密のブレンド比率で混和

アポロン ブラッドオレンジ梅酒
(九州・佐賀・天吹)
花酵母」の日本酒とイタリアの本場シシリー島の「ブラッドオレンジ」が出会い

超濃厚ヨーグルト酒(宮城・新澤)
宮城県限定で牛乳の販売している大崎市田尻産ハートフルジャージー牛乳をふんだんに利用したヨーグルトリキュール

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八岐の梅酒(和歌山・ 平和)
最高級品種と言われる「和歌山産南高梅」の完熟した物だけを使用
青梅ではなく、完熟状態まで木成りで熟成させた上、朝摘みのものだけを収穫し使用

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浦霞 梅酒
いつもは純米原酒につけた梅酒だが、
今回限りの
東日本大震災時の清酒醪(もろみ)から造った本格焼酎に蔵王産青梅をつけた梅酒

2014-05-02

樽一~果実酒5(追記)

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ぶどうまんさく(秋田・日の丸) 
<横手市産のぶどうスチューベンと
白神山地で育まれた山ぶどうに
造り酒屋の吟醸麹で作った甘酒を加えて仕込んだ>

本当に旨いぶどうジュース~♪

超濃厚ヨーグルト酒(宮城・新澤)
<宮城県限定で牛乳の販売している
大崎市田尻産ハートフルジャージー牛乳を
ふんだんに利用したヨーグルトリキュール>

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あらごしもも
梅の宿
<和歌山と山梨で太陽を浴びて育った甘くみずみずしい白桃だけを惜しげもなく使用した、
果実感あふれるリキュール。
皮を剥いてピューレ状にすりつぶした白桃を
さらに丁寧に裏ごしして日本酒とブレンド>

濃厚なもも~♪
大好き~♪

taru130423mikan.jpg
あらごしみかん
梅の宿
<温州みかんのみずみずしい果肉を
たっぷりと詰め込んだデザート感覚のリキュール>

つぶつぶのみかん~♪

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ゆず 梅の宿・奈良
天然国産ゆず果汁を使い、梅乃宿の日本酒とブレンド

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ふわとろぱいん
にごりパインリキュール
福岡・池亀酒造
<果肉がたくさん入った「にごり」パインリキュール>

濃厚なパイン~♪

2014-05-01

樽一~果実酒4(追記)

 taru101005lemon.jpg
鶴梅 夏蜜柑・れもん
(和歌山・平和酒造)
<夏蜜柑特有の苦味に檸檬の酸味が加わり、
それらを日本酒が包み込んだようなまろやかな味>
<原料:夏みかん・甘夏・檸檬(すべて和歌山産)、日本酒、果糖液糖>
http://kandaya.biz/tsuru-ume.htm

苦みがなくて、ほんと~にまろやかな夏みかん~♪
おいしい~♪

<使用している檸檬は一般的な国産檸檬より更に減農薬で作られたもの
『鶴梅れもん』の製法は『鶴梅ゆず』と同じ
く2年熟成の日本酒(純米酒)と天然檸檬果汁とをブレンド>
http://kandaya.biz/tsuru-ume.htm

すっぱくなくて、
いやあ、と~っても美味しいレモンです~♪

taru100511yuzu.jpg

ゆず
(栃木・小林酒造)
<地元産酒米で醸した香り高い吟醸酒「鳳凰美田」原酒と、
栃木の名産として全国にも知られる県産高級柚 子玉果汁で
造られた小林酒造秘蔵の柚子酒>

taru100824ringo.jpg

子宝 山形りんご 
山形・楯の川
<山形県産のりんごを贅沢に使用した、
旨味と蜜を感じるリンゴリキュール>

蜜ののった一番美味しい盛りの、あま~いリンゴ♪

taru100908nasi.jpg

子宝 山形らふらんす
<追熟させたラフランスを使ったとろとろのリキュールぽ>

水っぽくない!
甘みがたっぷりのラフランス~♪

2010-09-01 果実酒1

2010-09-05 果実酒2

2010-09-10 果実酒3
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