2015-12-23
階段の壁・京壁
これから京壁を塗っていくわけですが、
実は、けっこう悩みました。
土壁か漆喰か珪藻土か…
某マンガ家さんで、シックハウス症候群がひどくて、
漆喰壁でないと駄目という人がいるという話を読んで、
そうか。そんなに漆喰はいいんだ…
と気になってはいました。
そして、先日見たお家の漆喰壁がとても素敵で、
かなりくらっときました。
でも一番、くらっときたのとは、
呼吸する壁ということ。
湿気を調節してくれて、夏は涼しく、冬は温かいとのこと。
うちはせっかくの土壁を前の持ち主がペンキを塗ってしまったので、
呼吸がとまっているわけです。
冬、少しでも温かくて夏、少しでも涼しいといいなあ。
塗り直せないかな。
訊いてみたら、
一度ペンキを塗ってしまったら、ペンキは油なので、土壁は塗り直せないのだそうです。
ではどうしたらいいかというと、
上から板を貼って塗るか、今の壁を剥がしてやり直すかしかないと。
まあ、中の柱も心配だし、
それで、やり直すことにしました。
まあでも漆喰も珪藻土も高いと言われ、
工程が何段階もあって、大変だと言われ、
現実的なところで、京壁にしました。
色は迷うことなく緑系。
他の和室も緑系~抹茶色だし、
階段や廊下の壁も浅緑というか、青磁色というか、明るい青緑系なのです。
最初に左官屋さんに見せていただいた見本では
緑色は「五十鈴」
次に大工さんが持ってきた見本では「鶯」色。
結局よくわからないけど、
「五十鈴」色の京壁になりました。
いわゆる抹茶色ですね。
「鶯」色は
四国化成工業株式会社のシコクの京壁
「五十鈴」は
富士川建材
メーカーが違ったんですね。
きょうかべ【京壁】
京都を中心に発達した壁の上塗り技法。
また,その技法で仕上げた壁。聚楽(じゆらく)土・九条土・稲荷土などの色土を用いる。
(大辞林)
日本の伝統的な塗り壁の一つ。
きめが細かい上質な砂状に仕上げた土壁。
本来は京都郊外で産出した聚楽(じゅらく)土・九条土・稲荷土などの色土を用いたものをいう。
(家とインテリアの用語がわかる辞典)
漆喰しっくい
日本特有の塗壁材。
消石灰に砂,海藻のり,すさを混合して水で練ったもので壁や天井の仕上げに使用する。
日本では古くから小舞土壁の仕上げ材料として用いられてきた。
(ブリタニカ国際大百科事典)
壁塗りの素材。
日本で古代以来用いられてきた石灰プラスターというべきもので,
消石灰に苆(すさ)(きざんだ麻糸などの繊維質)と
糊(フノリ,ツノマタなどの膠着剤)を加えて水練りした左官材料である。
壁,天井に塗られ,瓦や煉瓦の目地などに用いられる。
漆喰は〈石灰〉の字音のなまった言葉といわれる。
(世界大百科事典)
消石灰に砂と糊とスサなどを混ぜて水で練った日本独自の塗壁仕上で、
城郭や土蔵などによく用いられる仕上である。
調湿性・断熱性・防火性・可塑性などに優れており、
内外壁・塀などの他、彫塑材などとしても利用される。
(リフォーム用語集)
珪藻土は藻類(プランクトン)の死骸が、
海底や湖底に長年にわたって堆積してできた粘土状の泥土で、
古くから七輪や耐火煉瓦の原料、酒やビールの濾過材、
吸着や脱臭剤などに幅広く利用されています。
漆喰と珪藻土の大きな違いは、
漆喰はそれ自体が固まる性質や抗菌性を持っているのに対し、
珪藻土にはその性質が無く、仕上材に使用するためには、
固化材(接着剤)や防カビ材などの補助的物質が必要になってくる点です。
(無添加住宅)
http://www.mutenkahouse.jp/about//products/plaster2.html
実は、けっこう悩みました。
土壁か漆喰か珪藻土か…
某マンガ家さんで、シックハウス症候群がひどくて、
漆喰壁でないと駄目という人がいるという話を読んで、
そうか。そんなに漆喰はいいんだ…
と気になってはいました。
そして、先日見たお家の漆喰壁がとても素敵で、
かなりくらっときました。
でも一番、くらっときたのとは、
呼吸する壁ということ。
湿気を調節してくれて、夏は涼しく、冬は温かいとのこと。
うちはせっかくの土壁を前の持ち主がペンキを塗ってしまったので、
呼吸がとまっているわけです。
冬、少しでも温かくて夏、少しでも涼しいといいなあ。
塗り直せないかな。
訊いてみたら、
一度ペンキを塗ってしまったら、ペンキは油なので、土壁は塗り直せないのだそうです。
ではどうしたらいいかというと、
上から板を貼って塗るか、今の壁を剥がしてやり直すかしかないと。
まあ、中の柱も心配だし、
それで、やり直すことにしました。
まあでも漆喰も珪藻土も高いと言われ、
工程が何段階もあって、大変だと言われ、
現実的なところで、京壁にしました。
色は迷うことなく緑系。
他の和室も緑系~抹茶色だし、
階段や廊下の壁も浅緑というか、青磁色というか、明るい青緑系なのです。
最初に左官屋さんに見せていただいた見本では
緑色は「五十鈴」
次に大工さんが持ってきた見本では「鶯」色。
結局よくわからないけど、
「五十鈴」色の京壁になりました。
いわゆる抹茶色ですね。
「鶯」色は
四国化成工業株式会社のシコクの京壁
「五十鈴」は
富士川建材
メーカーが違ったんですね。
きょうかべ【京壁】
京都を中心に発達した壁の上塗り技法。
また,その技法で仕上げた壁。聚楽(じゆらく)土・九条土・稲荷土などの色土を用いる。
(大辞林)
日本の伝統的な塗り壁の一つ。
きめが細かい上質な砂状に仕上げた土壁。
本来は京都郊外で産出した聚楽(じゅらく)土・九条土・稲荷土などの色土を用いたものをいう。
(家とインテリアの用語がわかる辞典)
漆喰しっくい
日本特有の塗壁材。
消石灰に砂,海藻のり,すさを混合して水で練ったもので壁や天井の仕上げに使用する。
日本では古くから小舞土壁の仕上げ材料として用いられてきた。
(ブリタニカ国際大百科事典)
壁塗りの素材。
日本で古代以来用いられてきた石灰プラスターというべきもので,
消石灰に苆(すさ)(きざんだ麻糸などの繊維質)と
糊(フノリ,ツノマタなどの膠着剤)を加えて水練りした左官材料である。
壁,天井に塗られ,瓦や煉瓦の目地などに用いられる。
漆喰は〈石灰〉の字音のなまった言葉といわれる。
(世界大百科事典)
消石灰に砂と糊とスサなどを混ぜて水で練った日本独自の塗壁仕上で、
城郭や土蔵などによく用いられる仕上である。
調湿性・断熱性・防火性・可塑性などに優れており、
内外壁・塀などの他、彫塑材などとしても利用される。
(リフォーム用語集)
珪藻土は藻類(プランクトン)の死骸が、
海底や湖底に長年にわたって堆積してできた粘土状の泥土で、
古くから七輪や耐火煉瓦の原料、酒やビールの濾過材、
吸着や脱臭剤などに幅広く利用されています。
漆喰と珪藻土の大きな違いは、
漆喰はそれ自体が固まる性質や抗菌性を持っているのに対し、
珪藻土にはその性質が無く、仕上材に使用するためには、
固化材(接着剤)や防カビ材などの補助的物質が必要になってくる点です。
(無添加住宅)
http://www.mutenkahouse.jp/about//products/plaster2.html
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