2015-12-24
階段の壁・京壁 2
2日おいて、9~10日目
粉末の京壁のモトを水で溶いて、
いよいよ本塗り。
これも2度塗りしていきます。
そして仕上げ。
乾き具合を見ながら、
また籠手で均したり、
水を含ませた刷毛で縁の周囲を調整したり、
小さい籠手で細部をならしたり。
1日目は
2階に近い、部分。
2階の廊下に脚立を立てて、窓枠にボードを渡してできる場所から。
それから脚立を2つ立ててボードを使わないとできない場所
両脇の壁の上部~中部をまず塗っていきました。
前回より慣れてきた様子で、はかどっていました。
片側は下部も塗り終わりました。
2日目
大きめの脚立を延ばして立てて、一番高い危険な部分を一気に!
ここは2度塗りできないから、厚めに塗っていきました。
手が届くことろまでくればもう脚立もいらないので安心。
もうボードも脚立もいらないと思っていたら、
2階の一部塗り残しがあり、
もう一度、窓にボードをかけて塗って。
後は足場のいらない場所を順次塗ってお終い。
無事仕上がりました~!
実は1日目の夜から雨との予報だったのでちょっと困っていたのですが、
運良くはずれてくれて、
2日目の午後から雨に変わり、
何とか雨の降る前に終わりました~!
よかった~!
でもこのあと、一週間くらい乾かさないと
手摺りは付けられないそうです。
実は自分の実家も砂壁でした。
キラキラしたモノが混ざっていて、綺麗でした。
訊いたら、京壁は高価だったので、
安価な砂壁が昔は流行ったのだそうです。
今はほとんどないとのこと。
さらにもっと昔は漆喰が一般的だったのだが、
段々廃れて、あまり需要がなくなって、かえって高価になった。
京壁は高価だったので逆に残って、それなりに需要があるので、
供給が安定して、価格が逆転したそうです。
<参考>
砂壁 すなかべ
色砂(いろすな)を糊(のり)液で練った上塗りで、
主として土壁(つちかべ)に対して使用される用語。
色砂は天然砂または砕石、あるいはそれらを着色ないし焼成したもののほか、
金属粉、色ガラス粉、貝殻粉なども用いられる。
糊材には海藻(フノリ、ツノマタなど)の煮沸液、デンプン糊が古くから使用されているが、
最近は合成樹脂を用いることもある。
従来は色砂と糊液を現場で練り合わせていたが、
現在では粉末糊をあらかじめ色砂と混合しておき、
現場では水のみを加えれば練合せ可能な製品(繊維壁材)もある。
土物砂壁に比し好みの色の出せる特徴はあるが、
経年変化による糊の劣化がおこれば色砂は剥落(はくらく)する。
この点、土物砂壁水ごねに比べれば耐久性ははるかに劣る。[山田幸一]
(日本大百科全書)
粉末の京壁のモトを水で溶いて、
いよいよ本塗り。
これも2度塗りしていきます。
そして仕上げ。
乾き具合を見ながら、
また籠手で均したり、
水を含ませた刷毛で縁の周囲を調整したり、
小さい籠手で細部をならしたり。
1日目は
2階に近い、部分。
2階の廊下に脚立を立てて、窓枠にボードを渡してできる場所から。
それから脚立を2つ立ててボードを使わないとできない場所
両脇の壁の上部~中部をまず塗っていきました。
前回より慣れてきた様子で、はかどっていました。
片側は下部も塗り終わりました。
2日目
大きめの脚立を延ばして立てて、一番高い危険な部分を一気に!
ここは2度塗りできないから、厚めに塗っていきました。
手が届くことろまでくればもう脚立もいらないので安心。
もうボードも脚立もいらないと思っていたら、
2階の一部塗り残しがあり、
もう一度、窓にボードをかけて塗って。
後は足場のいらない場所を順次塗ってお終い。
無事仕上がりました~!
実は1日目の夜から雨との予報だったのでちょっと困っていたのですが、
運良くはずれてくれて、
2日目の午後から雨に変わり、
何とか雨の降る前に終わりました~!
よかった~!
でもこのあと、一週間くらい乾かさないと
手摺りは付けられないそうです。
実は自分の実家も砂壁でした。
キラキラしたモノが混ざっていて、綺麗でした。
訊いたら、京壁は高価だったので、
安価な砂壁が昔は流行ったのだそうです。
今はほとんどないとのこと。
さらにもっと昔は漆喰が一般的だったのだが、
段々廃れて、あまり需要がなくなって、かえって高価になった。
京壁は高価だったので逆に残って、それなりに需要があるので、
供給が安定して、価格が逆転したそうです。
<参考>
砂壁 すなかべ
色砂(いろすな)を糊(のり)液で練った上塗りで、
主として土壁(つちかべ)に対して使用される用語。
色砂は天然砂または砕石、あるいはそれらを着色ないし焼成したもののほか、
金属粉、色ガラス粉、貝殻粉なども用いられる。
糊材には海藻(フノリ、ツノマタなど)の煮沸液、デンプン糊が古くから使用されているが、
最近は合成樹脂を用いることもある。
従来は色砂と糊液を現場で練り合わせていたが、
現在では粉末糊をあらかじめ色砂と混合しておき、
現場では水のみを加えれば練合せ可能な製品(繊維壁材)もある。
土物砂壁に比し好みの色の出せる特徴はあるが、
経年変化による糊の劣化がおこれば色砂は剥落(はくらく)する。
この点、土物砂壁水ごねに比べれば耐久性ははるかに劣る。[山田幸一]
(日本大百科全書)
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