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2021-01-02

気になる本のメモ~コロンブス以前

『史上最悪のインフルエンザ』の記事を探していたら、またこ面白そうな本を見つけてしまった。

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1491―先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
チャールズ・C・マン,
【著】〈Mann,Charles C.〉/布施 由紀子【訳】
NHK出版(2007/07発売)

<1492年にコロンブスが到達した新世界については、誰もが知っている。
わずかな狩猟採集民族が暮らす動植物の楽園で、文明など存在しなかったのだ、と。
実際は、いくつもの都市が築かれ、ヨーロッパより大きな人口を擁し、
さまざまな言語と文化が入り乱れていた。
ただひとつ、新世界に欠けていたもの―それは旧世界の病気に対する免疫力だったのだ。
最新の発掘と研究で明らかにされる、アメリカ大陸文明の全貌。>

mann1493.jpg

1493――世界を変えた大陸間の「交換」
チャールズ・C・マン
(著), Charles C. Mann (原著), 布施 由紀子 (翻訳)
紀伊國屋書店 (2016/2/25)

< 銀、病原菌、タバコ、じゃがいも、ミミズ、ゴムノキ、そして人間―
コロンブスのアメリカ大陸到達後、これらが世界を行き交いはじめた。
敏腕ジャーナリストが、厖大な文献と綿密な取材をもとに、
激動の世界をいきいきと描き出した圧巻のノンフィクション。前作『1491』に引き続き全米ベストセラー!

【著者】チャールズ・C・マン (Charles C. Mann)
ジャーナリスト、サイエンスライター。
「アトランティック・マンスリー」誌、「サイエンス」誌などに特集記事を寄稿。
米国物理学会、アルフレッド・P. スローン財団などの機関から数々の賞を受賞している。
前作『1491――先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見』(NHK出版、2007年)は全米の話題をさらい、
米国科学アカデミー・コミュニケーション賞を受賞。
続編となる本書『1493』もベストセラーとなり、「タイム」誌の2011年度ベスト・ノンフィクション部門で第1位を獲得した。>

<南北アメリカ大陸と、ユーラシア大陸とが大きく繋がった、
クリストファー・コロンブス(作中ではコロンと表記)の
1492年の新世界到達。それ以降、新旧両世界では動植物に
始まり、人類・病原体・貴金属・武器などが奔流のように
行き来するようになる―いわゆるコロンブス交換。
本書はそのコロンブス交換を詳述した大著>

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ヨーロッパの帝国主義: 生態学的視点から歴史を見る
アルフレッド・W. クロスビー
(著), Alfred W. Crosby (原著), 佐々木 昭夫 (翻訳)
(ちくま学芸文庫) 筑摩書房 (2017/4/6)
Ecological Imperialism: the Biological Expansion of Europe, 900-1900
<ヨーロッパ世界による南北アメリカ,オーストラリア等への進出は,
現地の生態系にとって何を意味したか.
家畜や鳥,あるいは穀物や樹木は,
白人の侵入によってどのような変化を強いられ,天然痘などの感染症はどう広がったか.
ヨーロッパの「成功」を可能にした重要な要因としてのエコロジーに光をあてつつ10世紀以後の世界史を描きなおす.

<15世紀末の新大陸発見以降、ヨーロッパ人はなぜ次々と植民地を獲得できたのか。
病気や動植物に着目して帝国主義の謎を解き明かす。解説 川北稔

南北アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドといった温帯には、ヨーロッパに由来する住民が多い。
これらの地域へのヨーロッパ人の進出―帝国主義は、なぜ成功したのか。
その謎は生物学的・生態学的考察を抜きにしては解き明かせない。
本書は、「雑草」「野生化した家畜」「ヒトと結びついた微生物」の三つが、
軍事力以上にヨーロッパ人の席捲を後押ししたことを巧みな叙述で実証する。
10世紀以降の世界史を壮大な視野から描きなおした歴史学者クロスビーの代表的名著。
文庫化にあたっては、原著第2版の序文を新たに訳出した。>

クロスビー,アルフレッド・W.
1931年、アメリカ合衆国・ボストンに生まれる。1961年、ボストン大学にて博士号取得。
ワシントン州立大学、テキサス大学をはじめ、多くの大学で教鞭を執りつつ、研究を行う。
現在、テキサス大学オースティン校名誉教授。専門はアメリカ史、地政学、生態学的歴史学

佐々木/昭夫
1933‐2009年。東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒、同大学院比較文学比較文化博士課程中退。
東北大学名誉教授。専攻は比較文学・比較文化学
Crosby2009Forgotten Pandemic.jpg

史上最悪のインフルエンザーー忘れられたパンデミック【新装版】
アルフレッド・W・クロスビー
(著), 西村 秀一 (翻訳)
みすず書房; 新装版 (2009/1/7)
America's Forgotten Pandemic: the Influenza of 1918,
<1918年の感染爆発と社会構造の相関を描くパンデミック問題の基本書。
訳者解説を更新した新装版。
少なく見積もっても2500万人以上の死者を出したといわれる、1918-1919年のインフルエンザ(通称「スペインかぜ」)。
本書は社会・政治・医学史にまたがるこの史上最大規模の疫禍の全貌を明らかにした感染症学・疫病史研究の必読書。
この新装版には訳者による最新の解説「パンデミック・インフルエンザ研究の進歩と新たな憂い」が付され、
発生が近いといわれる新型インフルエンザ、
およびそのパンデミック(汎世界的流行)対策の現状に引きつけた史実の読解が促されている。

著者クロスビーは本書で、世界情勢と流行拡大の関連のようなマクロな事象から一兵卒の病床の様子まで、
1918年のパンデミックの記録を丹念に掘り起こしている。
特に大都市での流行が「グランギニョール的カオス」に至る様は、読者のこの病への畏怖を新たにさせずにはいられない。

しかしインフルエンザの真の恐ろしさは、
罹患者数の莫大さによって実はけっして少なくない死者数が覆い隠され、
「みんなが罹り誰も死なない」病として軽んじられることにあると著者は警告する。
大震災と同じく歴史上数十年の間隔を置いて繰り返しているパンデミックに備え、
改めて史上最悪のインフルエンザの記憶をたどり、
社会あるいは個人レベルの危機管理の問題点を洗い直すうえで必備の一冊。>
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