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2022-01-03

マレーシア・イスラーム美術館展 5

年末年始で中断しましたが、再開します。続きです。

islam2112mls83.jpg
『シャーナーメ』の挿絵
イラン・サファヴィー朝 16世紀末

カタログによると「バハラーム・グールの狩りの物語」とのこと
サーサーン朝の15代君主バハラーム5世(在位:420年 - 438年)ですね。

『シャー・ナーメ』( Šāh nāmah)は、
叙事詩人フェルドウスィー(934年 - 1025年)がペルシア語で作詩したイラン最大の民族叙事詩。
『王書』とも訳される。 980~1010年。
古代ペルシアの神話、伝説、歴史の集大成であり、
最初の王カユーマルスからサーサーン朝滅亡に至る4王朝歴代50人の王の治世が述べられている。

そしてサファヴィー朝の時代において、
タフマースブ1世の工房で名匠たちによって共同で描かれた16世紀の『シャー・ナーメ』の挿絵
(「シャー・タフマースプの偉大なるシャー・ナーメ(フランス語版)」)は特に有名で、
250以上もの極彩色のミニアチュールを含む巨大な写本であり、写本芸術の最高峰とされる。
(羽田正「第4章 東方イスラーム世界の形成と変容」『西アジア史II イラン・トルコ』永田雄三(編)、山川出版社、2002年)>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%A1

ああ~!
いやあ、これは一番間近で見たかったのに、
はるか上の方に展示…!
狩りの絵らしく、馬が沢山描かれていて、
素晴らしいのは、馬が一頭一頭、すべて描き分けられているんですよ!
それに周りの装飾もこれが一番凝っていて素晴らしいのに!
いやあ スゴい!それなのに…
バカヤロウ~!!!
泣くしかない!悲しかった~!

クリアファイルのグッズがあったのがせめてもの慰め…

islam2112mls107.jpg
鉄盾 金・銀象嵌
イラン・カージャール朝 19世紀

うお~!19世紀でもなお、素晴らしい金属加工技術!
侮れません!

islam2112mls112.jpg
虎頭儀仗(銀製) ・儀仗(金製)
インド,デカン 18世紀/北インド 19世紀

わあ~!イスラームスタイルのかわいいライオンだ~!
と思ったら虎ですか?
でもアルハンブラのライオンにそっくり
伝統は引き継がれていますね。
そして細工が素晴らしい!

islam2112mls91.jpg
短剣 ジャンビーヤ
イラン・アラブ市場用 1800年頃

これも細工が素晴らしいです~!
さすがイラン(ペルシア)!
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