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2023-11-05

『コンゴ』

congo1961iszk.jpg

『コンゴ』 石坂欣二著、二見書房、1961

古すぎて、情報がなかったので、図書館にリクエストをかけて取り寄せてもらった。
なんと、コンゴ独立直後に現地で取材をした新聞記者の書いたものだった。
ルムンバ殺害事件の前後に現地にいたという。
なので当時の状況も、生々しい記述に満ちている。
彼の子供や奥さんの消息、カサブブ、ツオンベ、モブツの経歴
ルムンバの副官ギゼンガと謎の混血のマタ・ハリ、
当時のコンゴ人の様子
植民地時代の話、
ここですでにカタンガのウランが広島・長崎に落とされた原爆に使われたという話が書かれている。
面白くて一気に読んでしまった。
国立国会図書館のデジタルコレクションでも閲覧可能のようです。
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000001019831-00
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/390898.html

石坂欣二氏の 『コンゴ』(1961)を探しているときに
もう一冊、引っかかった本がある。
新たに書いたのかと思ったら、どうも抜粋版らしい。

秘境探検シリーズ〈第2〉裸族ガビオン・おんぼろ号冒険記・動乱のコンゴを行く(1967)
小林大二 著,望月昇 著,石坂欣二 著
山王書房 1967
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000000857498-00

それから翻訳本を見つけました
これも面白そうです。

「広島・板門店・ハノイ-バーチェット自伝-」
ウィルフレッドバーチェット著 新庄哲夫 石坂欣二--河出書房新社--1972年
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000001213889-00

ウィルフレッド・グラハム・バーチェット(Wilfred Graham Burchett, 1911 - 1983)
「オーストラリア出身のジャーナリスト。
1940年、ジャーナリストとしての最初の活動をになう。フリージャーナリストとして、ヴィシー政権下のニューカレドニアでの反乱のリポートが、ロンドンの『デイリー・エクスプレス』紙に掲載される。
第二次世界大戦中は、ビルマや中国で報道活動に従事する。また、太平洋戦争でのアメリカ軍の反攻も、リポートしている。
GHQの報道規制があったにもかかわらず、1945年9月3日、原爆投下から1か月を経ていない広島市を訪問し、その惨状を「ノー・モア・ヒロシマ (No more Hirosima)」という言葉とともに世界に打電した。
1953年の朝鮮戦争の休戦会談においては、北朝鮮側からの取材陣に加わった。
ベトナム戦争において、一般市民を巻き添えにした爆撃を敢行しているアメリカ側を非難し、北ベトナム側にたった報道姿勢を貫いている。
1976年10月14日の『ガーディアン』紙では、カンボジア情勢においてクメール・ルージュに好意的な記事を書いていた」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88
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