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東洋の装身具@東博

あとちょっと気になった装身具と瓦をいくつか。
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「朝鮮の王たちの興亡」 10室
金銅龍文透彫帯金具 (韓国慶山龍城出土・ 三国時代・4世紀)
ちょっと素敵な龍文の透かし彫り
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太環式耳飾 (朝鮮 ・三国時代(新羅)・6世紀 )
「耳につける環を耳環部とよぶが,この耳環部を太く作るのが慶州を中心とする新羅の特徴。
中空の太環には,金粒を鑞付けして亀甲紋と六弁蓮華紋をあらわし,太環に連結された細環にも彫刻を施している。
太環と心葉形の垂下飾は中間飾でつながれているが,ここにも12本の枝が上下二段にのび,小さな歩揺が付く。
歩揺や垂下飾にも金粒が鑞付けされており,当時の細金細工のみごとさを示している」(解説)
何とも、素晴らしい細工です。

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細環式耳飾 (朝鮮・三国時代(新羅)・6世紀 )
「耳飾に鎖を用いるのは、加耶の特徴である。本作では鎖の先の垂下飾が山梔子形になっているが、これは3枚の金板をあわせて中空にしたものである。山梔子形の垂下飾は慶尚南道陜川郡の、当時の「多羅」の地域に多くみられる。」

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細環式耳飾 (朝鮮・三国時代(加耶)・5~6世紀 )

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「朝鮮の磨製石器と金属器」 10室
重美・冠 (伝韓国慶尚南道出土・三国時代(加耶)・5世紀)
「古代朝鮮で、金の冠は王の証でした。
加耶の冠は、正面中央に立飾(たちかざり)を設けるが、本作ではさらに、両側にも草の葉のような立飾が大きく弧を描いている。
小さな金の板(歩揺(ほよう))を金糸でぶら下げている。」
古代の冠は平成館の古墳の出土品でも見たけど、これはまた見事ですね。
しかも模造ではなくオリジナルですよね。

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「朝鮮の仏教美術」 10室
迦陵頻伽文軒丸瓦 (統一新羅時代・8~9世紀 )

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麒麟文軒平瓦 (韓国慶州出土・統一新羅時代・8~9世紀)
珍しく迦陵頻伽文と麒麟文があったので、思わず。

他にも、双鳥文、獅子文、宝相華文、唐草文、蓮花文などがありました。

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東洋の青銅器 3 @東博

前回気がつかなかったけど、馬具が面白いです。
冠なんか付けていたんですね。かわいい。
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中国の青銅器 3階 5室
馬冠 ばかん (西周時代・前11~前8世紀 )
馬面 4面 (春秋~戦国時代・前6~前4世紀)
鏡板 4面 (西周時代・前11~前8世紀)
銜 (はみ)1連 (中国北辺・前9~前7世紀 )
弓形器 (殷~西周時代・前13~前10世紀)

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蟠螭文鎛 ばんちもん・ はく (戦国時代・前5世紀)
鐘というか、楽器なんだ。上の部分に龍がからみあっているのがかわいい
(打楽器。青銅製の鐘の一種。吊り下げて胴部を撞木【しゅもく】や木槌【きづち】で打って鳴らした)
( 蟠は「わだかまる」,螭(みずち)は角のない若い竜の意で,互いにからみ合うさまを表す。
数匹の竜の形をした獣文が,その細い蛇のような胴体をくねらせて,からみ合わさった図案。
-杉本 憲司・ 平凡社「改訂新版 世界大百科事典」)

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朝鮮の仏教美術10室
梵鐘 (金「明昌七年」銘 朝鮮 徳島県海部郡海陽町大山神社旧蔵 ・高麗時代・明宗26年(1196) )
鐘といえばもうひとつ。朝鮮の鐘にも龍がいました。こちらには天女も。

そういえばもう一つ、ヘンな青銅器があって気になっていた
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朝鮮の王たちの興亡 10室
重文 青銅製鐎斗 ( 伝韓国陜川出土・ 三国時代・6世紀)
「鐎斗(しょうと)-下から火を当てて中の液体を煮沸する容器
朝鮮半島の加耶の古墳から出土したものであり,龍や唐草紋に中国南北朝時代の意匠形式がよく反映されている」(解説)
蓮華文や唐草文だけでなくて、蓋と取っ手と注ぎ口に龍がいるのかな?

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東洋の玉璧@東博

まだ時間があったので、東洋館へ。

東博のデジタルアーカイブ
色々と検索かけていたら、龍文玉璧が3点、出てきた。
え?
龍文玉璧(りゅうもんぎょくへき)
龍づくしのコーナーに展示されていたものと
実はあと2つあるらしい。
こちらはもう少し模様がシンプルで分かりやすい
しかも今、東洋館の 4室に展示中(~ 2024年5月12日(日))!

展示リストを見ると、他にもいくつか玉製品や面白そうな文様のものがある模様
龍飾雲文玉小刀、雲文玉韘
玉斧、玉璋(刀の形状をした儀礼用玉器)、玉刀 、玉帯鉤
蟠龍文金具、饕餮文瓦、ガラス製璧、ガラス製耳璫(じとう-耳飾)、銀製鍍金帯鉤、絡獣形帯鉤…
これは覗いて見なくてはと思っていたのです。

( 東洋館(アジアギャラリー) 中国文明のはじまり 作品リスト)
https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=7212

****

「中国文明のはじまり」 3階 4室
ありました~!
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龍文玉璧 2点 (戦国~前漢時代・前4~前2世紀 )
確かにこちらの方が文様がはっきり見える。
もうひとつ、左下にあるのは鉞形玉器 (えつがたぎょくき)(殷時代・前13~前11世紀 )
殷時代というとはるかに古いものですね。
調べてみると鉞はまさかりのことで、「中央に孔の開く、斧の形をした玉器」のことらしいのですが、斧ということは刃があるんでしょうね。
その左隣の長方形のものは玉刀だそうです。でかい。何かと思った。
玉刀 (殷時代・前1500年頃)上
玉刀 (新石器時代末期~二里頭文化(夏時代)・前2000年頃 )下

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龍飾雲文玉小刀(前漢時代・前3~前1世紀)
どこが龍が分からないけど、蔓草文様みたい。これはなかなか素敵
雲文玉韘 うんもんぎょく・しょう (前漢~後漢時代・前3~後3世紀)
こちらは形が面白いと思ったけど、ゆがけとは思わなかった
(韘(しょう)-弓矢を射るとき親指に着けるゆがけ)

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蟠龍文金具(戦国時代・前5~前3世紀)
ぐじゃぐじゃすぎてどこが龍だかわからないが、面白い

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絡獣形帯鉤 (戦国~前漢時代・前4~前2世紀)
獣が絡んでいるのよね? 何がどう絡んでいるのか、よくわからないけど、面白い
水色の石はトルコ石かな?と思ったらトルコ石だった
(「ベルトのバックルに相当する古代中国の帯留・青銅鋳造・鍍金、トルコ石象嵌」)

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饕餮文瓦(とうてつもん)(戦国時代(燕)・前5~前4世紀)
かっこいいというより、なんかかわいい

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中尊寺展@東博

閉館1時間前を狙ったけど、それでも流石に人が多くてあんまりゆっくりはできませんでしたが、
(その前はもっと混んでいた)
躍動感にあふれた持国天・増長天が素晴らしかったです!
間近でじっくり360度ぐるりと拝見できるのはやはり素晴らしいです。

国宝 持国天立像(じこくてんりゅうぞう)
国宝 増長天立像(ぞうちょうてんりゅうぞう)
平安時代・12世紀 岩手・中尊寺金色院蔵

ただ不思議なのはこれだけが躍動的な天王像で、脇の2つの檀のものは落ち着いた感じらしいのです。
でもこの二天像に似たものが、福島県いわき市の願成寺・白水阿弥陀堂(奥州藤原氏ゆかりの造像と考えられている)にあるらしい。
( この地の豪族のもとに奥州藤原氏のお姫様が嫁いできたことから、この阿弥陀堂がつくられることになったとされる。
白水という言葉も奥州藤原氏の根拠地である平泉の泉の寺を分解したものという。)

国宝 金銅迦陵頻伽文華鬘(こんどうかりょうびんがもんけまん)も素晴らしかったです。
平安時代・12世紀 岩手・中尊寺金色院蔵
「華鬘は花輪をかたどり、堂内を荘厳するものです。極楽浄土に住むという人頭鳥身(じんとうちょうしん)の迦陵頻伽(かりょうびんが)をあらわし、極楽浄土に咲くという宝相華唐草(ほうそうげからくさ)を透かし彫りにした華麗な作で、元来金色堂の柱の上部を横にわたる長押(なげし)に懸けられていました。」

それからCGでの再現は凄かった。
模型も凄かったですね。

別室で螺鈿平塵案(模造)、礼盤(模造)、 螺鈿八角須弥壇(模造)、金銅迦陵頻伽文華鬘(模造)が見られたし
螺鈿工程見本、中尊寺金色堂須弥壇 孔雀 制作工程模型が見られたし
重要文化財 獅子螺鈿鞍 (平安~鎌倉時代・12~13世紀)も展示されていたし
大変面白かったです。
(親と子のギャラリー 中尊寺のかざり-本館 特別2室)
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2640
https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=7536

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中央壇安置の国宝仏像11体すべてを寺外初公開
https://chusonji2024.jp/
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2613

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法隆寺の竜首水瓶@東博

次は法隆寺宝物館
やっと来られた~!
やっぱり素晴らしい~!

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国宝 竜首水瓶 飛鳥時代・7世紀
竜首水瓶の本物が、ここで見られるなんて、やっぱり素晴らしい!
数年前に買ったペガサスのTシャツのオリジナルがこれだったのですよね。
そして今はペンダントも売ってる!
この竜首水瓶なかなか謎が多いシロモノらしいです。
(このような長い首と下にふくらむ胴に把手を取り付けた器形は、ササン朝ペルシャに源流をもち、一般に「胡瓶(こへい)」と呼ばれる。かつて銀製と考えられ、「銀龍首胡瓶」として国宝に指定されたが、鋳造した銅器に金、銀をメッキしたものとわかった。
また唐時代中国の作と考えられてきたが、龍の造形や毛彫の手法などから、7世紀の日本製とする見方が強くなっている。
そして来歴も実は不明だったという謎まである。
最初は名簿に入ってなかったのが、いつどうやって入り込んだかわからないけどいつの間にかありました〜って(笑))
(e国宝、wiki)

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重文 ・ 盤竜鏡 中国・唐時代・8世紀
いやあとても8世紀とは思えない状態の良さに感動!
きわめて良質な白銅製とのこと。
数年前に買ったトートバックとTシャツの文様のオリジナル~!
やっと出会えた~!

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重文・海獣葡萄鏡 (唐時代・7世紀)
これも状態が非常に良いです。文様も素晴らしい!
「獣型の鈕(つまみ)のまわりに、葡萄唐草文を背景として2頭1組の獅子文が4組めぐっている。
二重の突圏の外側には、唐草文帯、葡萄唐草文を地とする反時計回りの禽獣文帯、そして外縁の唐草文帯」(e国宝)

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国宝 海磯鏡 奈良時代・8世紀
珍しい文様。2点ある。両方とも区別がつかないくらいよく似ている
四方に配した山岳には樹林、岩に坐る人物、獅子と鹿、鳥を、波間には舟上の釣り人などを表した中国風

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灌頂幡(模造) 平成11年(1999)
国宝 灌頂幡 (かんじょうばん) 飛鳥時代・7世紀
いやあこれも本当に素晴らしい!
繊細な透かし彫りがすごいです~!
楽器を奏で、踊る天女、唐草文様、雲…、ともかく膨大な天女で溢れている…
見ているだけで恍惚となりそう…

階下の仏像も観たいけど、これがまた膨大な数なので、とてもさらっとは無理。
(前回さらっとは見たけど、あまりの数に混乱して退散しました)
ちゃんと時間を取って今度ゆっくり行きます!

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考古の鏡3@東博・平成館

「律令国家の幕開け」(6~8世紀)
(6世紀終わりに伝来した瓦、伝来当初の初期寺院出土瓦から各国の国分寺出土瓦まで)
この辺はノーチェックでスルーしようと思っていたのに、思わず目に飛び込んできた鬼瓦、かっこいい!鬼瓦大好き!:
鬼面文鬼瓦 (奈良市 中山瓦窯跡・奈良時代・8世紀・奈良文化財研究所蔵 )
鬼面文鬼瓦 (栃木県 下野国分寺出土 奈良時代・8世紀 )
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「祈りのかたち―山岳信仰と末法思想」(奈良時代の終わりから平安時代)
(山林で修行する僧によって広められた山岳信仰、
山岳信仰の代表的な霊場として著名な、奈良県大峯山頂や栃木県日光男体山の山頂の出土品)
こちらもノーチェックだったのに、目に飛び込んできた
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線刻蔵王権現鏡像(重要美術品/奈良県天川村 大峯山頂遺跡出土・平安時代・10~12世紀)
おお!こんなところにも!本館の国宝より見やすい
かっこいい!

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日光男体山頂遺跡出土品--平安~鎌倉時代・10~13世紀
重文 ・瑞花双鳥八稜鏡・4面 、
重文・瑞花八稜鏡、
重文・花枝飛鳥鏡


「経塚―56億7000万年のタイムカプセル」
(末法思想の影響の下で平安時代に造営されるようになった経塚
当時の工芸品がさながらタイムカプセルのように埋納)
和鏡 3面 (京都市 稲荷山経塚・平安時代・12世紀)
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「経塚出土の鏡 」
(経塚に納められたさまざまな鏡を展示、平安から鎌倉時代の金工技術)
瑞花双鳳八花鏡 (千葉県 谷津経塚・平安時代・12世紀 )
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平安時代になると、いきなり文様が普通になるのね。
面白い

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考古の装身具@東博・平成館

「江田船山古墳―先進文化の受容」
(熊本県江田船山古墳出土品はさまざまな朝鮮半島伝来品が多数含まれる一方、日本列島独自の武装具などが含まれ、被葬者の幅広い交流をうかがうことができる。
日本列島の金属製装身具着用の風習の先駆けである金・銀・金銅製装身具や舶載鏡・馬具をはじめ、武器・武具、国産鏡、初期須恵器などを展示)ということで、復元品が素晴らしかったです。

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まず目を惹いたのがこれでした。
模造 金銅製冠帽 (原品:古墳時代・5~6世紀)

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模造 金銅製沓 (原品:古墳時代・5~6世紀)

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単鳳環頭柄頭 (福岡県 日拝塚古墳・6世紀)
これも細工が素晴らしい

江田船山古墳からは6面の銅鏡が出土(5~6世紀)
熊本県では最多。うち5面は中国鏡(舶載鏡)、1面が国産とのこと。
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模造・ 画文帯同向式神獣鏡 (古墳時代・5~6世紀)
国宝 ・浮彫式獣帯鏡
国宝・画文帯環状乳神獣鏡
国宝・画文帯対置式神獣鏡
国宝 ・画像鏡
国宝 ・四獣鏡 (国産)

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考古の柄頭@東博

「地方豪族の台頭―倭風化の進展」(古墳時代後期・6世紀)では
「馬具や装飾大刀などを中心に、金銅などの金属工芸の発達やデザインの日本列島(倭風)化が展開」ということで、
柄頭 が6点。色々見られて楽しい。
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双龍環頭大刀 (千葉県 松面古墳)
かなり長くて壮観。柄頭のデザインも流麗
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双龍環頭柄頭 滋賀県 鴨稲荷山古墳
見にくいけど、けっこう凝っている
双龍環頭柄頭 岡山県真庭市富尾
松面古墳のと同じ系統のデザインでこれも素敵

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単龍環頭柄頭 三重県 保子里車塚古墳
単鳳環頭柄頭 三重県 南町古墳
獅噛環頭柄頭 静岡県 院内古墳

(獅噛(しがみ)-獅子の頭部を模様化したもの。)~はあ、なるほど。良く見るとかっこいい。

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考古の鏡2@東博

「ヤマト(倭)王権の成立―宝器の生産」(古墳時代前期(3世紀後半から4世紀)では 10こ。
うち鼉龍鏡(だりゅうきょう)が 3つ。(4~5世紀)
とにかくものすごい量と種類が日本にもあることが分かった。(いや、これほどとは…)

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鼉龍鏡(山口県 柳井茶臼山古墳)、 (奈良県 新山古墳・宮内庁)、
本館に展示の山梨県甲斐銚子塚古墳の鼉龍鏡 とも東洋館の中国のものとも全く違う。
本館のはかなり省略されていると説明されていたから、省略されていないのを見たかったのですが、これはすごい!

直弧文鏡 (奈良県 新山古墳・宮内庁)
(撮影禁止だったので写真なしだけど、
直弧文鏡-直線と弧線を巧みに組み合わせた日本独自の文様。
日本列島独自の銅鏡で、奈良県北葛城郡広陵町所在の新山古墳から3面の出土例があるだけの大変希少な図像の鏡。)

重文・変形方格規矩四神鏡 (奈良県 佐味田宝塚古墳)
(これも写真撮りそびれたけど、ちょっと面白そうな模様。
中央の方格(方形の紋様)と、規矩(きく=コンパスと定規)に見立てたTLV字形の幾何学紋の中に四神-青龍・白虎・朱雀・玄武が描かれているらしい)

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変形内行花文鏡 (岡山県 鶴山丸山古墳)
花文といっても幾何学的なのが面白い
(内行花文鏡は鏡背中央の鈕座の周りに、基本8つの連弧を内向きに一巡させた文様を有する鏡。
正式には「連弧文鏡」と呼ばれ、日本では文様を花弁に見立て「内行花文鏡」と呼ばれる。)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E8%A1%8C%E8%8A%B1%E6%96%87%E9%8F%A1

鼉龍鏡(岡山県 鶴山丸山古墳)
変形五獣鏡 (岡山県 鶴山丸山古墳)
変形半円方形帯神獣鏡 (岐阜県 船来山24号墳)
変形三角縁六神鏡 (岐阜県 船来山24号墳)
変形六神鏡 (岐阜県 船来山24号墳)

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考古の鏡@東博

次は平成館・考古学~やっと来れた~!
ワンフロアで仕切りがほとんどなくて、迷う
青銅鏡だけピックアップしても、(通史展示)で19と10、2、2、(テーマ展示)で6、6、6、6、2、8?
ちょっと待って! 67? ええっ? こんなにあるの?(途中で挫折しました(笑))

それから12年前の辰年の特集で展示されたものもある
環頭柄頭?というもの。古代の太刀の柄の部分ですね。これも6点もあるの?
物量に圧倒されて、すっかり混乱して途中で訳分からなくなって飽和状態で退散しました~

(通史展示)
「政治的社会の成熟―宝器の創出」(弥生末期~古墳初期)では
壁一面(部分)に古墳時代の青銅鏡がずらり!すごい!(3~4世紀)
今回は「三角縁神獣鏡の成立とその文様の多様性と変遷」というテーマらしく、
三角縁神獣鏡ばかり 19? うち模造が4つ

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重文 ・三角縁竜虎鏡 (大阪府 和泉黄金塚古墳・4~5世紀 )
龍と虎なのか。珍しい。

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重文・三角縁四神四獣鏡 (群馬県 前橋天神山古墳 ・4世紀 )
人らしき、神様というか神仙が4人いるのか。珍しい。

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三角縁神獣車馬鏡 (山梨県 甲斐銚子塚古墳)
確かに馬車らしきものがある。それと人?神仙?なるほど。

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模造 三角縁二神六獣鏡 (原品:岡山市 備前車塚古墳:3~4世紀 )
確かに上下に人、神様?神仙?がいる。

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そのバリエーションがこんなにあるのか…。
模造 三角縁獣文帯五神四獣鏡 (原品:岡山市 備前車塚古墳:3~4世紀)
模造 三角縁陳是作四神二獣鏡 (原品:岡山市 備前車塚古墳 :3~4世紀 )
三角縁神獣車馬鏡 (滋賀県 大岩山古墳)
三角縁二神二獣鏡 2点 (奈良県桜井市金崎) 、(出土地不詳)
模造 三角縁二神二獣鏡 (原品:静岡県 松林山古墳:4世紀)

三角縁三神三獣鏡 8点(岐阜市 坂尻1号墳)、
(京都府・長法寺南原古墳 )、(奈良県 新山古墳・宮内庁2点)、
(大阪府高槻市阿武野)、(島根県安来市 造山1号墳)、(愛知県 出川大塚古墳)、(佐賀県唐津市 谷口古墳)
三角縁三神二獣鏡 (兵庫県神戸市 ヘボソ塚古墳)

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仏像と仏具 @東博

前回の写真の整理をしながら、東博の展示リストを見ていたら、また色々と見逃していたものが見つかったのです。
そして再びのリベンジの詳細、本館の仏像と仏具
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まず本館から~仏教の興隆―飛鳥・奈良 本館1室
聖観音菩薩立像(模造)
奈良・薬師寺東院堂安置の国宝 聖観音菩薩像を型取りして造られた銅造(C-1830)
山田鬼斎氏が 明治26年(1893)木彫技法を使って模したもの( C-223)とは別物でした。
背が高くてお顔がよく見えなかったけど、優しそう。

神奈川・松蔭寺 (横浜市)蔵 の如来坐像 (飛鳥時代・7世紀)
「高さ25・3cmの飛鳥時代後期の金銅仏。仏像彫刻としては市内最古で、関東地方でも希少な作例」という。
(タウンニュース-神奈川県全域・東京多摩地域)
落ち着いた表情

法隆寺献納宝物の如来立像 (飛鳥時代・7世紀)
「法隆寺献納宝物のなかでただ1つの木彫像。頭から台座まで通じて1本のクスノキから造られている」という。
あどけない感じ

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国宝・興福寺鎮壇具の 瑞花双鳳八花鏡と花枝双蝶八花鏡(奈良時代・8世紀)
(鎮壇具は寺院を建立する時に,地鎮のために埋納される品。
金,銀,真珠,水晶,琥珀,瑠璃(ガラス),瑪瑙などの七宝と鏡鑑,刀剣など除魔の呪術的効果があると信ぜられるものが埋められた。)
やっと見つけた。かなり小さい。他の遺物と一緒で、あるはずと思って探さないと分からなかった。
可愛らしい。

それから本館 3室 (~2月18日)
重文・奈良・中宮寺蔵の文殊菩薩立像 (鎌倉時代・文永6年(1269)
経巻を芯にして、その上に紙を貼り合わせて作られた非常に珍しい紙製の仏像
思ったよりおすましな表情

国宝・線刻蔵王権現像 平安時代・長保3年(1001) 西新井大師総持寺蔵
「多数の眷族を従える蔵王権現を三葉光背形の分厚な鋳銅板に線彫で描いた物。蔵王権現の御正体の遺品のうちでは特大であり、また長保3年(1001)は年代的にも最も古い。
もとは奈良県吉野群の金峯山から発掘されたものであるが、明治38年に当寺に寄進された。」
https://bunka.nii.ac.jp/db/heritages/detail/188836
「左側には十三尊、右側には十九尊の計三十二躰の眷属(けんぞく)を配した図像が繊細な毛彫で表されています。」
https://www.nishiaraidaishi.or.jp/info/treasure01.html
どんなものかと思ったら、かなり真っ黒で、よく見ないと分からない。でもなかなか生き生きしていて面白い。
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重文・金銅火焔宝珠形舎利容器
「基壇の蓮弁上に輪宝(りんぽう)をのせ、その上に五鈷杵を立て、円相内の蓮台に舎利を納めた火焔付き宝珠を置いた特異な形式の舎利容器」
いや、かなり面白い形
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金銅火焔宝珠形舎利容器があと2つ。
火焔宝珠の小さな石粒のようなものが入っているのと、火焔宝珠の中に梵字が刻まれているもの。
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金銅宝珠鈴 鎌倉~南北朝時代・14世紀
「密教の祈祷に用いる金剛鈴。上端に宝珠をあしらった宝珠鈴。たいてい失われてしまう火焔が残っている貴重なもの。」

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再度リベンジ @東博

東博、再びのリベンジ
本館、平成館、法隆寺宝物館、東洋館とやっぱり駆け足になってしまった

まず12年前の辰年の図録ゲット
それから中尊寺展、混んでたので、後回し。
本館2階へ。仏像観て、青銅鏡観て、展示替えの蒔絵、陶磁器観て
塔と厨子観て

平成館へ。青銅鏡観て、柄頭観て
キッチンカーのうどん食べて
法隆寺宝物館へ 竜首水瓶、盤竜鏡、灌頂幡
中尊寺展

東洋館へ 龍の鐘、玉器、蒔絵のお碗、青銅器、龍文玉璧
アジア特集図録ゲット 『博物館でアジアの旅』シリーズ
竜首水瓶のペンダント入手~閉館

詳しくは次回に

「アメイジング・チャイナ」展

翡翠の工芸品、凄かったです~!

出光美術館でチラシを見つけて、ずっと気になっていまして
チラシの彫刻もすごいけど、HP見ると告知されている翡翠の工芸品がすごそう
リストを見ると写真載せているもの以外にも沢山ありそう。
実際見に行ってみると、予想以上にすごかったです!
ええ?何これ?っていうくらい
玉器13点、漆器5点、陶磁器6点、金銅仏6点、絵画8点
東博のものが特別だと思っていたけど、こんなに巷にゴロゴロあるんもんなんですか!

「今回は、松岡清次郎が東洋陶磁蒐集のため、
欧米のオークションに参加するうちにコレクションした、北斉〜唐時代の小金銅仏や、
明〜清時代の漆器、陶磁器、絵画、清時代の翡翠や白玉などの玉器が展示」
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松岡美術館
アメイジング・チャイナ 深淵なる中国美術の世界
2023.10.24〜2024.02.11
https://www.matsuoka-museum.jp/contents/7574/

神谷伝兵衛の遺産

去年と今年と、東博の東洋館の清時代の工芸で展示された翡翠の工芸品
すべて神谷伝兵衛氏寄贈となっています。
最初はすごいコレクターだなと思っていたんですが、
調べてみると、なんと、清朝の秘宝だったものなんですね!
びっくりしました。

神谷伝兵衛氏って誰だろう? って調べたら
「安政3年(1856) - 大正11年(1922年)、三河国幡豆郡松木島村(現在の愛知県西尾市一色町松木島)出身の実業家。神谷 伝兵衛とも表記される。
東京都台東区浅草の洋酒バーの神谷バー、茨城県牛久市のワイン醸造所のシャトーカミヤの創設者。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E8%B0%B7%E5%82%B3%E5%85%B5%E8%A1%9B
旧神谷伝兵衛稲毛別荘
https://galleryinage.jp/%e6%97%a7%e7%a5%9e%e8%b0%b7%e4%bc%9d%e5%85%b5%e8%a1%9b%e7%a8%b2%e6%af%9b%e5%88%a5%e8%8d%98/
https://www.mikata-digital.com/%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E5%BB%BA%E7%AF%89%E6%95%A3%E6%AD%A9%E9%81%93/%E6%97%A7%E7%A5%9E%E8%B0%B7%E4%BC%9D%E5%85%B5%E8%A1%9B%E7%A8%B2%E6%AF%9B%E5%88%A5%E8%8D%98-%E5%8D%83%E8%91%89-%E5%8D%83%E8%91%89%E5%B8%82/

千葉県の庭園 > 千葉市の庭園
千葉市民ギャラリー・いなげ(旧神谷伝兵衛稲毛別荘)
https://oniwa.garden/chiba-gallery-inage/

旧神谷伝兵衛稲毛別荘~保養地の歴史的空間を伝える別荘建築の存在~
息才 博
http://g.kyoto-art.ac.jp/reports/4997/

「・文化事業で特筆すべきは、傳兵衛と愛新覚羅家の縁。溥儀と溥傑のお父様、第2代醇親王とのお付き合いから始まり、傳兵衛が第2代醇親王から清朝の秘宝約600点を購入。
晩年の1919年(大正8年)に他のお宝と合わせ、668点に及ぶコレクションをそっくり帝国博物館(現東京国立博物館)へ献納し、世間を驚嘆させている。」
日本のワイン王「神谷傳兵衛」とは? Toru Honda 2021年2月24日 22:39
https://note.com/starcatmike2021/n/n604cd617286b

「東洋館ができたときの、総目録に、「神谷伝兵衛 寄贈」となっている中国のものが多数ある。玉の細工物や七宝などが多い。
「日本のワイン製造の先駆者」という実業家だった。
あのレトロな「ハチブドー酒」や、「電気ブラン」を作った人らしい。
そして、なんと、あの浅草の神谷バー も神谷伝兵衛の遺産なのである。
神谷バー
http://maskweb.jp/b_kamiya_1_1.html
電気ブラン(でんきブラン)は、東京都台東区浅草にある神谷バーの創業者、神谷伝兵衛が作ったアルコール飲料」
玲児の近況 >2013年05月10日 神谷伝兵衛の遺産
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/66973209.html

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九面観音菩薩立像(模造)@東博

写真の整理をしながら、東博の展示リストを見ていたら、色々と見逃していたものが見つかった。
これはぜひ拝見したいですね。

まず龍燈鬼立像(模造)を作られた森川杜園さんの、法隆寺・九面観音菩薩立像(模造)が本当に素晴らしいらしい。
これが東博所蔵なのだ。いつも展示されているわけではないらしいが。
kumen_mrkw.jpg
写真:東京国立博物館研究情報アーカイブズ 
  列品番号C-221 九面観音立像(模造)森川杜園作 明治25年
画像元:https://webarchives.tnm.jp/imgsearch/show/C0082262
原品【法隆寺:九面観音立像(国宝)】:中国 唐時代・7世紀
「原品は白檀の一木で造られた、超絶技巧の極致である法隆寺・九面観音菩薩立像」
https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/C-221?locale=ja
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/405707

「本像の原本は、唐代の江南で造られて奈良時代に舶載されたと思われる檀像彫刻の傑作で、もちろん国宝です。像高は38センチ、蓮台から瓔珞や胸飾、天衣までのすべてを一木の白檀から彫り出した本像を、杜園は見事に再現しただけでなく、正直に申し上げると、彫技は原本よりも優っているのではと私は密かに思っています。」
<第19回 森川杜園展に寄せて 其の二 奈良県立美術館・館長 籔内佐斗司 >
https://www.pref.nara.jp/59246.htm

「森川杜園は幕末変革期の奈良人形中興の祖ながら、絵画・狂言・奈良人形と“芸三職”を極めた人物。
現在の奈良人形が高い芸術性を評価され「奈良の伝統工芸」とされる礎を築きました。
13歳のとき内藤其淵に師事、16歳で奈良奉行に御用絵師を任じられます。
18歳で彫刻の道へ
蒔絵師・柴田是真から彫刻の道を勧められ、奈良彫で身を立てることを決意。
奈良人形の名手・岡野松壽の作品を参考に刀法を研究、
36歳のとき、春日有職奈良人形師となります。
彼は能人形の「高砂」、舞楽「蘭陵王」「納曽利」など、数々の名作を彫り上げ、狂言師としても大成していた杜園ならではの“動”が作品をより揺るがないものにしたといえます。
明治10年(1877)頃から古代彫刻工芸の模造を始めます。正倉院御物、東大寺南大門の狛犬の模刻など、青錆や金箔の輝きまで再現する緻密さに真模の判別も難しかったとか。」
<〈奈良のスター〉生誕200周年!奈良人形のゴッドファーザー 森川杜園...>
https://www.narakko.jp/naraster_morikawatoen/

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天翔ける龍 図録

調べていたら、どうも12年前の辰年にやった
『東京国立博物館140周年特集陳列 天翔ける龍』展の図録が出ているらしい。
展示作品リスト 77件 二部屋使ってやったらしい。
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1436
https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=3194
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東京国立博物館140周年特集陳列「天翔ける龍」 図録
2012年

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日本語版が品切れになっている
「東洋美術100選」も古書店で見つけました。

東洋館で展示していた
牡丹透彫青玉香薫 (中国・清時代・18~19世紀)と
「故宮博物館によく似た玉製の香薫がある」件、
調べてみたら、ありました。
2014年の展示会に来ていたらしい。

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特別展 台北国立故宮博物院 神品至宝 図録 大型本 – 2014
東京国立博物館 (著), 九州国立博物館 (著)

それからやはり今回展示していた
国宝 橘蒔絵手箱(熊野速玉大社)
2013年の大神社展にも展示されていたらしい。

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国宝 大神社展 公式図録
東京国立博物館, 九州国立博物館 編、NHK、平成25年 2013年

「五馬図巻」

「五馬図巻」、なかなか数奇な運命をたどった名画だったようです。
2018年に約80年ぶりに再発見された「五馬図巻」(李公麟筆、北宋時代、東京国立博物館蔵)
2019年、2022年にも公開されていたようです。その時にあの本が出版された模様。
そして去年、根津美術館で公開という経緯なんですね。
ぜひまた公開してほしいです。ぜひ観たい!
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/548898
https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/TA-694?locale=ja

李公麟の名品「五馬図巻」、約80年ぶりに発見
2019年5月2日
「中国・北宋時代の画家、李公麟(りこうりん)(1049~1106年)の「五馬図巻」が約80年ぶりに見つかり東京国立博物館に寄贈されていたことが明らかになった。中国の歴代皇帝が愛蔵した文人画の傑作で、昭和初期に日本に渡ったが、所在が分からなくなっていた。
李公麟は、彩色を排して墨線のみで描く唐代の白描画を復興した名手。馬の絵に優れ、なかでも人物と併せ描いた5枚絵の五馬図巻は逸品として知られる。全長257.2センチ。南宋の高宗や清の乾隆帝が所有していた記録が残る。

清朝最後の皇帝、溥儀の教育係である陳宝琛(ちんほうちん)の娘婿によって日本にもたらされ、1928年に現在の東博と東京都美術館で開かれた展覧会に出品された。30年に実業家の末延道成が購入したが、戦後に行方が分からなくなっていた。国内で発見され、2017年度に東博に寄贈された。寄贈元は公表していない。

東京大学東洋文化研究所の板倉聖哲教授は「線の強弱だけで遠近感を示し、繊細な濃淡で人や馬の肌の質感と立体感を表す。筆致の巧みさは想定以上で、白黒図版では決して分からなかった」と話す。原寸大のカラー図録「李公麟『五馬図』」も羽鳥書店から刊行された。李公麟の他の作品との比較など、詳しい調査を続ける。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43960460Z10C19A4BC8000/

話題の東博「顔真卿展」でメディアが報じない名画・五馬図巻の「奇跡の発見」
野嶋 剛( ジャーナリスト、大東文化大学教授)2019年2月12日

「日本美術界にとって「奇跡の発見」と称してもおかしくない戦後初公開の名品中の名品が、顔真卿展会場のあまり目立たない場所でひっそり展示されているのだ。それは、北宋の文人・李公麟が11世紀に描いた「五馬図巻(ごばずかん)」である。
名画がたどった「数奇な運命」
謎に包まれた「入手経路」
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/15323

特集「中国書画精華―宋代書画とその広がり―」その2「五馬図巻」
2022年
修理に入っていたため、2019年の特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」(東京国立博物館)以来、久しぶりの公開
https://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/2022/10/14/MasterpiecesOfChineseArt2022-2/
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『修理調査報告「五馬図巻」』
全152ページ(カラー64ページ含む)
発行:東京国立博物館 2022年
定価:3,450円(税込)

五馬図巻(ごばずかん)は、北宋の文人の李公麟による絵画で、北宋の皇帝へ献上された5頭の馬が描かれた連作である。黄山谷と曾紆(曾布の子)による跋文が付されており、その記述から1090年頃の作品だと考えられる[1]。東京国立博物館所蔵。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E9%A6%AC%E5%9B%B3%E5%B7%BB

2023.05.25
今秋の特別展「北宋書画精華」(根津美術館)にメトロポリタン美術館蔵の北宋名画2件が出品へ 李公麟の2大傑作「孝経図巻」「五馬図巻」が同じ空間に
https://artexhibition.jp/topics/news/20230524-AEJ1400676/

特別展 北宋書画精華
2023年11月3日(金・祝)~12月3日(日)
https://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/past2023_n07.html
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板倉聖哲[編]『李公麟「五馬図」』
羽鳥書店 2019
A3判 上製 84頁 スリーブケース入り
本体28,000円+税
「五馬図」を、原寸で紹介
https://www.tnm-shop.jp/products/detail.php?product_id=1346
https://www.hatorishoten.co.jp/items/16738019
https://www.u-tokyo.ac.jp/biblioplaza/ja/E_00218.html
http://www.hatorishoten-articles.com/fivehorses.html

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ミュージアムショップ@東博

最後の最後にやっぱりちょっとミュージアムショップ。

本館に移動する前に東洋館のミュージアムショップを覗くと…
え?あの龍の螺鈿のお盆の表紙絵のカタログがある!
「東洋美術100選」 2009年
おお! 三彩龍耳瓶、三彩金襴手龍濤文水注、揺銭樹、 竿頭飾、青銅器-饕餮文瓿が載っている!
去年見た白磁鳳首瓶、新羅の金の耳飾り
去年、出光美術館で見た高麗の青磁透彫唐草文箱
ガンダーラ仏、西域の大谷探検隊のコレクションも載っている!
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「東京国立博物館の所蔵品から、中国、朝鮮を中心に、インド、西アジア、東南アジアなど諸地域の美術名品を100点収録。
彫刻、絵画、書や陶芸、織物などの工芸品を幅広く紹介」
でも日本語版は品切れ!

あと五馬図巻の図録がある!
去年、根津美術館で公開していたヤツだ!
行きそびれたヤツ。友達が見てきて、すご~くよかったって。
でもなんで?
え?所蔵はここなの?
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『修理調査報告「五馬図巻」』
全152ページ(カラー64ページ含む)
発行:東京国立博物館 2022年
定価:3,450円(税込)
https://www.tnm-shop.jp/products/detail.php?product_id=1451
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板倉聖哲[編]『李公麟「五馬図」』
羽鳥書店 2019
A3判 上製 84頁 スリーブケース入り
本体28,000円+税
「五馬図」を、原寸で紹介
https://www.tnm-shop.jp/products/detail.php?product_id=1346
https://www.hatorishoten.co.jp/items/16738019
https://www.u-tokyo.ac.jp/biblioplaza/ja/E_00218.html
http://www.hatorishoten-articles.com/fivehorses.html
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文様の本も!
アジア・中東の装飾と文様
海野 弘 ‎ パイ インターナショナル (2023
https://pie.co.jp/book/i/5542/

その時はチェックだけして、本館へ。
で、最後に本館のミュージアムショップも覗いて。
でもここは本もグッズもありすぎて…
時間切れで撤退
結局文様の本だけ買って帰りました。

ミュージアムショップも時間とってゆっくり見て回りたいといつも思いながら時間切れ。


千手観音@東博

そして最後に、ここも今回は素通りできなかった。
やっぱり素敵!

「彫刻 11室」

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千手観音菩薩坐像 (南北朝時代・14世紀)
「11の頭上面をいただき、42本の脇手を表す千手観音。
角張った顔や体つき、細かくうねる衣の襞(ひだ)などは中国・明時代ごろの特徴を取り入れたもので、「院派仏師」(いんぱぶっし)彫像の特色。
この像が乗る台座や背後の光背はほとんど作られた当時のままである点が貴重」

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毘沙門天立像 (平安時代・9世紀・ 和歌山・道成寺蔵)
「道成寺 - 能、歌舞伎、浄瑠璃の演目として名高い「安珍・清姫伝説」で知られる。
創建は8世紀。寺伝では大宝元年(701年)。本尊は千手観音(国宝)。
木造毘沙門天立像は2躯 - うち1躯は東京国立博物館に寄託。」

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不動明王立像 平安時代・11世紀 岡野哲策氏寄贈
(頭髪を直毛とし、両眼を見開いて下唇を噛むのは空海ゆかりの姿だが、額に冠帯をつけ、肩に垂れる髪束がねじれるなど、円珍が中国からもたらした表現も採用する。10世紀末ごろに成立した立像形式の不動明王像における古作として貴重。サクラ材を用いた仏像としても珍しい。)(解説)

ここでほぼ閉館30分前
平成館も法隆寺宝物館もとても無理でした

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リベンジ@東博

そして本館のリベンジ
螺鈿の印籠は実に素晴らしかったです。
「五龍図巻」は先日見た時は、目つきが悪いなあと思っていたのですが、
改めて見ると、重厚さがありますね。
梅樹の三味線も、変わった三味線だなとしか思わなかったけど、よく見たら、とんでもなかったです。
陣羽織も素通りできなくて、思わず足が止まったけど、よく見たら、革ですって?

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蟠龍鳳凰蒔絵螺鈿印籠 (根付螺鈿銘「杣田造」・江戸時代・19世紀)
蟠龍とはとぐろを巻いた龍のこと。裏面は鳳凰
杣田(そまだ)造、杣田細工とは、薄貝螺鈿に研出蒔絵や金貝(金属の薄片)を交えた、光彩華やかできらびやかな漆工技法だそうです。

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「暮らしの調度―安土桃山・江戸 8室 」
梅樹据文三味線(石村直作 ・江戸時代・寛政10年(1798) )
鉄刀木(たがやさん)の胴に紫檀の棹をつけ、稀少な外来銘木を用いた高級な三味線。
さらに胴部は、金銀や象牙で梅花を象って嵌めるなど、豪華に彩っている」

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「武士の装い―平安~江戸 6室 」
袖無革羽織 紅地竹雀図 蜂須賀家伝来 江戸時代・18~19世紀
「単仕立の袖無の革羽織。一方を白くさらし、もう一方を紅色に染めたなめし革の紅色の方に竹雀図を描く。
衿には白地牡丹唐草模様繻珍の掛衿が付く。胸の部分に羅紗に丸に卍紋の入った釦が付いた留め具が付く。
背切り込み、袖繰の部分に紅地石畳文錦の縁取りが付く。」

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東洋の青銅鏡 2 @東博

まだある気になった文様の青銅鏡、取り損なっていたヤツ、去年、写真撮っていました。

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獣帯鏡 中国・後漢時代・1世紀

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方格四獣鏡 中国・ 隋~唐時代・7世紀

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雲龍文八花鏡 中国・唐時代・8世紀

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龍文四花鏡 中国・宋時代・10~13世紀

海獣葡萄鏡 中国・唐時代・7世紀
仙人騎鳥獣八稜鏡 中国・唐時代・8世紀
こちらは去年、アップしていました。

青銅器@東博 2023-01-06

蟠螭葉文鏡 戦国時代・前3世紀
海獣葡萄鏡~唐時代・7世紀
仙人騎鳥獣八稜鏡 唐時代・8世紀

東洋の青銅器 2 @東博

でかい壺も面白いです。
瓿(ほう)とか罍(らい)とか盉(か)、尊 ( そん ) 、觚(こ)

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饕餮文瓿 中国 殷時代・前13~前11世紀
「(とうてつもんほう)今から3000年以上も昔の殷(いん)時代、儀礼に用いるための青銅容器。儀礼の際にお酒などをいれるための容器。本来は黄金色に輝いていた。
表面には大きな瞳と巻き角をもつ、体のない怪獣-饕餮(とうてつ)、当時あがめられた神のすがた
蓋のつまみはとぐろを巻いた蛇のようだが、頭には2本の角があり、龍の一種と考えられる。
龍は、饕餮のまわりにも付き従うようにあらわされている。」

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か(中国・戦国時代・前5~前4世紀)
「盉は、酒と香りをつける液体とを混合して杯に注ぐ容器。
注ぎ口は鳥の頭をかたどっており、わずかに開いたくちばしから液体が流れ出るようになっている。
身は細かい文様で装飾されている。吊り手の両端には動物の頭部をかたどった飾りをつける」

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饕餮文三犠尊 とうてつもんさんぎそん 中国 ・殷時代・前13~前11世紀
「ラッパ状に開いた口、ふくらんだ胴をもつこの容器-尊は儀式に用いる酒や水などを蓄える容器。
肩部に水牛の頭のような立体的な装飾を飾っている。胴部と圏足(高台)には目を見開いた獣の顔のような図像・饕餮文を表わしている。
「犠」とは動物の形をした酒をいれる容器のことで、3つの水牛の飾りがあるので「三犠尊」と呼ばれる。」

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らい 中国 西周時代・前11~前10世紀
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七宝罍形瓶 中国 清時代・18~19世紀
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天藍釉罍形瓶 中国・景徳鎮窯「大清乾隆年製」銘 清時代・乾隆年間(1736~95年)
てんらんゆうらいがたへい


東洋の青銅器@東博

青銅鏡が相変わらず凄すぎる,なんと20点!
鼉龍鏡、ありますね。模様がはっきりしていて、わかりやすい
古い鏡も模様が本当に面白いです。
銭の樹、今年もありました
スキタイかロレスタンかという動物文、竿頭飾もあるんだ
青銅器としては79点もある!いつも思うけど、ここの青銅器すごすぎ!

「中国の青銅器」 5室

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三神鼉龍鏡 (中国・南北朝時代・6世紀)

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方格規矩四神鏡 (中国・後漢時代・1世紀)

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「延熹七年」獣首鏡 (伝朝鮮平壌付近古墳・後漢時代・延熹7年(164))

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鍍金銀動物闘争文帯飾板 (中国北辺・前2世紀)

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銀製駱駝形帯飾板 (中国北辺・前3世紀)

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動物形竿頭飾 (中国北辺・前6~前5世紀)

東洋の陶磁@東博・東洋館

白磁も素敵、
韓国の白磁、ペルシアの十二曲杯と同じ形!しかも浮き彫り文様が素敵!
凝りまくりの意匠の八角水注も面白い
瓦も面白い!
三彩駱駝がでかい!(77センチ)三彩鎮墓獣がかっこいい

「中国の陶磁」 5室

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白磁鯱形水注 (中国・北宋時代・10~11世紀)
「胴には細かな鱗に加えて羽のようなものがある」(展示解説)

白磁蓮弁文壺 (中国・定窯・北宋時代・10世紀)
「この作品の胴には浮彫風に細長く、鋭い蓮弁文が刻まれている。
これは五代から北宋時代にかけて流行した文様表現の一つ」(ColBase)

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豆青釉觚形瓶 中国・景徳鎮窯「大清乾隆年製」銘 ・清時代・乾隆年間(1736~95)
何故か目が離せなくなった。優雅な流線型といい、艶やかな色といい。
(とうせいゆうこがたへい)「古代の青銅器「觚」の形をしており、釉は宋の青磁、最盛期の姿を目指したものと思われる」(解説)
豆青は北宋龍泉窯初の青みの強い青磁色。明清両代、景徳鎮は龍泉窯の粉青(砧手)技法を継承して、新しい発色の”豆青”青磁を作り出した。基本的には発色は龍泉窯より浅いが、鮮明的な色合いであるため、絶大な人気を得た」
(色釉-古美術福縁堂)https://www.kanailtd.co.jp/ChinaAya.htm

「朝鮮の陶磁」 10室

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白磁梅蝶文八角水注(朝鮮・朝鮮時代・19世紀)
「八角形の白磁の水注。蓋のつまみは蛟龍の形。胴部には梅樹と蝶。把手は梅樹。全体に淡青色の透明釉」(解説)
蛟龍(こうりゅう)は「水中にすみ、雲や雨に乗じて天に昇り竜になるといわれる。竜の幼生 」( デジタル大辞泉,wiki)

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白磁長生文十二曲杯 (朝鮮・朝鮮時代・19世紀)
「口縁を十二弧形に作る白磁の杯。
表面には、龍・火焔宝珠・日・雲・松・竹・霊芝・鶴・亀・鹿・波涛・岩-長寿を象徴する文様」(解説)

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青磁象嵌雲龍文蓋付鉢(伝韓国全羅南道潭陽郡大徳面出土・高麗時代・13世紀)
「蓋と身の内外に、龍、鳳凰、牡丹、雲などの文様が隙間なく施された象嵌青磁。
素地に文様を彫り、そこに白土、赤土を埋め、素焼きした後、青磁釉を掛けて焼きあげる。象嵌と呼ばれるこの技法は高麗時代に独自に発展をとげた装飾技法」(解説)

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東洋の玉器@東博

東洋館、今年もまた翡翠の工芸品がでているとの友人からの情報!
さらに龍文の器も出ているとか!
え~? これは行かねば!
東洋館、行ってきました!
青玉の透かし彫りの香炉がでかい!素晴らしい!
中国の螺鈿のお碗がすごい!

「清時代の工芸」 9室

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牡丹透彫青玉香薫 (中国・清時代・18~19世紀)
解説によると、「故宮博物館によく似た玉製の香薫がある」という。
え~?どんなものだろう?気になる…

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白玉馬猿書鎮 (中国・ 清時代・18~19世紀)

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白玉水禽合子(中国・清時代・乾隆年間(1736~95年)

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翡翠硯(中国・青山杉雨旧蔵・清時代・18~19世紀)
書家のコレクションだったらしい。
解説によると、翡翠は硬玉だから墨を磨るのには適さないから実用ではなく、鑑賞用らしい

「中国の漆工」 9室
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山水人物螺鈿椀(中国・清時代・18世紀)
山水草虫螺鈿角鉢(「呉岳楨製」銘・中国・清時代・17~18世紀)

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龍涛堆朱箪笥 (中国・清時代・18世紀)

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