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ハリリコレクション2

日本のコレクションについて、
面白い記事を見つけたので。

2011年11月7日
NHKの番組にイギリスのハリリコレクションが紹介

<ハリリさんという方は、本当にすごい方で、
明治時代の工芸品の一級品といえるような作品だけを収集されています。

真葛焼に関しても、
海外の博覧会に出品されたり、皇室などに献上されたりしたような作品と
同等クラスの真葛焼ばかり80点以上を収集しており、
この本ではそれらがカラーで掲載されています。

作品も全て大型の花瓶が中心で、
この本で初めてみるような作品ばかりでした。

またこの本はとても大きく、その大きさにも驚かされます。>

http://kozan.blog.so-net.ne.jp/2008-09-01
「目指せ!眞葛博士」 眞葛香山 横浜眞葛焼 2008-09-01
真葛焼 文献紹介 
「ナセル・D・ハリリコレクション―海を渡った日本の美術 (第5巻 〔上〕) 」
同朋舎出版 (1995/10)

その番組は

『極上美の饗宴:世界が驚嘆したニッポン(3回シリーズ)』
 NHK-BSプレミアム、
 イギリスの実業家:ナセル・D・ハリリ氏のコレクション。

 ~2011年11月07日:謎の巨大香炉/ 鋳金家・鈴木長吉
 ~2011年11月14日:幻の赤を追う/ 七宝家・安藤重兵衛
 ~2011年11月28日:絵画を超えろ/ 漆芸家・柴田是新
  

~以下NHKホーム・ページより記事転載。

< 世界を驚嘆させた知られざる日本の美がある。
 19世紀後半の明治の美術工芸品。
 現代では再現不可能とされる超絶技巧と細密美は世界最高峰といわれる。
 しかし多くが外国向けに作られたため国内では忘れられた存在だった。
 その幻の作品群をなんと1000点以上集めた世界最大級のコレクションがある。
 所蔵するのはイギリスの実業家:ハリリ氏。
 今回初めてハリリ・コレクションの撮影許可を得て、
 日本のテレビ初公開の傑作の数々を紹介。
 私たちがまだ知らない工芸ニッポンの姿を探る。

 【第1回は鋳金】
 小さな物が多いコレクションの中で一際眼を引く巨大な銅の香炉がある。
 高さ2.8メートル。
 3体の恐ろしい鬼が鷹が舞い降りた大きな香炉を捧げ持つ。
 作ったのは鋳金家・鈴木長吉。
 鬼気迫る鬼たちの表情、迫真の筋肉表現、
 そして過剰とも言える装飾性。
 当時欧米の人々はこのリアルな作品が鋳金によるものとは信じられなかったという。
 一体どうやって作ったのか?
 天才鋳金家・鈴木長吉の職人魂。
 そして明治期の工芸家が世界に挑んだ作品の裏側を探る。

 【第2回は七宝】
 明治10年頃からの30年間。
 日本では美しい色彩と宝石のような輝きを持つ精緻で華麗な作品が次々に生み出された。
 多くが欧米の市場をターゲットに作られ最高峰の美として世界を驚嘆させた。
 ヨーロッパの研究者はこの磁器を“七宝のゴールデンエイジ”と呼ぶ。
 それをリードしたのが尾張(愛知県)の七宝家たち。
 気の遠くなるような試行錯誤を繰り返して七宝の色を出す釉薬を開発。
 中でも尾張で生まれた赤透(あかすけ)というまるでルビーのような透き通る赤は、
 現代の技術でも作り出すのが極めて困難な「奇跡の赤」である。
 ハリリ・コレクションに所蔵された赤透作品と、
 それを手がけた七宝家・安藤重兵衛の生涯を通して、
 七宝のゴールデンエイジを花開かせた色彩への執念と、
 そこから生まれた技の秘密を探る。

 【第3回は漆芸】
 漆芸家の柴田是真にスポットを当てる。
 日本画家としても活躍した是真はその作品の大半が海外にあるため、
 日本の美術史上からは忘れられた存在になっている。
 しかし欧米では、
 一、二を争う人気作家。
 その作風は外国人受けをねらったものではなく江戸っ子らしい粋(いき)な図柄に、
 よく見ると超絶技巧が隠れているというものだ。
 同時代の職人たちとは違い下絵から実際の漆芸品の制作まで一人ですべてを行った。
 その存在は現代のアーティストとも通じる。
 19世紀初めに生まれた是真が明治維新を迎えたのは61歳のとき。
 江戸の町職人だった是真はどのように新時代に向き合ったのか?
 その葛藤の姿を漆を使って描いた「漆絵」など、
 ハリリ・コレクションの名品を見ながらひも解く。
 時代が変わっても決して変わることがなかった、
 是真の普遍的な美とその職人魂に迫る。>
 
http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/397c8b8ed1d920c59bf02a90e1b3831f
mimi-fuku通信
『極上美の饗宴:世界が驚嘆したニッポン』(ハリリ・コレクションの工芸)
2011-11-08

だったそうです。 
で、日本語版の本は、

『ナセル・D・ハリリ・コレクション(全5巻:8冊)』
 ~海を渡った日本の美術(同朋舎出版:1995年)~
 第1巻:論文篇
 第2巻:金工篇(上)、(下)
 第3巻:七宝篇
 第4巻:漆芸篇(上)、(下)
 第5巻:陶芸篇(上)、(下)

ところが、原本だと、全6巻7冊

MEIJI NO TAKARA - Treasures of Imperial Japan;
Vol I Selected Essays, 1995
Vol II Metalwork Parts One & Two, 1995
Vol III Enamel, 1995
Vol IV Lacquer Parts One & Two, 1995
Vol V Ceramics Part One: Porcelain, 1995
Vol V Ceramics Part Two: Earthenware,1995
Vol VI Masterpieces by Shibata Zeshin, 1995

いえ、ちょっと気になっただけです。

ちなみに日本語版は
東京では、国立国会図書館と都立中央図書館、東京都立多摩図書館、
23区では足立区と練馬区の図書館に全巻揃っているようです。

それから、各地の県立図書館でも、
埼玉県立久喜図書館、栃木県立図書館、
宮城県図書館、札幌市中央図書館、
新潟県立図書館、石川県立図書館、
愛知芸術文化センター愛知県図書館、三重県立図書館、
大阪府立中央図書館、神戸市立中央図書館
広島市立中央図書館、広島県立図書館
香川県立図書館
福岡市総合図書館 、福岡県立図書館
大分県立図書館
に全巻あり、

山形県立図書館 (5件)、鳥取県立図書館 (4件)
横浜市中央図書館 (6件)、川崎市立中原図書館 (1件)
大阪市立中央図書館 (6件)
に数巻あるようです。

2012-06-25 ハリリコレクション
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