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2012-06-29

天平のひびき

『天平のひびき』 見つけました。
古本屋で。

instruments_shosoin_kishibe1985.jpg

天平のひびき ― 正倉院の楽器 Music gallery (1)
岸辺成雄 / 音楽之友社 1984

正倉院の楽器は18種75点あるという。
明治のはじめに修復、復元楽器が作られたりした。
詳しい調査が二度(大正9年、昭和23~27年)行なわれ、
その報告書が 『正倉院の楽器』
(正倉院事務所 (編集) 日本経済新聞社)(S43年1967)なのだという。
200枚の図版、詳細な測量データ、実測図表付き

<この報告書に基づき、各楽器の解説をより理解しやすく、
音楽的背景を、日本,中国、西域、朝鮮について述べた
手頃なものを提供したもの>とのこと。

岸辺 成雄(きしべ しげお、1912年6月16日 - 2005年1月4日)
<中国唐代音楽史の研究にすぐれた。
東洋の音楽を研究、日本における民族音楽学、比較音楽学を確立した。>

音楽の西流 サラセンよりヨーロッパへ 音楽之友社 1952 (音楽文庫
古代シルクロードの音楽 正倉院・敦煌・高麗をたどって 講談社 1982.12
天平のひびき 正倉院の楽器 音楽之友社 1984.6
江戸時代の琴士物語 有隣堂 2000.9
東洋の楽器とその歴史 弘文堂書房 1948
東洋の楽器とその歴史 アジア学叢書 大空社 2007
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%B8%E8%BE%BA%E6%88%90%E9%9B%84
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/1564849.html

色々と、気になる本を書いていたのですね。

<東大名誉教授、東洋音楽学会名誉会長
非欧米地域の音楽研究で国際的に知られ、
民族音楽学者の故小泉文夫氏ら多くの研究者を育てた。
主著に「古代シルクロードの音楽」など。>
http://www.47news.jp/CN/200501/CN2005011001002745.html

という記事も見つけ。
小泉文夫さんのお師匠さんだった人なんですね。 

<田辺尚雄が東洋音楽を論じたのは、
昭和初期にまでさかのぼる。
東洋音楽学会というものも1936年に設立されている。

その後も岸辺成雄の
シルクロードを歴史的にたどった音楽史や楽器史や
林謙三の東洋楽器論があったが、
小泉文夫が世界の民族音楽の研究を一般化するまでは、
ほとんどアジア音楽を語る者はいなかった。>

(参考¶いまは音楽之社の「東洋音楽選書」があって助かる。
古くは、田辺尚雄『東洋音楽論』1929(春秋社)、
田辺尚雄『東洋音楽史』1940(雄山閣)、
岸辺成雄『東洋の楽器とその歴史』1948(弘文堂)、
林謙三『東アジア楽器考』1973(カワイ楽譜)、
吉川英史『日本音楽の歴史』1965(創元社)など。
やはり小泉文夫の本から入られるのがいいと思う。)
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0041.html
松岡正剛の千夜千冊
第四十一夜【0041】2000年4月27日『アジア音楽史』柘植元一・植村幸生編

というのも見つけ。
こういう流れの初期にいた人なんだなあと。
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まとめtyaiました【天平のひびき 】

『天平のひびき』 見つけました。古本屋で。天平のひびき ― 正倉院の楽器 Music gallery (1)岸辺成雄 / 音楽之友社1984/06正倉院の楽器は18種75点あるという。明治のはじめに修復、復

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