2013-05-28
気になる本

砂漠の思想 リビアで考えたこと
野田 正彰 みすず書房 2005.
<精神医学者であり、社会科学者、作家である野田正彰氏が
観光目的などはもちろんのこと、
入国が厳しく制限されていた89年当時のリビアへ招待された際に、
半ば強引にリビア各地を旅した経験を記した貴重な書>

アルジェの檻
西野 雅徳 風詠社 2012
<国際ビジネスにおけるトラブルは数多いが、
その多くは隠され、企業の対処の仕方も見えない。
本書は約25年前、プラント輸出メーカーと商社が、
アルジェリアで工場建設を行う際に、
実際に起きた事件の解決に至るまでの話である。
長い時を経て、初めて明かされる驚くべき真実>
アジアに立つ
宇都宮 徳馬 講談社 1978
<アルジェリア戦争に際してアルジェリア民族解放戦線(FLN)を援助し
1959年9月にはアルジェリアの戦場を視察した。
生前、アルジェリアとの友好関係に尽力し、
幾度もアルジェリアの国賓として遇された宇都宮の逝去は、
アルジェリアでも大々的に報道された>
「砂漠のライオン」を観て

ムッソリーニの毒ガス
―植民地戦争におけるイタリアの化学戦
アンジェロ デル・ボカ , Angelo Del Boca , 高橋 武智
大月書店 2000
I gas di Mussolini---Il fascismo e la guerra d'Etiopia
<1935~36年のイタリアによる対エチオピア戦争で
毒ガスが大規模に使用された事実を初めて史料にもとづいて証明し、
イタリア政府をも動かした話題の書。
中国戦線での日本軍による毒ガス撤布にさきがけて
実戦で使用したケースを詳しく解明する貴重な研究。
毒ガス使用を命令するムッソリーニの極秘作戦電報をも収録>

現代アフリカ・クーデター全史
片山 正人
叢文社 2005
<アフリカの国々の230に及ぶ事例を分析し、
クーデターに至る原因、成否、その後の影響を政治的、軍事的、経済的に探る>
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