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2014-12-15

インド建築本2

やはり十年くらい前に、
神田の古本屋でとんでもない本を見つけました。
あまりにもとんでもなくて、当時の自分には歯が立たなかったので
挫折したものです。

今回、図書館でもう一度確認して、
やはりむちゃくちゃハードルが高いけど、
デリーをちょっとだけ参考に。
次回はちょっとだけ挑戦してみようかな。(無謀?)

インド史におけるイスラム聖廟―宗教権威と支配権力
荒 松雄 (著)東京大学出版会(1977年) 671ページ

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中世インドのイスラム遺蹟―探査の記録
荒 松雄 岩波書店 – 2003 523ページ

<デリー及びインド各地に興亡したイスラム諸王朝が
造営してきた膨大な建造物群の遺蹟を,
1956年以後,著者自身が数度にわたって行った現地調査を元に紹介し,
その特徴と歴史的意義を考察する.
精選された700枚以上に及ぶ写真には,
調査以後に失われた遺蹟も数多く収められ,
本書のみが伝えるその記録は実に貴重である.>

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インド‐イスラム遺蹟研究―中世デリーの「壁モスク」群
荒 松雄 (著 未来社– 1997
 
<インドのデリーに残存する多数の中世ムスリム建造物の中で、
著者が墓地あるいは墓建築に付属する構造物の一部と考え、
「壁モスク」と名付けた、82件の特異な遺跡群についての紹介と研究。>

中世インドの権力と宗教 ムスリム遺跡は物語る  
世界歴史叢書 荒 松雄 岩波書店 (1989

<百数十葉のムスリム遺跡の写真によって
中世インドの権力と宗教の関わりを解明。
中世インドにおける支配権力と宗教権威の関係を,
イスラムを信奉した異民族の王権と宗教者が造った
首都デリーの遺跡を資料として解明する。
著者自身の現地調査の成果によりつつ,
「政治と宗教」「聖と俗」などの普遍的・歴史的問題にせまる。
南アジア研究の第1人者による注目すべき労作。 >

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多重都市デリー―民族、宗教と政治権力
荒 松雄 ( (中公新書) 新書 – 1993

<中世いらいインド歴代王朝の首都であり、
権力の盛衰・興亡の一大拠点であったデリー。
「七つの都市デリー」「十五の町デリー」と言われてきたように、
そこには各時代における城砦都市や首都の地域的な移動といった事実のほか、
民族と宗教の問題、
植民地支配時代の「東洋と西洋」の問題をはじめ、
多重・多層的な複雑な性格が見られる。
本書はデリーが発展し、停滞し、再興されて行く歴史の中に
多重都市の特徴と由縁を見る。>

インドとまじわる
荒 松雄  (中公文庫) – 1992
(未來社 1982)

<泳いででも、インドへ行きたい」…。
夢のまた夢であった戦後間もないインド留学。
自分自身の眼で確かめたインドの自然と人びとの生活、
聖地ベナーレス、ヨーガの真髄等々、
切実な歴史的関心と体験をもとに描き尽くした必読の1書、名エッセイ集。>
<特に、ムガール帝国の人間関係についてが分かりやすいとのこと>


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インドの「奴隷王朝」―中世イスラム王権の成立
荒 松雄  未来社 2005

<13世紀、トルコ系征服者により、
デリーを都として成立したインド最初のイスラム王朝は、
その権力の頂点に立つスルターンはじめ
有力者・貴族の多くが宮廷奴隷出身者であったことから
「奴隷王朝」(1206-90)と呼ばれる。
本書は、特異な社会・権力構造をもつ
この「奴隷王朝」の支配層に関する歴史的論考の集成>

ヒンドゥー教とイスラム教―南アジア史における宗教と社会
荒 松雄  (岩波新書 黄版 8) 新書 – 1977

<多くの日本人のインド観はあまり深いものとはいえない.
ヒンドゥーとイスラムの二つの宗教が,
インド亜大陸を中心とした南アジアの中世社会において
相互に影響し合いつつ対立・共存してきた歴史を具体的に描き出し,
そのことが現代なお注目すべき課題として
この地域の政治・文化の中に存在することを明らかにする.>

わが内なるインド
荒 松雄  岩波書店 1986

<異質なるもの共存
ヒンドゥー・イスラムの古典に思う
内なる比較文化論―民族・宗教・社会
インド滞在の経験から―研究留学の思い出
芸術・映画・文学―インドと日本
遺跡をして語らしめる―インド史研究の方法について
ムガル皇帝たちの墓
偶像は壊されたか
分裂か共存か>

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インドと非インド―インド史における民族・宗教と政治 –
荒 松雄 未來社  2007

<わが国インド史研究の礎を築いてきた著者の
『インドの「奴隷王朝」──中世イスラム王権の成立』につづく論文集。
13世紀インドに「非インド人」であるイスラム教徒の
トルコ・アフガン系征服者による王権支配が成立した後の、
インドにおけるイスラム社会の形成と展開、
ヒンドゥー社会への影響をはじめ、イギリス植民地時代、
独立後も絶えずインド史の重要問題の根源にある
民族・宗教と社会・政治権力のあり方をめぐる諸論考を収録>

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現代インドの社会と政治―その歴史的省察 (中公文庫)
荒 松雄 弘文堂・アテネ新書 1958、中公文庫 1992

<カースト制度とは何か、合同家族の構成は、
ヒンドゥイズムとは、民族主義と独立後の現実は?
インドに対する疑問は限りない。
インド中世史を専攻する著者が、
自ら実感・体得した変りゆくインド社会の中で、
政治や社会構造等の現実的な問題点を
歴史的に考察し指摘した若き日の近代インド研究。 >

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三人のインド人―ガンジー,ネール,アンベドカル
荒 松雄 (柏樹新書)1972

ガンジーとネールは知っているけど、
アンベドカルって誰?

<追記>
ビームラーオ・ラームジー・アンベードカル
1891- 1956
<インド憲法の草案作成者。ネルー内閣の法務大臣。
反カースト(不可触賎民〈ダリット〉改革)運動の指導者。
ヒンドゥー社会のカースト制度の最下層、
アンタッチャブルあるいはダリットとして知られる層に属する。
彼はカースト制度による身分差別の因習を打破するため、
死の2か月前に約50万人の人々と共に仏教に集団改宗し、
インドにおける仏教復興運動を始めたことで知られている>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%AB


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