2015-06-22
『ラスト・ウインド』
アフリカ映画にはこんなものありました。
サン人(ブッシュマン)の少年が魅力的。
砂漠越えのシーンも素晴らしい。
ディズニー映画だから、無理な部分もあるけど、
ディズニー映画にしては、よくできているなと思いました。
それなりに面白かったです。
なんと、ヴァン・デル・ポスト原作でした!

ラスト・ウィンド/少年達は砂漠を越えた<未>(1993)
A FAR OFF PLACE
カラハリ・アドベンチャー/砂漠の逃避行(JSB)
メディア 映画
上映時間 108分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場未公開・ビデオ発売
ジャンル アドベンチャー/ファミリー
< L・V・D・ポストの原作を基に、
アフリカの広大な砂漠を舞台に繰り広げられる冒険を描いたアドベンチャー・ロマン。
ディズニーとスピルバーグのアンブリンが共同で製作。
密猟者たちによって両親を殺された動物保護監督官の娘ナニーと、
父に連れられ旅行に来ていたNY育ちの16歳の少年ハリー。
彼らは原住民カブーの感じたお告げのもと、
追手の追撃を逃れ、カラハリ砂漠を越え2000キロ彼方の町を目指し旅立つことに……。
いかにもディズニーらしい作品。
それゆえ先の展開の見える所があるが、砂漠の映像なども美しく、それなりに楽しめる。>
<allcinema>
@ぴあ映画生活
<「アビス」や「バックドラフト」などで知られる撮影監督M・サロモンが
初メガホンを執った冒険物語。
密猟者たちに親を殺された14歳の少女と16歳の少年が、
追っ手から逃れるべく、アフリカ中西部カラハリ砂漠2000キロの横断に乗り出す。
同行するのは道案内役のブッシュマンの若者と、少女の愛犬。
彼らの決死の道行きを、雄大な自然描写を背景に描き出す。>
リース・ウィザースプーン
「ラスト・ウインド~少年達は砂漠を越えた~」
<この映画は、南アフリカの作家サー・ローレンス・ヴァン・デル・ポストによって書かれた
「風のような物語」と「はるかに遠い場所」(2冊とも1982年にサンリオより翻訳が出ました)の2冊をもとに
1993年に作られました。
残念ながら、日本では公開されなかったようで、ビデオだけが発売されました。
ヴァン・デル・ポストという作家は、日本ではあまり知られていませんが、
大島渚の映画「戦場のメリークリスマス」の原作を書いた人といえば、
映画を思い出す人もいるし、
また「カラハリの失われた世界」(筑摩文庫)も彼の作品で、一部で有名です。
その他にもアフリカ関連の本を何冊か書いていますが、
日本では思索社というマイナーな出版社から出ているので余り読まれていません。
映画は、ディズニー映画であり、
かつまた、リース・ウィザースプーンを主人公にしたため、
密猟者から逃れるために逞しい女の子と、ひ弱な都会育ちの男の子と犬と
ブッシュマンがカラハリ砂漠を横断する冒険と愛と動物保護の物語になってしまいました。
原作では主人公は少年で、
その少年と犬との交流、少年が成長する過程、
少年とアフリカの様々な部族やアフリカの自然との交流、
特にブッシュマンとの心と心の交流は心温まるものがあり、少年の成長を記した素晴らしい物語です。
そしてその背景として、
アフリカ人の様々な部族闘争、
それをいろいろな立場で見守る長年現地に住んでいるブーア人とイギリス人、
そして一部のアフリカ人を支援して革命を指導している中国人など
アフリカでの様々な抗争がリアルに描かれており、
アフリカをテーマにした、すばらしい作品になっています。
このように大変優れた小説なのですが、
たまたまサンリオから翻訳が出たために、
多くの人が知らないまま、
そして読まれないまま忘れられていくようで、大変残念に思っています。
しかも、このような原作から全く想像もつかないこの映画を見て、
原作もつまらないと思ってしまうのはとても悲しいなと思いながら映画を見ました。
ただ、映画そのものについては、
砂漠のシーンなど大変いい場面もあり、それなりにいい映画だとは思うのですが。
ということで、この映画の原作はこの映画より何十倍も素晴らしい物語であり、
ヴァン・デル・ポストは、この他にも大変素晴らしい作品をいくつも書いており、
大きな図書館にはおいてありますので、
まずは、彼の本をどれでもいいので読んでいただきたいと思います。>
http://blogs.yahoo.co.jp/graucho0011/15238366.html
広告とABC/ABMについての考察>
2005/10/27(木)
*****
「風のような物語」
A Story Like the Wind ; novel (1972).
並木慎一訳、サンリオ(1982)
「はるかに遠い場所」
A Far-Off Place ; novel, sequel to the above (1974).
井坂義雄訳、サンリオ (1982
ヴァン・デル・ポスト著
<アフリカのブッシュマンとの友情、呪術、
戦いの悲劇、自然界への深い畏敬、
しっかりと大地に根差す感覚、
生きることへの強い意志、
少年の清冽な眼差しで描かれた
アフリカの魂の物語。>
ところがこういう話も…。
<『風のような物語』『はるかに遠い場所』、2冊の連続ものを楽しみました。
これはほんとうに楽しんだのです。
カラハリ砂漠を彷徨う2人の少年の物語だったと記憶しています。
かなり読みづらいのですが、
幽冥の境を言ったり来たりするような独特の雰囲気の文章で、
ああ、20世紀初頭の頃のアフリカの奥地って、
こんな神話的空気に包まれていたんだなあ、と感心したものでした。
ところが、これが、えらい間違い。
別宮貞徳さんという英語学者が迷訳、誤訳を糾弾したことがありました。
その一冊に、この翻訳があがっていたのです。
原文と別宮さんの試訳が掲載されていました。
原文は、なんとまあ、実に実に平明なる文章。
別宮さんの翻訳も明快そのもので、すっと意味が通ります。
同じ個所の翻訳ももちろん掲載されていて、
別宮さんの当惑気のコメントが振るっていました。
どうすれば、こんな風に翻訳できるのだろう?
つまり、翻訳でもなんでもなかったのです。
学者先生の晦渋なる文体による、ほとんど創作!>
http://ultrawide.exblog.jp/tags/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%88/
さて、どうなんでしょう?
未確認のままですが。
サン人(ブッシュマン)の少年が魅力的。
砂漠越えのシーンも素晴らしい。
ディズニー映画だから、無理な部分もあるけど、
ディズニー映画にしては、よくできているなと思いました。
それなりに面白かったです。
なんと、ヴァン・デル・ポスト原作でした!

ラスト・ウィンド/少年達は砂漠を越えた<未>(1993)
A FAR OFF PLACE
カラハリ・アドベンチャー/砂漠の逃避行(JSB)
メディア 映画
上映時間 108分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場未公開・ビデオ発売
ジャンル アドベンチャー/ファミリー
< L・V・D・ポストの原作を基に、
アフリカの広大な砂漠を舞台に繰り広げられる冒険を描いたアドベンチャー・ロマン。
ディズニーとスピルバーグのアンブリンが共同で製作。
密猟者たちによって両親を殺された動物保護監督官の娘ナニーと、
父に連れられ旅行に来ていたNY育ちの16歳の少年ハリー。
彼らは原住民カブーの感じたお告げのもと、
追手の追撃を逃れ、カラハリ砂漠を越え2000キロ彼方の町を目指し旅立つことに……。
いかにもディズニーらしい作品。
それゆえ先の展開の見える所があるが、砂漠の映像なども美しく、それなりに楽しめる。>
<allcinema>
@ぴあ映画生活
<「アビス」や「バックドラフト」などで知られる撮影監督M・サロモンが
初メガホンを執った冒険物語。
密猟者たちに親を殺された14歳の少女と16歳の少年が、
追っ手から逃れるべく、アフリカ中西部カラハリ砂漠2000キロの横断に乗り出す。
同行するのは道案内役のブッシュマンの若者と、少女の愛犬。
彼らの決死の道行きを、雄大な自然描写を背景に描き出す。>
リース・ウィザースプーン
「ラスト・ウインド~少年達は砂漠を越えた~」
<この映画は、南アフリカの作家サー・ローレンス・ヴァン・デル・ポストによって書かれた
「風のような物語」と「はるかに遠い場所」(2冊とも1982年にサンリオより翻訳が出ました)の2冊をもとに
1993年に作られました。
残念ながら、日本では公開されなかったようで、ビデオだけが発売されました。
ヴァン・デル・ポストという作家は、日本ではあまり知られていませんが、
大島渚の映画「戦場のメリークリスマス」の原作を書いた人といえば、
映画を思い出す人もいるし、
また「カラハリの失われた世界」(筑摩文庫)も彼の作品で、一部で有名です。
その他にもアフリカ関連の本を何冊か書いていますが、
日本では思索社というマイナーな出版社から出ているので余り読まれていません。
映画は、ディズニー映画であり、
かつまた、リース・ウィザースプーンを主人公にしたため、
密猟者から逃れるために逞しい女の子と、ひ弱な都会育ちの男の子と犬と
ブッシュマンがカラハリ砂漠を横断する冒険と愛と動物保護の物語になってしまいました。
原作では主人公は少年で、
その少年と犬との交流、少年が成長する過程、
少年とアフリカの様々な部族やアフリカの自然との交流、
特にブッシュマンとの心と心の交流は心温まるものがあり、少年の成長を記した素晴らしい物語です。
そしてその背景として、
アフリカ人の様々な部族闘争、
それをいろいろな立場で見守る長年現地に住んでいるブーア人とイギリス人、
そして一部のアフリカ人を支援して革命を指導している中国人など
アフリカでの様々な抗争がリアルに描かれており、
アフリカをテーマにした、すばらしい作品になっています。
このように大変優れた小説なのですが、
たまたまサンリオから翻訳が出たために、
多くの人が知らないまま、
そして読まれないまま忘れられていくようで、大変残念に思っています。
しかも、このような原作から全く想像もつかないこの映画を見て、
原作もつまらないと思ってしまうのはとても悲しいなと思いながら映画を見ました。
ただ、映画そのものについては、
砂漠のシーンなど大変いい場面もあり、それなりにいい映画だとは思うのですが。
ということで、この映画の原作はこの映画より何十倍も素晴らしい物語であり、
ヴァン・デル・ポストは、この他にも大変素晴らしい作品をいくつも書いており、
大きな図書館にはおいてありますので、
まずは、彼の本をどれでもいいので読んでいただきたいと思います。>
http://blogs.yahoo.co.jp/graucho0011/15238366.html
広告とABC/ABMについての考察>
2005/10/27(木)
*****
「風のような物語」
A Story Like the Wind ; novel (1972).
並木慎一訳、サンリオ(1982)
「はるかに遠い場所」
A Far-Off Place ; novel, sequel to the above (1974).
井坂義雄訳、サンリオ (1982
ヴァン・デル・ポスト著
<アフリカのブッシュマンとの友情、呪術、
戦いの悲劇、自然界への深い畏敬、
しっかりと大地に根差す感覚、
生きることへの強い意志、
少年の清冽な眼差しで描かれた
アフリカの魂の物語。>
ところがこういう話も…。
<『風のような物語』『はるかに遠い場所』、2冊の連続ものを楽しみました。
これはほんとうに楽しんだのです。
カラハリ砂漠を彷徨う2人の少年の物語だったと記憶しています。
かなり読みづらいのですが、
幽冥の境を言ったり来たりするような独特の雰囲気の文章で、
ああ、20世紀初頭の頃のアフリカの奥地って、
こんな神話的空気に包まれていたんだなあ、と感心したものでした。
ところが、これが、えらい間違い。
別宮貞徳さんという英語学者が迷訳、誤訳を糾弾したことがありました。
その一冊に、この翻訳があがっていたのです。
原文と別宮さんの試訳が掲載されていました。
原文は、なんとまあ、実に実に平明なる文章。
別宮さんの翻訳も明快そのもので、すっと意味が通ります。
同じ個所の翻訳ももちろん掲載されていて、
別宮さんの当惑気のコメントが振るっていました。
どうすれば、こんな風に翻訳できるのだろう?
つまり、翻訳でもなんでもなかったのです。
学者先生の晦渋なる文体による、ほとんど創作!>
http://ultrawide.exblog.jp/tags/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%88/
さて、どうなんでしょう?
未確認のままですが。
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