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2015-06-19

『ZOO KEEPER』

先日、気になってまとめて読み直したマンガ。

『もやしもん』の亜流みたいな設定。
『もやしもん』は「菌」が見えるわけだけど、
こちらは「温度、熱」が見える。
サーモグラフィーのように「温度」が見えると、
人が怒ったり、嘘を付いたりするのがわかってしまう。
その能力を動物園の園長に気づかれてしまい、
利用?活用していく。

主人公の感情や行動には、かなり突っ込みどころ満載ですが、
この園長さんが素敵!
強烈で、毒があるのですが、
彼がすべてを代弁して導いていきます。

ただの動物モノではなく、動物園のあり方を問いかけています。

そうそう。動物園は、そもそも見せ物でしたね。
ヨーロッパ人がアフリカなどの植民地から、
珍しい動物を見せ物として運んできたのがはじまりかな?
それを思い出させてくれて、
見せ物とはいえ、たかが見せ物、されど見せ物。
どう見せていくか?
ということは、動物をどう理解していくか。
どう共存していくか。
かなり実験的なテーマで興味深かったです。
特に象の話が印象に残っています。

以前、雑誌連載で読んでいたのですが、
アフリカを調べていくうちに、象の話が出てきて、
ライアル・ワトソンの本を知って(まだちゃんと読んでないのですが)
そういえば、このマンガにも象の話があったよなあと思い出して。
aoki-zookeeper06.jpg

『ZOO KEEPER』(ズーキーパー)全8巻。
青木幸子
『イブニング』(講談社)において、
2006年3月28日(2006年No.08)から2009年6月22日(2009年No.14)まで連載された。
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