2015-07-12

最近見かけた気になる パルティア関係本

新刊です。面白そう。

Origins_Hallo2015.jpg

起源―古代オリエント文明:西欧近代生活の背景
ウィリアム・W・ハロー (著), 岡田 明子 (翻訳)
青灯社 (2015
Origins―The Ancient Near Eastern Background of Some Modern Western Institutions.
William W. Hallo
都市、文字、手工業、農業と牧畜、交易、料理、遊び、暦、文学、王権、宗教、女性、歴史など、古代オリエント世界を全分野にわたり詳述。我々がいかに多くを古代オリエントに負っているかを論述する。
日本語版では多数の図版や地図などを追加
ウィリアム・W・ハロー(アッシリア学)

http://heartland.geocities.jp/zae06141/iranlink.html
『古代世界の午後』より
partia_soma.jpg

パルティア見聞録―シルク・ロード古文化吟遊 (オリエント選書)
相馬 隆 中日新聞東京本社 (1981
<パルティアを単独で扱った本としては、1938年出版のデベボイス「パル ティア」より もいいかも。>

というのを見かけ、
以前、ちらと読んだことがありましたが、
この人の他の本を探してみると、2冊ありました。
なかなかとんでもない本のようです。
面白そう。

絹の道を西へたどる―安息隊商歴程考
相馬 隆 (東京新聞出版局 (1982

< パルティアのアレクサンドロポリスからシリアのアンティオキアの道程を記した
イシドールスの『パルティア駅亭誌』をたどって
その道程を仔細に復元考証>
<,今から約2000年以前
〔時あたかも安息国(Parthia),前漢・後漢が殷賑を極めた頃に当たる〕の
シルクロード西半分が如何なる形勢事情にあったか,
その全体像の解明を目的とし,
自らに依るパルテイア時代の一大完好遺跡
,Kun-i-Khwajaの実査の結果に就いても叙述>
https://tsukuba.repo.nii.ac.jp/index.php?active_action=repository_view_main_item_detail&page_id=13&block_id=83&item_id=8084&item_no=1


< パルティアのアレクサンドロポリスというのは、
アラコシアの首府アレクサンドロポリス
(現在のアフガニスタンのカンダハール) と言われているようです。

イシドロスの『パルテイア駅亭誌』
古代ローマ時代のギリシアの地理学者。チグリス河口近くのカラックス出身。
皇帝アウグスツス (在位前 27~後 14) の時代に『パルチア道里記』を著述した。
<ロ一マ皇帝アウグストウスの命令で安息国(パルティア)以西の諸国の実情を調査、 26 年頃書かれた>
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jorient1962/6/4/6_4_61/_pdfほか

おお、当時ティグリス・ユーフラテス河河口付近にあったと考えられいる
カラクス王国が出てきました。

流沙海西古文化論考―シルクロードの東西交流
相馬 隆 (著) 山川出版社 (1977

<東西交渉の諸問題に斬新な解明の光をあてている。
スキタイ、アケメネス朝、パルティア朝、サーサーン朝に渡る>
田辺勝美氏
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jorient1962/20/1/20_1_35/_pdf

パルティアというと、この2冊くらいしかなかったと思っていたら

partia_Debevoise.jpg

パルティアの歴史
ニールソン・C. デベボイス (著),
小玉 新次郎 (訳), 伊吹 寛子 (訳)
Debevoise,Neilson C
山川出版社 (1993/
<前247年から後226年まで,イラン地方に栄えた遊牧騎馬民族パルティア。世界史上重要な役割を果たしたその歴史を,政治史を中心に克明に叙述する。いま求めうる唯一のパルティア史。>

asikaga_persia.jpg

「ペルシャ帝国」 (世界の歴史6)
足利惇氏 講談社 1977
<エラム時代以降サーサーン朝滅亡までの古代イランの通史>

加えて最近、こんな本が出たそうです。

Sheldon_Rome Parthia.jpg

ローマとパルティア: 二大帝国の激突三百年史
ローズ マリー シェルドン (著), 三津間 康幸 (翻訳)
Rose Mary Sheldon
Rome's Wars in Parthia: Blood in the Sand
白水社 (2013/

< アメリカと同じ失敗を、かつてローマ帝国も犯した。
千七百年以上前にイラン・イラクの地に栄えた大国、パルティア。
この強大なライバルを相手にローマ帝国がくりかえした戦争と数々の失敗の原因を、
アメリカの軍事大学教授が分析し、古代ローマの戦争観を考察する。

この地がおよそ二千年あまり前にどうなっていたかというと、
超大国ローマがパルティア相手に泥沼の戦争状態にあった。
しかも両国の戦争は、なんと約三百年にわたって繰り返されている。

パルティアという国は、紀元前3世紀に興り、約五百年間存続した。
現在のイラン・イラクを中心に栄え、
その最大版図はトルコ東部からイスラエル、アフガニスタンにまで及ぶ。

古代ローマ史のファンならおなじみ、カルタゴと並ぶローマのライバル国である。
カルタゴ相手には、ローマは死闘のすえ完勝したが、
その後に激突した対パルティア戦になると失敗を繰り返し、
首都を制圧・蹂躙してもじきに退却を余儀なくされる。
払った膨大な犠牲にくらべ得たものは少なかった。

ローズ・マリー・シェルドン Rose Mary Sheldon
古代ローマおよびビザンツ帝国を専門とするアメリカの歴史家。
1987年にミシガン大学でPh.D.取得、
ヴァージニア軍事大学の元歴史学科長で、現在も同学科の教授をつとめる。
Intelligence Activities in Ancient Romeをはじめとして、
古代世界の諜報活動と情報収集についての著書複数あり。>

<本書は、ローマと抗争を繰り広げた前95−後217年の約300年を扱っていて、
パルティア史の全時代をカバーしているわけではなく、
また軍事史に焦点をあてていることから、
パルティア史の代替本としては通用しないのではないか、というイメージをお持ちになる方もおられるかも知れません が、
パルティアの歴史書としても役立ちます
トラヤヌス帝のパルティア遠征が、3枚の行軍路地図とともに詳述>
アマゾンレビュー solaris1
http://www.amazon.co.jp/review/RIT86DT7DDWU7/ref=cm_cr_dp_title?ie=UTF8&ASIN=4560083371&channel=detail-glance&nodeID=465392&store=books

historiaarmenia_sato1989.jpg

新アルメニア史 佐藤信夫 泰流社 1989
<アルメニア通史。古代アルメニアについて数少ない邦訳文がある。古代から 中世まで地図 豊富。>
<地図が豊富なアルメニア史,
本書はアルメニア本国で出版されている歴史地図をふんだんに掲載し、
古代中世で140ページ程と、古代中世近代のバランスが取れた記述となっている点でしょう。
地図は、前1400年以前のアルメニア人の居住範囲、ウラルトゥ帝国2枚、ウラルトゥ滅亡後、アルタクシアス朝、ティグラネス大王時代、アルサケス朝時代、ローマ・ササン朝分割期、アラブ支配時代、バグラトゥニ王朝時代の前期と後期、12世紀のアルメニア、キリキア王国前期と後期など、古代中世だけでも15枚の地図が掲載されています。>

perry_Sindibaad.jpg

シンドバードの書の起源
B.E.ベ リー 未知谷 2001
<世界シンド バードの書の 起源を巡り、パルティア・ササン朝時代の書物の状況を探求する研究書。>

albaumblanches

講談社世界の歴史 12 中央アジアの遊牧民族
岩村忍 講談社
<古代から近代の主に西トルキスタンの通史>
(後に文庫化~「文明の十字路=中央アジアの歴史」 講談社学術文庫)

nagasawa_silkroad.jpg

シルクロード
長澤和俊 講談社
<古代から近代の主に東トルキスタンの通史>

albaumblanches_wachtergold.jpg

黄金の番人-古代の中 部アジア-
L.I.アルバウム/B.ブレンチェス 泰流社
<石器時代からササン朝までの西トルキスタンの遺跡概説。図版豊富。>

masson_silkroad.jpg

埋もれたシルク ロード
V. マッソン 岩波新書
<ほ ぼ「黄金の番 人」と同じ対象を扱いながら、より充実。>


yamanaka_ Alexandros.jpg

アレクサンドロス変相
山 中由里子 名 古屋大学出版会
<サ サン朝とイスラーム期に、アルサケス朝以前の古代史がどのように形成されていったかを探求した知的遍歴の書。>

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Qusayr ‘Amra
Art and the Umayyad Elite in Late Antique Syria
Garth Fowden
The University of California Press
<710 年代のウ マイヤ朝遺跡クサイル・アムラの壁画画像がふんだんに盛り込まれた書籍。
ササン朝王の壁画が残されており、ササン朝王の肖像 画として非常に貴重>

http://heartland.geocities.jp/zae06141/iranlink.html


アマゾンレビュー solaris1
http://www.amazon.co.jp/review/R30LA5FL298OUO/ref=cm_cr_dp_title?ie=UTF8&ASIN=4884706676&channel=detail-glance&nodeID=465392&store=books

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『古代世界の午後』より

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