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2017-11-07

天文学の誕生

トゥースィーとコペルニクスを繋ぐもの
そのへんの話が書いてある本がないかなと見ていたら…、

天文学の誕生――イスラーム文化の役割
(岩波科学ライブラリー)
三村 太郎 2010
astro2010mimura.jpg


<古代より、天球のふしぎな運行を予測し、天変地異の前触れを読みとることは、
国の政治を司ることであった。
しかし、占星術に端を発する天文学が科学として成立するには、
バビロニアや古代ギリシアの成果をどん欲に取り入れざるを得なかった
中世イスラーム文化の強い影響がある。
残された文献から知られざる事実を追う。 >
https://www.iwanami.co.jp/book/b265923.html

<コペルニクスはいかにして作られたか。>
https://honto.jp/netstore/pd-book.html?prdid=03302001

<コペルニクスが提唱した地動説はどこから現れたのか。
源流であるプトレマイオスとコペルニクスをつなぐ流れを追っていると
イスラーム社会にたどりつく。>
http://sanasen.jugem.jp/?eid=2696

<最終的にコペルニクスに至る天文学史の体裁をとるが、
言うまでもなく天文学は数学や占星術と不即不離であり、
哲学や宗教とも縁が深いから、その歴史叙述は簡単ではない。
本書は論証科学、定量的な知の継受という観点を柱にし、
アッバース朝の貢献を中心とするが、
バビロニア、ギリシア、ササン朝、インドと目配りは広い。

インド天文学の先端性、シリア系キリスト教徒の活躍、
当時の知的世界にあっては論証と議論が重視されたことなど、
大いに蒙を啓かれる。
文明移転のケーススタディとして高水準の出来ではないか。
 表の主役プトレマイオスの陰に
ヘルメス(コペルニクスにも出てきますね)やら
イフワーン・アッサファーやらがちらちらするのも興味深い。>
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RNJU84T0XI05Y/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=400029573X

 イスラム科学史を専攻し、現在はカナダのマギル大学で研究員をつとめる三村太郎さん。
http://d.hatena.ne.jp/nikubeta/20100720/p1

<本書は天文学という切口からアッバース朝イスラム帝国の王権と文化政策をさぐった本で、
アッバース朝の本としては実におもしろく、一般書にはこうした内容の本は他にないのではないかと思う。
(イスラム天文学については『望遠鏡以前の天文学』の第8章が百科全書的にゆきとどいた説明をくわえている。>
http://booklog.kinokuniya.co.jp/kato/archives/2010/12/post_233.html

Astronomy2008Walker.jpg

望遠鏡以前の天文学
クリストファー・ウォーカー (著),‎ 山本啓二 (翻訳),‎ 川和田晶子 (翻訳)
恒星社厚生閣 (2008
<ヨーロッパだけではなく、インド、イスラム圏、極東(中国・朝鮮・日本)、
さらには邦訳では割愛されてはいるが、
マヤ、アステカ、アフリカ、大洋州(アボリジニー・ポリネシア・マオリ)、
先史巨石文明時代のヨーロッパまでおさえている。>
http://www.kouseisha.com/book/b212286.html

<英国の大英博物館・古代西アジア部門の責任者Christopher Walkerが編集した
Astronomy before the telescope, British Museum,1996の抄訳で
英国と米国で刊行された専門的な天文学史書
「望遠鏡の発見(1609年)」以前の
世界的規模の各文明圏における天文学の学説史を網羅する重厚な論文集
エジプト、インド、イスラーム等々の非西洋文明圏における天文学史が貴重
紙数の関係から割愛された論文は以下の4章(原著で70頁分)であるという(訳者あとがき)。
「ヨーロッパの考古天文学」(Clive Ruggles)、
「中米の天文学」(Anthony F.Aveni)、
「アフリカにおける伝統的な天文学的知識」(Brian Warner)、
「オーストラリア・アボリジニー、ポリネシア、およびマリオの天文学」(Wayne Orchiston)である>
http://shonan-kk.net/christopher.htm
https://www.astroarts.co.jp/hoshinavi/magazine/books/individual/4769910851-j.shtml
http://www.kouseisha.com/book/b212286.html

2016-01-18 中世の謎
http://hisuirou.blog87.fc2.com/blog-entry-1453.html
失われた歴史
イスラームの科学・思想・芸術が近代文明をつくった
マイケル・ハミルトン・モーガン
(著), 北沢 方邦 (翻訳)
平凡社 2010 

ハワード.R.ターナー
『図説 科学で読むイスラム文化』

(久保儀明訳, 青土社, 2001年1月)

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