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2020-10-02

気になる本のメモ

<1932年9月15日、日本と満洲国との間で日満議定書が結ばれました。
背景には、リットン調査団の報告書が公表される前に、独立国家・満洲国の既成事実化を急いだ事情があります。
山室信一著『キメラ―満洲国の肖像 増補版』をご参照ください。>
https://twitter.com/chukoshinsho/status/1305521961347420161

キメラ―満洲国の肖像
山室 信一 (著)
(中公新書) 増補版 (2004/7/1)

<一九三二年三月、中国東北地方に忽然と出現し、わずか一三年五カ月後に姿を消した国家、満洲国。
今日なおその影を色濃く残す満洲国とは何だったのか。
本書は建国の背景、統治機構の特色を明らかにし、
そこに凝縮して現れた近代日本の国家観、民族観、そしてアジア観を問い直す試みである。
新たに満洲・満洲国の前史と戦後に及ぼした影響など、
その歴史的意義を想定問答形式によって概観する章を増補した。>
https://www.chuko.co.jp/shinsho/2004/07/191138.html

<サイマル・アカデミーというのがどういう集団か、
松本道弘氏の本で知りました。いや名前は知っとったけど。>
https://twitter.com/Noboru_Hagino/status/1307943185713254402

アメリカ大使館 神といわれた同時通訳者 ―英日通訳者・日英通訳者のカミワザ
松本 道弘 (著)
さくら舎– 2020/2/6

<1969年のアポロ11号の月面着陸の中継を同時通訳し、
一般の人たちに「同時通訳」というものを知らしめ、
神といわれた同時通訳者・西山千(セン)。
その頃著者は大阪でサラリーマンをしながら英語の講師などもしていたが、
西山千に声をかけられ、アメリカ大使館で同時通訳者として共に働くことになる。
当時のアメリカ大使館はまるで植民地のようで、
また人を機械のように使い捨てる風習、他人を蹴落としてのぼっていく実力主義から、
殺伐とした空気が漂っていた。
そのなかで著者は、センから猛烈な「しごき」を受けながら、同時通訳の極意を学んでいく。
しかし、少しのミスも許されない環境で、やがてセンも著者も大使館を追われていく……。

「通訳とは単に言葉を訳すのではなく、
そのウラにある思いや文化も汲んで訳さなければならない」
「通訳とは、シンボルの交換である」
通訳名人・西山千のきらめくような言葉から、
同時代に活躍した村松増美をはじめとするほかの通訳者たちの言葉も交えつつ、
同時通訳の神経をすり減らすような厳しさ、そのなかにある喜びを語る。
戦勝国と敗戦国の狭間で生きる、同時通訳者たちの過酷な宿命!>

<トシ・ヨシハラの「Dragon Against The Sun」(太陽に立ち向かう龍)が邦訳されたのを知ったけど、
題が営業的事情もあるとはいえなんか…… 
→  トシ・ヨシハラ『中国海軍VS.海上自衛隊』>
https://twitter.com/dragoner_JP/status/1308025220557541376


中国海軍VS.海上自衛隊
トシ・ヨシハラ (著), 武居 智久 (監修, 翻訳)
ビジネス社 – 2020/9/19

<開戦から4日以内に尖閣諸島を奪取!?
猛烈な勢いで海上自衛隊に追いつき、弱点も把握した中国海軍。
中国の海軍力優位は指導者に大きな危険を冒させる!

第一級の海洋軍事アナリストが中国資料を徹底分析。
最悪のシナリオから免れるために、日米に残された時間は少ない

《台頭する中国、衰退する日本》
中国は日本のシーパワーをどのように見ているのか?>
http://www.business-sha.co.jp/2020/09/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E6%B5%B7%E8%BB%8Dvs%E6%B5%B7%E4%B8%8A%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%EF%BC%88%E4%BB%AE%EF%BC%89/

天下人の城―信長から秀吉・家康へ
千田 嘉博 (著)

風媒社 – 2012/11/1

<考古学・歴史学の最新成果を取り込み、天下人たちのつくった城と城下町の全貌に迫る>
<勝幡城/那古野城、清須城、小牧山城、岐阜城、安土城、名護屋城、そして名古屋城>

観応の擾乱 - 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い
亀田俊和
(中公新書 2443)

<高師直With一族で、その他扱いされがちな高一族を一人ひとりを網羅して、
学術研究書としても素晴らしいと「自己評価」された珠玉の一冊
.『高一族と南北朝内乱 >(中世武士選書32)』亀田俊和 ☆5 戎光祥出版 2016>
https://twitter.com/kitano52795327/status/1308017651738763266

高一族と南北朝内乱―室町幕府草創の立役者
(中世武士選書32)
亀田俊和
戎光祥出版 (2016/3/1)

南朝の真実: 忠臣という幻想 (歴史文化ライブラリー)
亀田 俊和 (著)
吉川弘文館 – 2014/5/20

<皇統が二つにわかれた南北朝時代。皇位・政策・主導権などをめぐって、観応の擾乱をはじめとする内乱が頻発した。後醍醐天皇・護良親王・足利尊氏・楠木正成・北畠親房ら、思惑をもって複雑に絡み合う人物相関から争乱を詳述。北朝にくらべ南朝は忠臣ぞろいだったというイメージがいまなおのこるが、それは真実なのか。南北朝史を新視点で描く。>
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b176614.html

<戎光祥出版
ちなみに、なぜこの時期の畿内はこんなに混乱しているのか?
また、将軍の意向に従うものが少ないのか?
理解するには義輝の前の時代の状況を把握する必要があります。
そのためにうってつけの書籍『足利義晴と畿内動乱』(木下昌規著)が今週末に刊行予定です。ぜひぜひ。>
https://ebisukosyo.co.jp/item/567/
https://twitter.com/ebisukosyo_maru/status/1307517548859015169

中世武士選書
足利義晴と畿内動乱―分裂した将軍家
木下 昌規【著】
戎光祥出版(2020/10)

<将軍の座をめぐる兄弟・義維との激闘、細川高国など大名家に翻弄される幕府。
三好長慶ら新興勢力の台頭に、めまぐるしく変わる畿内情勢。
没落と上洛を繰り返す苦難の日々の中で、愛息・義輝に託した想いとは!?
最新の研究成果をもとに、足利義晴の激動の生涯を活写する。
あわせて戦国期の将軍家や堺政権の実態にも迫る。>
https://www.ebisukosyo.co.jp/item/567/

マザー (ビームコミックス)
江戸川 治 (著)

KADOKAWA– 2020/2/12



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