2022-10-14
菩薩像@東博
今度はやはりネットで見かけて気になっていた仏像に会いに行ってきました。
上がっていた写真のその姿、お顔の優しさ、装飾の美しさに一目惚れしてしまい、
どうしても本物に会いに行きたくなって。
小雨の降る寒い午後、予想通り、人は少なかったです。
ただ、早くも外人のグループがいました。

鎌倉時代の菩薩立像(C-20)
ちょうど玄関にいらした係の方に、
「この仏像はどこにいらっしゃいますか?」
と訪ねると、「すぐそこです」
本館の最初の展示室に入ったすぐの入口にいらっしゃいました。
思ったより小柄で(等身大?)、華奢で、優しい菩薩さまでした。
天女のように纏っている衣の襞が本当に優雅で、冠や胸飾りの細工が大変豪華で繊細で美しく、
目つきや唇も色っぽく、
これは上下の唇にも彩色の上に薄い水晶板をあてる,玉唇とでもいうべき技法を用いていて、
仏師善円(1197-1258)の作風に通ずるものがあるとの解説。
いや、こんなに色っぽい仏像ははじめて見ました。
これが本当に鎌倉時代?
ちょっと衝撃でした。
<善派の仏像は慶派の諸像にみられるような激しさはなく、
面相も体つきも衣文もやさしく女性 的で、張りつめた体躯の質感を丁寧に表現した像が多い>らしい。
いやあ知りませんでした~!

それからなまめかしい如来立像(京都・泉涌寺伝来 C21)
阿弥陀如来立像(伝釈迦如来像)
<像容は中国宋代の仏画に忠実にしたがい,表面には蒔絵装飾をほどこした稀少な作例>とのこと。
ええ~…こんな優雅な阿弥陀さま見たことない~!

ちょっと色っぽい文殊菩薩立像(C23)
これも善円作らしい
確かに雰囲気が似ている

おだやかで優しげな地蔵菩薩(C-332) これも善円風とのこと

可愛らしい運慶系の十二神将の5体(京都・浄瑠璃寺伝来)
(残りの7体は静嘉堂所蔵だそうです)

文殊菩薩騎獅像および侍者立像
(康円作 奈良・興福寺伝来 C-1854)
獅子がかっこいいし、脇士達がかっこいいし、童子がかわいい。
光背の細工が素晴らしい。飛天もいる。

厨子入りの愛染明王(C-1858)
お顔がそれほど怖くなくて、ちょっと優しげ。
厨子の扉の仏さまたちの絵が素敵
平安後期の不動明王(C-1525)・大日如来(C-311)
どれも素敵でした。
今回は鎌倉時代をメインとしている模様。
それにしても鎌倉仏の奥深さに感動しました。
筋肉隆々でもなく、素朴だけでもない、こんなに生き生きとした優雅な仏像があったなんて!
驚きと感動で幸せでした。
総合文化展一覧> 日本美術(本館) >彫刻 作品リスト
https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=6856
菩薩立像
https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=C20
如来立像
https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=C21
文殊菩薩
https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=C23&t=now
十二神将
https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=C15
文殊菩薩騎獅像および侍者立像
https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=C1854
愛染明王坐像
https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=C1858
仏像紹介BOT~善派
https://twitter.com/butsuzobot/status/704987185213079552
善円・善慶・善春
https://kanagawabunnkaken.web.fc2.com/index.files/kihon/bushi/zenen1.html
上がっていた写真のその姿、お顔の優しさ、装飾の美しさに一目惚れしてしまい、
どうしても本物に会いに行きたくなって。
小雨の降る寒い午後、予想通り、人は少なかったです。
ただ、早くも外人のグループがいました。

鎌倉時代の菩薩立像(C-20)
ちょうど玄関にいらした係の方に、
「この仏像はどこにいらっしゃいますか?」
と訪ねると、「すぐそこです」
本館の最初の展示室に入ったすぐの入口にいらっしゃいました。
思ったより小柄で(等身大?)、華奢で、優しい菩薩さまでした。
天女のように纏っている衣の襞が本当に優雅で、冠や胸飾りの細工が大変豪華で繊細で美しく、
目つきや唇も色っぽく、
これは上下の唇にも彩色の上に薄い水晶板をあてる,玉唇とでもいうべき技法を用いていて、
仏師善円(1197-1258)の作風に通ずるものがあるとの解説。
いや、こんなに色っぽい仏像ははじめて見ました。
これが本当に鎌倉時代?
ちょっと衝撃でした。
<善派の仏像は慶派の諸像にみられるような激しさはなく、
面相も体つきも衣文もやさしく女性 的で、張りつめた体躯の質感を丁寧に表現した像が多い>らしい。
いやあ知りませんでした~!

それからなまめかしい如来立像(京都・泉涌寺伝来 C21)
阿弥陀如来立像(伝釈迦如来像)
<像容は中国宋代の仏画に忠実にしたがい,表面には蒔絵装飾をほどこした稀少な作例>とのこと。
ええ~…こんな優雅な阿弥陀さま見たことない~!

ちょっと色っぽい文殊菩薩立像(C23)
これも善円作らしい
確かに雰囲気が似ている

おだやかで優しげな地蔵菩薩(C-332) これも善円風とのこと

可愛らしい運慶系の十二神将の5体(京都・浄瑠璃寺伝来)
(残りの7体は静嘉堂所蔵だそうです)

文殊菩薩騎獅像および侍者立像
(康円作 奈良・興福寺伝来 C-1854)
獅子がかっこいいし、脇士達がかっこいいし、童子がかわいい。
光背の細工が素晴らしい。飛天もいる。

厨子入りの愛染明王(C-1858)
お顔がそれほど怖くなくて、ちょっと優しげ。
厨子の扉の仏さまたちの絵が素敵
平安後期の不動明王(C-1525)・大日如来(C-311)
どれも素敵でした。
今回は鎌倉時代をメインとしている模様。
それにしても鎌倉仏の奥深さに感動しました。
筋肉隆々でもなく、素朴だけでもない、こんなに生き生きとした優雅な仏像があったなんて!
驚きと感動で幸せでした。
総合文化展一覧> 日本美術(本館) >彫刻 作品リスト
https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=6856
菩薩立像
https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=C20
如来立像
https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=C21
文殊菩薩
https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=C23&t=now
十二神将
https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=C15
文殊菩薩騎獅像および侍者立像
https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=C1854
愛染明王坐像
https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=C1858
仏像紹介BOT~善派
https://twitter.com/butsuzobot/status/704987185213079552
善円・善慶・善春
https://kanagawabunnkaken.web.fc2.com/index.files/kihon/bushi/zenen1.html
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