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『鎌倉時代 その光と影』  

大変面白いです~!
ちょっと古い本なのですが、もともと自分の予備知識が少ないので色々と目から鱗でした。
なるほど~。こういう前提があっての新説・最新研究なんですね。

後白河法皇の背景、平家と源氏の台頭の経緯とか、頼朝の背景として母方の実家熱田大宮司家の影響力、
頼朝の優れた政治性とか
後白河法皇を手玉にとった点とか、いや頼朝のすごさがヤバイ、どんだけ裏で工作し交渉・駆け引き・暗躍していたの
天皇制の本質を知り尽くして、とことん有効利用したという

ある時は尊重し、ある時は天狗と罵り、罠を仕掛け、漁夫の利を得、ある時は無視するという変幻自在さ
そうして義仲、平氏、義経、奥州藤原氏を葬り、実に巧妙に守護地頭の設置、東国の支配権を認めさせたという
上総介が葬られたのは、頼朝の東国の独立の放棄に反対したからだと

そして、3人の京都での味方を作る
一条能保(いちじょう よしやす)-源頼朝の同母妹(または同母姉)の婿
九条 兼実(くじょう かねざね)-頼朝が摂政に推す・息子が能保の娘と結婚・慈円は弟
西園寺 公経(さいおんじ きんつね)-能保の娘婿
すごい!その子孫が三寅なのだから!

さらに
時政の後妻・牧の方もやり手だった!
実朝の奥方になった坊門家にも娘を嫁がせていた!
(坊門信清の息子・忠清-実朝の奥方の兄?)
そして実朝の奥方の姉は藤原兼子の養女で、姉と後鳥羽上皇との間に生まれた頼仁親王を兼子が養育していたという。
なので牧の方と兼子は接触していたという
uwaykt2006.jpg

上横手 雅敬 (うわよこて まさたか)
鎌倉時代 その光と影   
歴史文化セレクション 吉川弘文館 2006 (1994初

『謎多い鎌倉時代を、公武関係を中心に、後白河法皇と頼朝、承久の乱、執権政治、得宗専制、人物論、
幕府の滅亡等々に焦点を当て、史実のベールを次々と剥いでゆく。
鋭い指摘と新見解がちりばめられた興趣あふれる好著。』

上横手 雅敬 『北条泰時』
吉川弘文館〈人物叢書〉、1958年
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