fc2ブログ

2023-02-17

トルコ・シリア地震

ああ…耐震設計じゃなさそうだものね。
確かシリアのアレッポでも被害が 出てしましたよね。

「トルコ・シリア地震(トルコ・シリアじしん)は、2023年2月6日にトルコ南東部を震央として発生した地震である。
南隣のシリアにかけて大きな被害が出ており、「トルコ・シリア大地震」とも呼称されている。

同日4時17分(日本時間10時17分)にトルコのガズィアンテプ県とカフラマンマラシュ県の境界付近を震央とする1回目の大きな地震(マグニチュード7.7[1] - 7.8)が発生し、
同日13時24分(同19時24分)にカフラマンマラシュ県のエルビスタン地区で2回目の大きな地震(マグニチュード7.5 - 7.6)が発生した。
トルコとシリアを中心に甚大な被害を及ぼし、7万3千人が死亡した2005年のパキスタン地震に次いで、21世紀以降、6番目に死者の多い自然災害となった。2023年3月20日現在、両国の死者数は計56,000人以上になった。

本震発生からの約1カ月で余震が軽微なものを含め1万1020回起き、判明した被害は倒壊建物がトルコ国内で21万4577棟、シリアは1万棟以上、2000万人以上が被災して(トルコで1300万人以上、シリアで880万人以上)数百万人が避難生活を送っており、被害額はトルコ国内だけで1000億ドルを超えると推定されている。

震源付近はアナトリアプレート、アラビアプレート、アフリカプレートのプレート三重点で、有史以降度々大地震が発生している。これら三つのプレート境界の活構造として、アナトリア‐アラビアでは横ずれ境界の東アナトリア断層、アナトリア‐アフリカでは沈み込み帯のキプロス弧、アフリカ‐アラビアでは拡大境界の死海リフトや紅海リフトなどが形成されている。

今回の地震は、東アナトリア断層南西部、及びチャルダク断層(英語版)に沿った震源断層が活動したと推定される。東アナトリア断層は、完新世の平均変位速度が約11mm/年の左横ずれ断層で、トルコの災害緊急事態対策庁から地震のリスクが最も高いエリアであると見なされており、2020年エラズー地震(英語版)など1998年からマグニチュード6以上の地震が4回起きていた。

第一震(Mw7.7-7.8)は東アナトリア断層南西部に沿った地震と推定されており、アドゥヤマン県からハタイ県にかけて北東-南西走向に左横ずれの断層運動が生じた。最大変位量は7m程度だが、長さ300kmほどにわたって断層破壊を起こした。

第二震(Mw7.5-7.7)はチャルダク断層に沿った地震と推定されており、カフラマンマラシュ県内で東西走向に左横ずれの断層運動が生じた。断層破壊長は100km以上程度だったが、最大変位量は10m程度にもなり、第一震と比べると短く大きな断層破壊を起こした。

今回の地震は2つの活断層が同時にずれ動く「双子地震」であったと分析されている。筑波大学教授の八木勇治も世界各地において観測された地震計のデータを基にして、今回の地震の断層の動きを解析したところ、1回目の地震で、南西からのびる東アナトリア断層帯が1分ほどかけ、北東の方向へ地下の岩盤の破壊が拡大し、長さがおよそ50キロ、およそ10メートルにわたり、大きくずれ動いたとみられるという。
さらに、2回目の地震の際、1回目の地震の震源から100キロほど北に離れている東西に走っている断層が長さがおよそ40キロ、およそ10メートルにわたり、ずれ動いたという。この2つの断層の交わる角度がおよそ30度になっていたことから、「こうした鋭角に並ぶ断層帯で短期間に規模の大きな地震が相次ぐことは珍しい」と指摘している。 」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%9C%B0%E9%9C%87
https://en.wikipedia.org/wiki/2023_Turkey%E2%80%93Syria_earthquake
turco2302bbc.jpg

トルコ南東部で大きな地震、トルコとシリアで計7800人以上死亡
2023年2月6日 更新 2023年2月8日
https://www.bbc.com/japanese/64533839

トルコ大地震 専門家「極めてまれな“双子地震”」
2023年2月7日 筑波大学 八木勇治教授
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230207/k10013973961000.html

トルコ大地震 震源地周辺で最大2m超の地盤変動 国土地理院解析
2023年2月10日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230210/k10013976591000.html

トルコでM7.8の地震 震源は内陸 局地的に強い揺れが襲ったか
02/06 13:35 ウェザーニュース
https://weathernews.jp/s/topics/202302/060105/

turco2302jamstec01.jpg

turco2302jamstec02.jpg

2023年2月6日にトルコ南東部で発生した地震 02/08 - 海洋研究開発機構(JAMSTEC)
海域地震火山部門 地震津波予測研究開発センター
山本 揚二朗 副主任研究員
https://www.jamstec.go.jp/j/pr/topics/column-20230208/

2023年2月6日トルコ南部の地震-東京大学地震研究所
https://www.eri.u-tokyo.ac.jp/news/18454/

M 7.8 - Pazarcik earthquake, Kahramanmaras earthquake sequence
M 7.8 - パザルチク地震、カフラマンマラス地震シーケンス
2023-02-06 01:17:34 (UTC)37.226°N 37.014°E10.0 km depth
アメリカ地質調査所 (2023年2月6日). 2023年2月13日
https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/eventpage/us6000jllz/executive

M 7.5 - Elbistan earthquake, Kahramanmaras earthquake sequence
M 7.5 - エルビスタン地震、カフラマンマラス地震シーケンス
2023-02-06 10:24:48 (UTC)38.011°N 37.196°E7.4 km depth
アメリカ地質調査所(2023年2月13日閲覧)
https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/eventpage/us6000jlqa/executive

Kahramanmaras Depremleri_ On Degerlendirme Raporu.pdf”. トルコ災害緊急事態管理局. 2023年2月13日
カフラマンマラシュ地震 予備評価報告書
https://deprem.afad.gov.tr/assets/pdf/Kahramanmaras%20%20Depremleri_%20On%20Degerlendirme%20Raporu.pdf
スポンサーサイト



comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

アシーン

Author:アシーン
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード