2018-01-08

最近の日本史ネタ本

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南北朝
日本史上初の全国的大乱の幕開け (朝日新書)
林屋辰三郎
朝日新聞出版 (2017
<東北から九州まで日本全土を巻き込んだ史上初の全国的大乱は、
やがて「応仁の乱」の萌芽となり、戦国時代へと連なる一大変革期となった。

この内乱の推移を、南朝方の結城宗広、楠木正成、後村上天皇、北朝方の足利尊氏、
佐々木道誉、足利義満に焦点をあてて平易な文章で綴った「南北朝」入門書の決定版。

後醍醐天皇―古代律令国家再現を夢見た異形の帝。
楠木正成―南北朝随一の軍略家の栄光と悲劇。
足利尊氏―“逆臣”と呼ばれた室町幕府創設者の真実。
佐々木道誉―傲岸不敵な婆娑羅大名の典型。
足利義満―国内統一を成し遂げ、「日本国王」を称する。
かつてない大乱の全体像と当時を生きた人物の息づかいまでもが手に取るようにわかる一冊!

林屋/辰三郎
1914年石川県生まれ。京都大学文学部国史専攻卒業。
立命館大学教授、京大人文科学研究所教授・所長、
京都国立博物館長等を歴任、京都市史編纂に従事。98年逝去>

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兼好法師 - 徒然草に記されなかった真実
小川 剛生 (中公新書)2017
<兼好は鎌倉時代後期に京都・吉田神社の神職である卜部家に生まれた。六位蔵人・左兵衛佐となり朝廷に仕えた後、出家して「徒然草」を著す――。この、現在広く知られる彼の出自や経歴は、兼好没後に捏造されたものである。著者は同時代史料をつぶさに調べ、鎌倉、京都、伊勢に残る足跡を辿りながら、「徒然草」の再解釈を試みる。無位無官のまま、自らの才知で中世社会を渡り歩いた「都市の隠者」の正体を明らかにする。
国文学者。慶應義塾大学教授。専攻は中世和歌史。
『足利義満 公武に君臨した室町将軍』中公新書 2012年
『新版 徒然草 現代語訳付き』角川ソフィア文庫 2015年>

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山岳信仰 - 日本文化の根底を探る
鈴木 正崇 (中公新書)2015
<山岳信仰の歴史をたどり、修験道の思想と修行を概説し、出羽三山[山形県] 、大峯山 [奈良県] 、英彦山 [福岡県・大分県]ほか八つの山を詳解する第一人者による待望の案内書。
富士山 [山梨県・静岡県] /  立山 [富山県] / 恐山 [青森県] / 木曽御嶽山 [長野県・岐阜県] / 石鎚山 [愛媛県] >

鈴木 正崇
慶應義塾大学名誉教授
1949年東京生まれ。山岳信仰と修験道、祭祀や芸能の調査研究を1973年以来継続してきた。日本山岳修験学会会長、日本宗教学会常務理事、日本印度学仏教学会理事を務める。
日本関係の主な著作に『山と神と人-山岳信仰と修験道の世界』(淡交社 1991年)
『神と仏の民俗』(吉川弘文館 2001年)
『女人禁制』(吉川弘文館 2002年)などがある。
海外ではスリランカ、中国貴州省、南インドを調査地とする。
『スリランカの宗教と社会-文化人類学的考察』(春秋社、1996、慶應義塾賞)、
『ミャオ族の歴史と文化の動態ー中国南部山地民の想像力の変容ー』(風響社、2012、木村重信民族藝術学会賞)ほか
『中国南部少数民族誌-海南島・雲南・貴州』(三和書房 1985年)
『祭祀と空間のコスモロジー-対馬と沖縄』(春秋社 2004年)
『東アジアの民族と文化の変貌ー少数民族と漢族、中国と日本ー』(風響社 2017年)

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蒙古襲来と神風 - 中世の対外戦争の真実
服部 英雄 (中公新書) 2017
<鎌倉中期、日本は対外戦争を経験する。二度にわたる蒙古襲来(元寇)である。台風が吹き、文永の役では敵軍が一日で退散し、弘安の役では集結していた敵船が沈み、全滅したとされる。だが、それは事実なのか。本書では、通説の根拠となった諸史料の解釈を批判的に検証。戦闘に参加した御家人・竹崎季長が描かせた『蒙古襲来絵詞』ほか、良質な同時代史料から真相に迫る。根強い「神風史観」をくつがえす、刺激に満ちた一冊。

服部/英雄
1949年(昭和24年)、名古屋市に生まれる。東京大学文学部国史学科卒業。同大学大学院人文科学研究科修士課程修了。博士(文学)。東京大学文学部助手、文化庁文化財保護部記念物課調査官、九州大学大学院比較社会文化研究院教授などを歴任。現在、くまもと文学・歴史館館長。九州大学名誉教授。『景観にさぐる中世』(新人物往来社)で角川源義賞、『河原ノ者・非人・秀吉』(山川出版社)で毎日出版文化賞を受賞>

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<前著『蒙古襲来』(山川出版社)(2014)と比較
前著は500ページを超す研究書で、内容も盛りだくさんでした。今回はあらすじを追い、わかりやすくし、『蒙古襲来絵詞』(九州の御家人の竹崎季長が描かせた絵巻)の分析も2度の戦いに即して、流れを追って説明しています。前作では気づいていなかった論点をいくつも盛り込みました。両方を読んでくださった方は、読んだ印象が全然違ったと言っています。具体的な違いはあとがきの末尾に書きました。それぞれの本の役割が違っています。>http://www.chuko.co.jp/shinsho/portal/103512.html

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河原ノ者・非人・秀吉
服部 英雄
山川出版社 (2012
<差別に耐えながらも社会の重要な役割を担い、誇りを持って生きてきた人びと。中世の被賤視民を対象として差別の歴史を叙述。フィールド調査と史料の読み直しによって、被差別民の新たな活動と役割を明らかにする。また、非人の世界に身を置きながら関白にまで昇りつめた秀吉を賤の視点からとらえ直す。秀頼非実子説にたって、関係史料を見直す。 >

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『北条氏康の妻 瑞渓院』
黒田基樹著  平凡社 2017
<名門今川家の出にして、関東最大の戦国大名・北条氏康の正妻。彼女を中心とした婚姻関係が北条家の動向に及ぼした影響をたどる。
大名家の正妻の在り方を問い直す。名門今川家で寿桂尼の子として生まれ、北条氏康に嫁いだ女性。その生い立ちは、関東最大の大名北条家の歩みにどう影響をしたのか。当主中心の歴史とは異なる視点から、戦国大名家の具体像に迫る。 >
<通常戦国の社会通念の権化みたいに言われている武田信玄が、
実は当時の社会通念から相当逸脱した思考の持ち主ではないか、という所が、
社会通念逸脱の権化のように言われていた信長が
今や常識良識の権化の如く言われているのと合わせて実に面白い>
https://twitter.com/1059kanri/status/948894032603750400

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日米開戦の真実
佐藤 優 – 2011(小学館文庫)
真珠湾攻撃直後のNHKラジオでの連続講演をもとに、一九四二年一月に出版された大川周明著の『米英東亜侵略史』は、アメリカの対日政策の分析において、客観的および実証的なものだった。なぜ日本は対米英戦争に踏み切ったのか。アメリカの「太平洋制覇」戦略、執拗な満蒙への介入、イギリス植民地政策の実態などを緻密に分析し、「戦わねばならぬ理由」を大川周明は導き出していた。現在の地盤沈下する日本国家そして日本人が抱える外交政策の困難な問題を克服するヒントは過去の歴史にあるとの認識から、著者が『米英東亜侵略史』を丁寧に読み解く

人たらしの流儀
佐藤 優 PHP研究所 (2011
国家の重責を担い外交の最前線で闘った佐藤優氏の情報収集法、読書術、
人脈構築と活用法といったノウハウをビジネスマンに伝授。
意のままに情報を引き出し、活用し、相手を虜にする!「知の怪人」が国
家の重要局面で体得してきた対人術の要諦。

2017-12-21

イスタンブル交易圏とイラン

イスタンブル交易圏とイラン―世界経済における近代中東の交易ネットワーク
坂本 勉【著】
慶応義塾大学出版会(2015/
<近代以降にイスタンブルを中心に形成されイランにまで広がった交易圏。本書はこの地域を主題に国境を越えた経済圏の問題を考察する。

近代以降にイスタンブルを中心に形成され、イランにまで広がった大規模な交易圏。本書はこの地域を主題に、国境を越えた経済圏の問題を考察する。
非ムスリム商人、イラン商人、そして新たに参入してきたヨーロッパ商人たちの移動、交易と拮抗の実態、そして綿製品、絹、タバコ、ペルシャ絨毯などの商品流通の自律性を明らかにし、ヨーロッパの資本主義経済の影響にさらされた交易圏が、自らを再編成しながら今日まで力強く生き延びた理由を比較関係史の観点から解き明かす。>
https://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766422078/
https://www.keio-up.co.jp/np/detail_contents.do?goods_id=2981

2017-12-01

バルカン史

ビザンツ史のほんを探していたら、
バルカン史の本に行き当たり…
坂口尚氏の「石の花」にたどり着いてしまった…

バルカン―「ヨーロッパの火薬庫」の歴史
マーク・マゾワー
/井上廣美・訳
(中公新書) – 2017
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<南東ヨーロッパに位置するバルカン半島。
オスマン帝国時代、住民の多くを占める正教徒たちは平和裡に暮らしていた。
19世紀、帝国が衰退すると、彼らは民族意識に目覚め、ギリシャ、セルビア、ブルガリアなどが独立を果たす。
だがそれら新興国家に待ち受けていたのは、欧州列強の思惑と果てなき民族対立だった。
ユーゴ紛争とともに20世紀が終わるまでを描いた、いま最も注目される歴史家の名著を翻訳。
監修・村田奈々子。>
http://www.chuko.co.jp/shinsho/2017/06/102440.html

< 20世紀のヨーロッパ史について幅広く論じた『暗黒の大陸』をはじめ、
『国連と帝国』、『国際協調の先駆者たち』といった著作で知られる
歴史学者マーク・マゾワーの本が中公新書から登場。
 この『バルカン』の原著は17年前の2000年に書かれた本で、
もともと近代ギリシャ史を研究していたマゾワーがユーゴスラビア内戦を受けて書いた本>
http://blog.livedoor.jp/yamasitayu/archives/52180228.html

「暗黒の大陸:ヨーロッパの20世紀」なども書いている
マーク・マゾワーが、バルカンの歴史をまとめあげた一冊。
新書でマゾワーの著作が読めるというのはありがたい。

しかし、バルカンのオスマンとの関係、宗教が重要なファクターだったこと、
半ば外部とのパワーバランスで作られてしまったともいえるネイションと民族の絡み合い、等、
その背景の要因はある程度分かるものの、他の方も書いているようにバルカンの複雑さが分かったという気分はしない。

小著にまとめているから、というのもあるであろうが、
恐らくヨーロッパの人を念頭に置いて書いているために、
想定される読者の予備知識が日本人のそれとは大きく異なるのが遠因ではないか、という気がする。

少なくとも私には、バルカンは「一触即発の火薬庫」という認識はあれど、
筆者が声高に否定する「暴力的で残忍な民族」という印象はない。>
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RMGAQ7795JV63/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=4121024400

<バルカンという地域は、基本的にはヨーロッパでありながらも
ビザンチン(東ローマ)帝国の支配が約1000年
それに続くオスマントルコの支配が約500年にわたったところ。
よって支配的宗教は東方正教とイスラム。

本文よりもむしろ村田奈々子氏が書かれた末尾の解説
「マーク・マグワー『バルカン』改題」がより本書の本質を突き的を得ていると感じました。
ついでながら、実は日本人によって書かれた優れたバルカンについての著作があります。
それはのちに首相を務めた外交官・芦田 均氏が戦前の1939年に書かれた
「バルカン」(岩波新書、赤27、1992年第5刷)です。
戦前の日本人でこの地域に注目していた人がいたことに驚かされます。>
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2UVMAGGPWYWVZ/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=4121024400

<オスマン帝国期から2000年までを扱うバルカン通史。
バルカンの名の由来ともなった地形から説き起こし、
オスマン帝国支配下での諸宗派共生を経て、
帝国の弱体化・列強の介入・ナショナリズム勃興による Nation State 成立、
大戦後のイデオロギーを軸とする東西冷戦期・工業化推進の後、
共産圏崩壊を契機とする主に旧ユーゴスラヴィア地域での(民族性による)再細分化の過程を描き、
最後に、西欧で一般に理解されていたバルカンの「暴力性」の当否への検討をもって締め括っている。

尚、本書(邦訳)とほぼ同じ時期に出版され、旧オスマン帝国領の別地域のほぼ同様の時代を扱う
「世界史リブレット オスマン帝国治下のアラブ社会」や、
フィクションではあるものの時代背景の肉付けに大いに役立つノーベル文学賞対象作「ドリナの橋」も合わせて読むと、
全体像の理解を深めることができるのではないかと思う。>
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R3G7YI821QUKP7/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=4121024400

<本書の巻頭に7枚の地図が掲げてある。
1.バルカン地形図
2.オスマン帝国 1550年ごろの地図
3.バルカン半島 1870年ごろの地図
4.バルカン半島 1910年ごろの地図
5.バルカン半島 1930年ころの地図
6.バルカン半島 1950年ごろの地図
7.バルカン半島 2000年ごろの地図
私は本書を読みながら、国名や地名が出てくると地図を探しながら読んでみたが、
それでもセルビアと言う国はどこにも発見できなかったし、
モルドヴァやボスニア=ヘルツェゴヴィナなどは最後の地図にしか発見できなかった。

本書の最後に翻訳者の村田奈々子氏の「解題」が載っているが、これを読むのが一番分かり易い。
やはり同じ日本人だなと感じる。
この中で一番共鳴できる文章を引用しておきます。

「本書は、バルカンの歴史に詳しくない読者にはやや難解に思えるかもしれない。
必ずしも時系列で出来事が語られるわけでもなければ、
今日のバルカン諸国の枠組みごとに記述されているわけでもない。
時代的に前後したり、地理的に大きく話が飛んだりすることもある。」

として、「日本のバルカン研究者による書籍を一読することをお勧めする。」とある。
嗚呼、最初から翻訳書など読まなければよかったんだ。>
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1FG4ER0YW3YB7/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=4121024400

マーク・マゾワー(Mark Mazower)
1958年生まれ。コロンビア大学教授。
歴史学、特にギリシャを中心とするバルカン近代史、20世紀ヨーロッパ史、国際関係史を専門とする。
『暗黒の大陸――ヨーロッパの20世紀』(中田瑞穂・網谷龍介訳、未來社、2015年)
邦訳に『国際協調の先駆者たち――理想と現実の200年』(依田卓巳訳、NTT出版、2015年)、
『国連と帝国――世界秩序をめぐる攻防の20世紀』(池田年穂訳、慶應義塾大学出版会、2015年)。
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624112059
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%BE%E3%83%AF%E3%83%BC

村田 奈々子 東洋大学教授
専門分野:近現代ギリシアおよび東地中海地域の歴史と文化
書籍等出版物 学問としてのオリンピック 共編者 山川出版社 2016
          物語  近現代ギリシャの歴史 村田奈々子 中央公論新社 2012
          世界歴史の旅 (分担執筆オスマン帝国支配下のギリシア、近代国民国家ギリシアの苦闘 ) 2005
          バルカンを知るための65章(分担執筆ギリシア内戦と冷戦、バルカンの中のヨーロッパ 他)明石書店 2005
          ギリシア史 (新版 世界各国史)  共著(近代のギリシア)山川出版社 2005
          ギリシアを知る事典  共著(女性たちのレジスタンス、移民でみるギリシア 他)東京堂出版 2000
http://www.toyo.ac.jp/prof/0000216033.html
http://ris.toyo.ac.jp/profile/ja.edc2ffb6341b37ae52492d0c9f7e633e.html

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物語 近現代ギリシャの歴史 - 独立戦争からユーロ危機まで
村田 奈々子

(中公新書) – 2012
<オスマン帝国の支配、列強の領土干渉、
そしてヨーロッパ文明を開いた偉大な過去に振り回される、ギリシャの一五〇年を振り返る。
ヨーロッパ文明揺籃の地である古代ギリシャの輝きは、
神話の世界そのままに、人類史の栄光として今も憧憬の的であり続けている。
一方で現在のギリシャは、経済危機にあえぐバルカンの一小国であり、EUの劣等生だ。
オスマン帝国からの独立後、ギリシャ国民は、偉大すぎる過去に囚われると同時に、
列強の思惑に翻弄されてきた。
この“辺境の地”の数奇な歴史を掘り起こすことで、彼の国の今が浮かび上がる。 >
http://www.chuko.co.jp/shinsho/2012/02/102152.html

そうか。ギリシアもビザンツ・トルコ領だったのよね。

というわけで、<日本のバルカン研究者による書籍>を
探してみました。
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バルカン史 (世界各国史)
柴 宜弘 (編集)

山川出版社; 新版 1998
<バルカン地域の歴史を先史時代から現代にいたるまでたどった、わが国はじめての通史>
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図説 バルカンの歴史
柴宜弘
(著)
(ふくろうの本) 河出書房新社– 2015(2001年/改訂新版, 2006年/増補改訂新版, 2011年)
<「ヨーロッパの火薬庫」ユーゴ解体、コソヴォ独立…多様で平和な地域を求めて。
錯綜する民族と国家、繰り返される戦いと共存の歴史を詳細にたどるビジュアル・バルカン史、決定版! >

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ユーゴスラヴィア現代史
柴 宜弘

(岩波新書) – 1996

柴 宜弘 (シバ ノブヒロ)

<1946年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。
城西国際大学特任教授、東京大学名誉教授。
専門は東欧地域研究、バルカン近現代史。
編著に『バルカン史』『バルカンを知るための65章』など。>
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309762357/

<1975~77年、ベオグラード大学哲学部歴史学科留学 
(その他の)著書 『ユーゴスラヴィアの実験――自主管理と民族問題と』(岩波書店, 1991年)
                                (岩波ブックレット―シリーズ東欧現代史 4)
   『ユーゴスラヴィアで何が起きているか』(岩波書店, 1993年)(岩波ブックレット)
   『バルカンの民族主義』(山川出版社, 1996年)(世界史リブレット)
訳書
I・T・ベレンド, Gy・ラーンキ
       『ヨーロッパ周辺の近代――1780-1914』(刀水書房, 1991年)
デイヴィッド・マッケンジー
       『暗殺者アピス――第一次世界大戦をおこした男』(平凡社, 1992年)
トム・ストライスグス
       『アルバニア』(国土社, 2002年)

漫画家の坂口尚とは小学校時代の同窓であり、
第二次世界大戦下のユーゴスラヴィアを舞台にした坂口の作品「石の花」
の制作にあたって考証に協力、また同作品の単行本には、
作品の時代背景(ユーゴ現代史)についての解説を執筆している>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B4%E5%AE%9C%E5%BC%98

石の花 (坂口尚
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E3%81%AE%E8%8A%B1_(%E5%9D%82%E5%8F%A3%E5%B0%9A%E3%81%AE%E6%BC%AB%E7%94%BB)

そうだったんですか!
びっくりしました!

色々と面白そうな本も翻訳していますねぇ。

2017-11-24

ビザンツ史

「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム」を見て、
対岸というか、オスマン以前のビザンツについてもリストアップ メモ

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ビザンツと東欧世界 世界の歴史〈19〉
鳥山 成人
(とりやま しげと)
講談社 (1978

鳥山 成人 北海道大学名誉教授。ロシア史を研究
北海道大学スラブ研究センター

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ビザンツとロシア・東欧
世界の歴史―ビジュアル版〈9〉
森安 達也
(著) 講談社 (1985

東京大学教養学部教授。
1974年〜76年、ワルシャワ大学東洋学研究所講師、専門はスラブ文献学、キリスト教史。
『永遠のイコン――ギリシア正教』(共著、淡交社)、
『キリスト教史3――東方キリスト教』(山川出版社)、
『神々の力と非力』(平凡社)。
訳書にモンテイユ『ソ連がイスラム化する日』(中央公論社)、
ジフコヴァ『カザンラク壁画古墳』(恒文社)、『バルカンの民話』(共訳編、恒文社)その他。

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世界の歴史〈11〉ビザンツとスラヴ
井上 浩一 (著), 栗生沢 猛夫 (著)

中央公論社 (1998/(中公文庫) – 2009

井上浩一
大阪市立大学大学院文学研究科教授。専攻はビザンツ帝国の政治と社会。
皇帝・貴族から農民・市民にいたる諸階層が織りなす歴史の解明をめざしている

栗生沢猛夫(くりうざわ たけお)
北海道大学名誉教授。専攻はロシア中世史

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生き残った帝国ビザンティン
井上 浩一
(著)
(講談社[講談社現代新書], 1990年/
(講談社学術文庫 1866) – 2008
<ローマ皇帝の改宗からコンスタンティノープル陥落まで
「奇跡の1000年」興亡史>

井上 浩一
『ビザンツ皇妃列伝 憧れの都に咲いた花』
(筑摩書房, 1996年/白水社[白水Uブックス], 2009年)
<8人の皇妃の生涯とともにビザンツ帝国史の節目となる時代を鮮やかに照らし出し、
ビザンツ帝国の歴史の醍醐味を満喫できる本>


井上 浩一
『ビザンツ 文明の継承と変容』
(京都大学学術出版会[学術選書], 2009年)


2017-11-23

トルコ歴史

「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム」を見て、
ちょっとトルコ史を勉強しなおそうかなぁと
リストアップ メモ

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護 雅夫(1921-1996)古代東洋史(中央アジア・突厥民族研究)
『古代遊牧帝国』(中公新書, 1976年)
『人間の世界歴史(7) 草原とオアシスの人々』(三省堂, 1984年)
『古代トルコ民族史研究(全3巻)』(山川出版社, Ⅰ 1967年(数度新版)、Ⅱ 1992年、Ⅲ 1997年)
古代トルコ民族の起源をさぐる

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大島 直政(1942- 1995)トルコ文化・トルコ語研究者
トルコ歴史紀行―文明の十字路・4000年のドラマ
自由國民社 (1986/03)
ヒッタイト王国からオスマントルコを経てケマルパシャの登場まで

2012-07-07 トルコ歴史紀行

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鈴木 董
『オスマン帝国―イスラム世界の「柔かい専制」』

([講談社現代新書] 1992年)
前期〜中期オスマンの歴史
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鈴木 董
オスマン帝国の解体
―文化世界と国民国家
(ちくま新書) 2000年

鈴木 董
オスマン帝国とイスラム世界
東京大学出版会– 1997
<オスマン帝国の政治社会史と、それを踏まえた比較史研究による論文集。>

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新井政美
『オスマン vs. ヨーロッパ』
講談社選書メチエ、2002年
<オスマン・トルコの通史にとどまらず、
バルカン半島を征服してウィーンを2度も包囲するトルコの脅威に対して
西ヨーロッパがどのように対応し、何を学びあるいは利用し、
そして自らを近代化させて立場を逆転させるようになったか>
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RURYXMV32ZLO6/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=4062582376

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林佳世子
『オスマン帝国500年の平和』
講談社〈興亡の世界史10〉、2008年/講談社学術文庫、2016年

三橋 富治男 (著) ミツハシ フジオ
オスマン帝国の栄光とスレイマン大帝 (清水新書 (010)) – 1984 清水書院
(スレイマン大帝―オスマン帝国の栄光 (1971年)
 (センチュリーブックス―人と歴史シリーズ〈東洋 23〉) 清水書院 )


三橋 富治男( 1909年)
オスマン=トルコ史論 (1966年) (ユーラシア文化史選書〈8〉 吉川弘文館
トルコの歴史―オスマン帝国を中心に (1964年) (紀伊国屋新書)
トルコの歴史 (世界史研究双書) 単行本 – 1991/1
トルコの歴史―オスマン帝国を中心に (精選復刻紀伊国屋新書) 単行本 – 1994

トルコ現代史 - オスマン帝国崩壊からエルドアンの時代まで
今井 宏平 (著)
(中公新書 2415) 新書 – 2017/1/17

オスマン帝国六〇〇年史 三大陸に君臨したイスラムの守護者 (ビジュアル選書)
設樂 國廣 (監修), 齊藤 優子 (その他)
KADOKAWA/中経出版 (2014
<現在のトルコに誕生し、アジア・アフリカ・ヨーロッパに君臨した
オスマン帝国のおよそ600年にわたる歴史をオールカラーで追う。
歴代スルタンの肖像を数多く掲載した、見て楽しめるオスマン帝国本の決定版>
<オスマン帝国の全てのスルタンについて書かれた本は珍しいかと思う。>
SHIDARA Kunihiro 専攻、オスマン朝史、トルコ共和国史。現在、立教大学名誉教授、東洋文庫研究員

ケマル・アタテュルク―トルコ国民の父
(世界史リブレット人)
設樂 國廣
山川出版社– 2016

ハプスブルクとオスマン帝国-歴史を変えた<政治>の発明
河野 淳 (著)
(講談社選書メチエ) – 2010
河野/淳
1974年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大学大学院修士課程修了。
オーストリア政府給費留学生としてウィーンへ留学。ウィーン大学大学院博士課程修了(Dr.phil.)。
現在、早稲田大学等で非常勤講師。専攻は近世ヨーロッパ史(主な研究対象はドイツ、オーストリア、クロアチア)(
<「トルコの脅威」が近代ヨーロッパを生んだ
圧倒的軍事力を誇るオスマントルコから、いかにヨーロッパを防衛するか?
最前線に立たされたハプスブルクが取った対抗策─
─それは情報を収集し、バラバラな諸侯をデータを挙げて説得して糾合する一方、
民衆を反トルコプロパガンダで動員することだった。>

トルコに関する参考文献(日本語) - 東京外国語大学
http://www.tufs.ac.jp/common/fs/asw/tur/aboutTurkey/kitap_makale_japonca.htm
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